サイド6(リーア)→新サイド5
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「サイド (ガンダムシリーズ)」の記事における「サイド6(リーア)→新サイド5」の解説
L4点付近にある。一年戦争序盤に中立宣言を行ったサイドで、当時は独自の通貨も発行している。戦後のコロニー再生計画により、名称がサイド5に改められている。 宇宙世紀0079年1月17日に中立を宣言し、ジオン公国、地球連邦どちらの戦争行為にも加担しない事を両陣営に伝えている。それ以降、戦争には(表向き)巻き込まれていない。開戦前にジオン公国政府と密約が結ばれていたともいわれており、当初はジオン寄りの態度であるが、戦局の変化に伴い連邦寄りへと態度を変化させ、終盤には極秘に連邦軍の実験施設まで作られている。当時の首相はランク・キプロードン。 サイド6が中立を維持できたのは軍事力ではなく、政治力と工業力によるところが大きいとされる。陣営を問わず、各地の政財界や軍部など各界の首脳とその子供が多く住んでおり、ここを攻めることは自陣営の内部崩壊をもたらしかねない。また、もともと商工業が盛んであるため両陣営に武器の部品類などを輸出し、コロニー落としにより耕作地が減少した連邦に対しては農作物も輸出している。 漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』では、宇宙世紀0169年に複数存在する主人公のホームグラウンドとなっている。 8バンチ / パルダ (Palda / Parda) 『機動戦士ガンダム』第33、34話に登場。同作品では名称は「パルダ・ベイ」と宇宙港の名として台詞に出てくるのみだが、小説版ではコロニー自体の名称としても使用されている。バンチ(「第八番のコロニー」と表記)も小説版による。 ホワイトベースが立ち寄ったコロニーで、アムロ・レイと父テム・レイとの再会、またアムロとララァ・スン、そしてシャア・アズナブルが初めて直接対面している。さらにミライ・ヤシマが婚約者のカムラン・ブルームと再会している。 小説版では、フラナガン機関がオフィス・ビルの一室にある。 27バンチ 漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』に登場。作品冒頭にMS数機の盗賊団に襲撃されて気密が破壊されてしまうが、タガナス・タヤカの出資で再建工事が行われている。 28バンチ / ユピテル 漫画『機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル』に登場。マリー・アルベルティア率いる海賊たちに拾われたアスナ・エルマリートが、同じく海賊のメンバーのユーナとともに買い出しに訪れている。 アガルタ 小説『機動戦士ガンダム MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』に登場。宇宙世紀0080年に元ジオン公国軍人で傭兵のディーン・ウェストが一年戦争による難民のために買い上げ、「サリードI」の隣に移送されるが代金が支払えず、肩代わりしたカルロ・サリードの管轄となる。連邦軍高官ドミニク・アレストの口利きにより、失職者の働き口として製薬会社の工場が建設されるが、同時期に本コロニーを中心に「アガルタ風邪」が流行する。悪事が明らかになったドミニクがルナタンクで無差別砲撃をおこないコロニーは崩壊(表向きは老朽化によるものとされる)、その際に近隣を航行していた連邦軍、ジオン共和国軍および民間の艦船により住民は全員救助されており、「アガルタの奇跡」と呼ばれる。 アガルタII 『MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』に登場。宇宙世紀0081年に「アガルタ」の元住民が移住する。ディーン・ウェストが再び買い上げたコロニーだが、代金の半分はカルロ・サリードへの借金である。 ウクライナ (Ukraina) OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に名称のみ登場。「リボー」の港の"Domestic Air Lines"(国内線)発着の案内に表示されている(英文)。 オンタリオ (Ontario) 『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に名称のみ登場。同上。 カミイグサ (Kami-Igsa) 『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に名称のみ登場。同上。 サリードI 『MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』に登場。サイド6の辺縁部に位置する。闇の商人カルロ・サリードのプライベート・コロニーだが、通常のコロニーと同様に一般居住区や商業地区がある。宇宙世紀0081年にザンジバルII級機動巡洋艦を旗艦とする元ジオン軍海兵隊の宇宙海賊の襲撃を受けるが、交渉により被害を免れる。 ニュー・マディラ (New Madera) 書籍『アナハイム・ジャーナル』に登場。宇宙世紀0084年7月に初のプチ・モビルスーツによる合法レースが開催されている。 ネオ・テキサス 漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』に登場。宇宙世紀0153年に、ザンスカール帝国軍に制圧された「ミート・オブ・トゥーン」を奪還するため、軍を派遣する。 フランチェスカ (Francheska / Franchesca) OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に名称のみ登場。「リボー」の港の国内線発着の案内に表示されている(英文)。 宇宙世紀0048年の第2次観光コロニー開発計画によって立案され、0052年に完成。南国を模したリゾート・コロニーで、海洋エリアが70パーセントを占めており、マリン・スポーツや海洋生物の観察が楽しめるが、フランチェスカに向かう女性(酒をあおった後、別れた彼氏に電話している)いわく「フランチェスカなんて最低のコロニーじゃない」と言っている。 リボーとの正確な距離は不明であるが、ルビコン作戦に失敗したバーナード・ワイズマンが逃亡のためチケットを買った際には、520ハイトを請求されている(ウィスキーの水割り1杯は5ハイト3クール)。 『機動戦士ガンダムUC』では、タクヤ・イレイが毎年恒例の家族旅行で訪れる先として言及している。 ミート・オブ・トゥーン 『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』に登場。資源採掘コロニーで、採掘衛星にコロニー・シリンダーを2つ接続した形状が「まんが肉」を彷彿とさせるのが名称の由来。宇宙世紀0153年に、ザンスカール帝国軍のキゾ中将率いる部隊に制圧されるが、木星共和国の特殊部隊や「ネオ・テキサス」の軍隊、レジスタンスらによって奪還される。同作品の主人公フォント・ポーの両親が住んでおり、彼自身も一時住んでいたことがある。 リボー (Ribo) OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場。作中の主な舞台であり、主人公アルフレッド・イズルハの暮らすコロニー。地球連邦軍が極秘に基地を設けてガンダムNT-1の実験場としており、その破壊を目的とするジオン特務部隊の「ルビコン作戦」によって死者246名、重軽傷者572名を出している。 小説・OVA・漫画『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』では、第二次ネオ・ジオン抗争終結後にダントン・ハイレッグとアルレット・アルマージュがクリーニング屋を経営している。 (タガナスのコロニー群) 漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』に登場する8基のコロニー群。「戦う穀物王」「鋼鉄の農夫」の異名を持つタガナス・タヤカの所有するコロニーだが、コロニー1基辺りの住人を5000人以下に抑えることで広大な農地を確保し食料を生産・販売することで莫大な利益をあげている。 タガナス自身は父親から受け継いだ財産を守ることを主眼に置いていたが、運び屋アッシュ・キングから2000人の女児を預かったことをきっかけに規模の拡大を図ることとなる。
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