サイド5(ルウム)→新サイド4(フロンティア)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 23:15 UTC 版)
「サイド (ガンダムシリーズ)」の記事における「サイド5(ルウム)→新サイド4(フロンティア)」の解説
地球と月の間のL1点付近にある。一年戦争の緒戦でルウム戦役と呼ばれる大艦隊戦が行われ、ほとんどのコロニーが壊滅している。ミラー調節不能ながらも気密性を保った唯一のコロニー「テキサス」は、両軍とコロニー公社との協議により、非武装・非交戦地帯に指定される[要出典]。この事からこの宙域は「テキサスゾーン」とも呼ばれる。 一年戦争後、旧サイド5付近の暗礁宙域にジオン残党軍であるデラーズ・フリートが自らの本拠地茨の園を築いている。 コロニー再生計画によって、名称がサイド4に改められている。その後長らく放置されるが、宇宙世紀0110年代から再建計画が実行される。この頃から「フロンティア・サイド」と呼ばれ、新技術のコロニーが建造されて開拓者の入植も激しい宙域となり『機動戦士ガンダムF91』の主要な舞台となった。0220年代を舞台とする『G-SAVIOUR』でも「サイド4」として存在が確認できる[要出典]。 11バンチ / ワトホート (Wathole) 書籍『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』に登場。ジオンが本コロニーを使って第2次ブリティッシュ作戦を画策したことから、ルウム戦役が発生する。 25バンチ / アリゾナ (Arizona) 『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』掲載の高橋昌也の小説「THE FIRST STEP」に登場。内部は砂漠化しており、一年戦争後に連邦軍がジオン共和国から接収したMSがモスボール状態で保存されている。 27バンチ 『機動戦士Ζガンダム』第25話に登場。0087年8月24日、無人のまま放置されていたところをティターンズによって核パルス・エンジンが設置され、月面都市グラナダへのコロニー落とし作戦に使用される。しかし、エゥーゴの抵抗によりグラナダより180キロメートル離れた地点に落着する。 31バンチ 漫画『機動戦士ガンダム バンディエラ』に登場。暗礁宙域と化しているが、連邦軍が巨大スタジアムの跡地を物資一時保管施設として利用している。 首都バンチ / ミランダ (Miranda) 漫画・OVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場。劇中ではルウム戦役直前の連邦派とジオン派の住民の衝突や、セイラ・マスがミランダ中央病院に勤務している様子、ジオン派の住民が脱出する様子、ルウム戦役後も病院が機能している様子などが描かれている。 USJ-7 『機動戦士ガンダムF91』に登場。外壁に "USJ-7" と記されているが、0123年時点では廃コロニーになっている。 インゼル 漫画『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』に登場。建設中に放棄されたコロニーで、ビルダー部分を長い間宙賊が占拠しており、0115年に特務部隊「ファステストフォーミュラ」によって排除がおこなわれる。 インダストリアル7 『機動戦士ガンダムUC』に登場。旧サイド5宙域に設置された密閉型工業用コロニーであるが、管理・運営はアナハイム・エレクトロニクスが直接おこなっている独立したコロニーである。0096年時点では未完成で、コロニービルダー「メガラニカ」によって拡張・造成の最中である。アナハイム関連企業があるほか、新兵器開発の秘密工場が置かれており、ユニコーンガンダムが極秘裏に開発されている。 テキサス 『機動戦士ガンダム』に登場。テキサス州を模倣した観光コロニーであるが、一年戦争の長期化に伴い軍事的価値の判断から連邦・ジオン共に見捨てており、そのため太陽光を吸収するコロニーのミラーが働かずコロニー内部は荒廃している。 第37-38話で、ホワイトベースがソロモン戦の後にジオン残存艦の駆逐のためにこの地を訪れる。同時期にシャアのザンジバルも、ゲルググの受け取りとララァ・スンの最終調整のためにテキサスコロニーに入港している。マ・クベがギャンに搭乗し、コロニー内部にガンダムを誘い出し一騎討ちをおこなうも撃破され、その爆発でコロニー外壁に穴が開く。直後にガンダムはシャアのゲルググと交戦。また近傍の宙域での艦隊戦ではジオン軍のデラミン・バロム艦隊が全滅し、連邦側もワッケインが戦死している。また、アムロとララァ、シャアとセイラがそれぞれ再会するなど、多くのエピソードが散りばめられている。 劇場版『めぐりあい宇宙』では、テキサスのエピソードはソロモン戦以前に移され、内容もガンダムとゲルググの交戦と、シャア・セイラの再会に絞られている(マ・クベはここでは登場せず、ソロモンでゼナ・ミネバ母子を救出するのみ)。また、コロニー外壁は地雷原の大規模な誘爆により穴が開いている。 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、開戦以前のテキサスコロニーが登場する。景気悪化にともない建設が中断され廃棄されかけた所をシュウ・ヤシマ(ミライ・ヤシマの父)が購入、私費で完成させたという設定になっており、ジオン・ダイクンの遺児でマス家の養子になっていたキャスバル(シャア)・アルテイシア(セイラ)兄妹がここに移住、後にキャスバルが取って代わる本物のシャア・アズナブルとの出会いなどの重要なエピソードの舞台となっている。 ゲームブック『機動戦士ガンダム シャアの帰還』では、0090年にシャアがMS運送業者を装って入港する。この頃でもコロニーの修理はおこなわれておらず、そのままグリプス戦役や第一次ネオ・ジオン抗争の難民が大量に収容され、スラム化が進んでいる。 漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』では、0090年にモノトーンマウス社らによって再建がおこなわれるが、7月15日にテロ組織NSPの「カラード」隊の襲撃により外壁が欠損、修復作業も虚しく崩壊する。なお資料では「サイド6」とされる。 ニューマンハッタン (New Manhattan) 『G-SAVIOUR』に登場。内部にセントラル・パークを再現した公園が存在し、湖上に自由の女神のレプリカが置かれている。 フロンティアI 『機動戦士ガンダムF91』に登場。名称変更後に作られたコロニー。資源コロニーで、鉱物採集用の小惑星が接続されている。サナリィの研究機関があり、F91の最終調整が行われていた。クロスボーン・バンガードによる侵攻の際に、バグによる無差別殺戮がおこなわれる。 漫画『機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統』では、0116年に火星独立ジオン軍「オールズモビル」の襲撃を受け、当時フロンティア・サイド駐留艦隊副司令であったカムナ・タチバナ准将の妻エレンが死亡している。 フロンティアII 『機動戦士ガンダムF91』で台詞にのみ登場。クロスボーン・バンガードの侵攻により、フロンティア・サイドの連邦軍駐留艦艇が追い込まれる。 フロンティアIII 『機動戦士ガンダムF91』で台詞にのみ登場。フロンティアIVの隣にあるコロニー。 フロンティアIV 『機動戦士ガンダムF91』に登場。主人公のシーブック・アノーの出身コロニー。クロスボーン・バンガードにより制圧され、コスモ・バビロニアの首都バビロンが置かれる。鹿や蛇が生息している。 漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダムDUST』では、0169年の時点で地方領主のミリオ・ビリオンが治めており、先祖伝来の蓄積により非常に裕福なコロニーとなっている。
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