クレア学院の生徒たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 06:50 UTC 版)
「おちゃめなふたご」の記事における「クレア学院の生徒たち」の解説
パトリシア・サリバン 主人公。パットと呼ばれている。セミロングの茶色い髪を書籍ではおさげに、アニメではリボンで一つに結えている。 イザベルより無鉄砲で大胆ないたずらっ子だが、本当は差別や卑怯な行為を憎む強い正義感の持ち主で、正義のためにいたずらを用いる場面も。一方で自分が悪かったと分かるとすぐに誤りを認める素直な面もある。 初めはクレア学院を嫌い、わがまま放題しようと決心していたが、次第に学院の良さに気づき、院長先生からも絶大な信頼を得るような優良な生徒に成長していく。 イザベル・サリバン 主人公。パットの双子の姉妹。書籍でもアニメでもパットとほぼ同じ長さの髪にカチューシャを付けている。パットと同室。 性格はパットよりややおとなしく従順で、パットほど羽目を外せない。それ故双子を妬む生徒から先に標的にされたことも。 一方でやはり差別や卑怯な行為を嫌う正義感と、罰せられたパットたちを応援し寝ずに待つなどパット以上の優しさを併せ持つ。 当初は彼女もクレア学院を嫌っていたが、やはり学院の良さに気づき、パットとは別の個性を持つ一人の優良な生徒に成長する。 アリスン・サリバン サリバン姉妹のいとこ。サリバン姉妹がクレア学院に入学した後にやってくる。可愛らしさを鼻にかけており、当初は双子をはじめとした多くの友達から敬遠される。また、人を見る目がなく、外見のいい人や「頭が空っぽ」な人に憧れては、最後にいつも裏切られる。そんな彼女も試練を経て、少しずつだが主体性や人の本質を見抜く聡明さを身につけていく。一方で心根は優しく、卑劣な行為に対し毅然と拒否したことで皆から見直され、次第に慕われるようになる。わがままぶりが目に余る同室のアンジェラの父親に「娘をよろしくお願いします」と頼まれる。 ジャネット・ロビンズ いつも彼女の兄からいたずら道具を仕込んでくるほどのいたずら好き。しかし一方で卑怯や差別を心底嫌い、勇敢で正直であることを賞賛する長所を持つ。自身もイタズラがばれた時はきちんと謝っている。ボビイと同室。 ヒラリー・ウエントワース しっかりと自分の考えがあり、級長のポストにぴったりな少女。実際に級長の経験もあるが、優等生にありがちな堅物な面はあまり見られない。むしろ友達といたずらなども一緒にする一方で、卑怯・卑劣な振る舞いは行わないため人気者である。 ドリス・エルワード 物まねが大の得意。十八番はマドモアゼルの物まね。難しい長いフランス語の詩も身振り手振りをつければ覚えられるが、動かないとまったく出てこない。フランス語が苦手でマドモアゼルにrの巻き舌の注意をされる。パメラと同室。 カーロッタ・ブラウン 母親がスペイン系の混血の少女。怒るとスペイン語が出る。運動神経が非常に優れている。サーカス団の人々と世界をめぐっていたが、普通の生活を送るためにクレアにやってきた。クロディーヌと同室。 ロバータ・ヘンリエッタ・エリス 通称ボビィ。カーロッタと同時期にクレアに入学。ジャネットに負けず劣らずいたずら好き。物事に一生懸命に取り組むことが苦手だったため、「ちゃらんぽらんのボビイ」と呼ばれていたが、考えを改めた結果優等生になる。ジャネットと同室。 キャサリン・グレゴリー おとなしくひ弱な性格の少女。動物が好き。ある事情のため、他の生徒とは違ってお金が無く、寄付やおごりが出来ないのを引け目に思い、お金を盗んでしまう。 シェイラ・ネイラ 気取り屋。成り上がりの金持ちのお嬢さまだが、言葉遣いばかりだけがお嬢様のようで、実際の服装や身だしなみはお嬢様とはほど遠い少女。事情を知った双子や同級生達と過ごす内に、少しずつ自分らしく振舞えるようになっていった。 パメラ・ボードマン 通称パム。カーロッタと同時期にクレアに入学。大きな眼鏡をかけていて三つ編みをしている少女。勉強以外のことにはあまり興味を持たない。学年最年少で秀才だが、気の弱いところがあるため、プルーデンスに利用されてしまう。ドリスと同室。 プルーデンス・アーノルド カーロッタと同時期にクレアに入学。父親は牧師。議論を持ちかけることが得意。クレアの生徒も先生たちも頭を抱えてしまうくらいにずるくて性悪な少女。 サディ・グリーン カーロッタと同時期にクレアに入学。アリスンの憧れるアメリカ人の少女。基本的にはおっとりとしていて優しい性格なのだが、おしゃれにばかり気をかけていて、話すことも洋服や髪型や映画のことばかりなので「頭が空っぽ」と評されることも。 マージェリー・フェンワージー アリスンと同時期にクレアに入学。スポーツは大得意な少女。顔立ちは整っているものの、丁寧な言葉を使い慣れていないこともあって、最初は周りの人々に対してぶっきらぼうに振舞っていた。実家はお金持ちだが事情を抱えていて、家にも学校にも居場所はなく、悪いことは彼女のせいにされるので本人もひがんでいた。学校を6つも退学になった。自分に二度も濡れ衣を着せたエリカを命がけで助ける。 ルーシー・オリエル アリスンと同時期にクレアに入学。父親は画家。何でも出来る人気者の天才少女。父親が手に怪我をしたことで収入が得られなくなり、学費を稼ぐことが難しくなったために奨学金試験を受ける。 エリカ ずるく、卑劣な心の持ち主。生徒はおろか、先生たちにもあまり関わりを持ちたくないと言われている。あるパーティーで双子が呼ばれたにも関わらず、自分を呼んでくれなかったことから、双子を恨むことに。双子に対して卑劣な振る舞いをし、結果としてマージェリーに二度濡れ衣を着せる。ルーシーや院長先生に説得され、心を入れ替えようと決意したものの、最終的には自分から退学を選んだ。 アンジェラ・フェイバリー 貴族の家柄の威張りや少女。顔立ちは美しいが、一人っ子の上美しさを優先する母に育てられたため、わがまま放題。アリスンと同室。 ポーリーン・ビンガム・ジョーンズ 貧乏を恥じ、架空の家族を作っていた。自分を溺愛する母親を恥じる。アルマと同室。 フェリシティ 音楽の天才。過度の疲労で夢遊病になる。アンマリーと同室。 アンマリー 自称詩人。だが暗くもったいぶった詩ばかり作るので、ちっとも認めてもらえない。誰もが認める天才のフェリシティをねたむ。フェリシティと同室。 クロディーヌ マドモアゼルの姪。フランス人でイギリスの子たちと合わない。昔は修道院にいたが、やはり環境が合わず転校。怒ると何をするか分からず、命にかかわることもやる。無断で人のものを借りたりと、クレアの子達を振り回す。カーロッタと同室。 アントワネット クロディーヌの妹。アンジェラが嫌いだが、好きなふりをしていたずらする(高級なクリームで靴を磨く、靴クリームをアンチョビペーストの代わりにトーストにぬる)。 グラディス・ヒルマン 母親が病気でふさぎこんでいた。ミラベルに演劇の才能を発見され、チャリティショーで発表してから認められた。ミラベルと同室。 ミラベル・アンウィン ひねくれもので意地っ張りだった。中間休暇までという約束でクレアにきていたが、グラディスと仲良くなり残ることになった。スポーツキャプテンになり、低学年をビシビシ教育する。グラディスと同室。 アルマ・プディン 気だるそうで太っている。食いしん坊で下級生のパーティ用ごちそうをぬすむ。 エルシー 留年により双子達と同学年になる。アンナと一緒に級長を任されるが、率先していじめたりパーティーをぶち壊そうとしたりという意地悪でずるがしこい性格のため、人望は全く無い。 アンナ エルシー同様、留年してしまった2年生。のんびり屋で太っているが、やるときはやる少女。 アイリーン 臨時の寮母先生の娘。告げ口屋として敬遠される。自慢の兄とは仲良し。アリスンを慕う。 ジェーン アンジェラやミラベルなどの上級生に憧れる、優しく生真面目な少女。
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