クレイオとは? わかりやすく解説

クレイオー

(クレイオ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/25 09:12 UTC 版)

フェルメールの1666年頃の絵画『絵画芸術』に描かれたクレイオー。ウィーン美術史美術館所蔵。

クレイオー古希: Κλειώ古代ギリシア語ラテン翻字: Kleiṓ)、あるいはクリーオー古希: Κλιώ古代ギリシア語ラテン翻字: Kliṓラテン語: Clio)は、ギリシア神話に登場する女神で、9柱の文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1人である。

日本語では長母音を省略してクレイオクリオとも表記される。

ゼウスムネーモシュネーの娘で、カリオペーエウテルペータレイアメルポメネーテルプシコラーエラトーポリュムニアーウーラニアーと姉妹[1][2][3]。ムーサたちのうち「英雄詩」と「歴史」を司り、表される際の持ち物は巻物あるいは巻物入れなどであるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代もかなり後期になってからである。

アプロディーテーに対して「女神の身であるにもかかわらず、人間アドーニスに恋した」と咎めたため、呪いによりマケドニアのペラ(ピーエリス)王ピーエロスに恋するようになり、その間にヒュアキントスという息子を産んだ[4]

別な伝説では、婚姻の神ヒュメナイオスの母でもあるという。

ギャラリー

脚注

  1. ^ ヘーシオドス、76行-79行。
  2. ^ ヘーシオドス、915行-917行。
  3. ^ アポロドーロス、1巻3・1。
  4. ^ アポロドーロス、1巻3・2。

参考文献

関連項目


クレイオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 08:05 UTC 版)

夢見る古都」の記事における「クレイオ」の解説

近衛隊の一人

※この「クレイオ」の解説は、「夢見る古都」の解説の一部です。
「クレイオ」を含む「夢見る古都」の記事については、「夢見る古都」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「クレイオ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クレイオ」の関連用語

クレイオのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クレイオのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクレイオー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの夢見る古都 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS