エグゾゼ・カンパニー
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「宇宙一の無責任男」の記事における「エグゾゼ・カンパニー」の解説
フロイ・ジュダ・ウエキ・タイラー カツヤの孫。カツヤの妻も子の結婚相手も容貌は普通であったのに、目を見張るほどの超絶美形。カツヤからは突然変異と称された。カンパニーの裏の支配者で、タイラーの計画に従いイツマ・カツヤ・ベルファルドの3人にあらゆる妨害という形の試練を課していく。しかし次第に「表舞台の頂点に立ちたい」という野望に駆られ、3人を消そうとするが失敗。三国鼎立直前にスレイを罠にかけ殺害しようとするが、スレイとイツマの連携の前に大敗北を喫し、ガブリエルを囮にして逃亡するも、ベルファルドの包囲網の中に飛び込む形となり、乗っていた戦艦ごと消滅した。 ガブリエル・キムターク ブラック・セラフィムのもとトップであるラヤ・キムタークの孫。フロイに負けないほどの美形。フロイに絶対の忠誠を誓っていたものの、イツマ・スレイ・ベルファルドの前に敗北が続き、スレイとイツマの艦隊との決戦で全滅寸前の時にフロイから囮になるよう言われた時に翻意、フロイの顔を足蹴にして脱出ポッドで逃亡するが、ポッドごとレーザーの照射を浴びて消滅。 ミヒャエル・カトリ ブラック・セラフィムの幹部であったシン・カトリの孫。シンより操艦の才能は受け継がなかったが、かわりに射撃の名手であった。フロイの命令によりイツマ狙撃の任に就くが、命を捨ててイツマを守るドミンの目を見て良心を揺り起こされ、フロイのもとを辞してタイラー翁に許しを請おうとするが、裏切りを許さないフロイによって射殺された。 アルフレート・サリバッシュ タイラーの精子から作られた「TTB」の一人。右腕が武装した義手であることから「鉄腕サリバッシュ」と呼ばれる。スレイ作成に近いロットで作られたことから、周囲から弟分とみなされていた。スレイが育成私設から脱走(作中では「脱獄」と描写)したことを理由に右腕を奪われ、それがスレイに対する憎しみの根源となっていた。 イサーンでスレイと対決するも、幼い頃に抱いていたスレイへの憧れが再燃し、組織を裏切る。直後、臨時の部下兼監視兼制裁要員に殺された。 ヨナタン タイラーの精子から作られた「TTB」の一人。身長150センチそこそこの小兵で、ウェポンスキーと組んで仕事をすることが多い。カールソン殺害によって逮捕されたスレイを抹殺しようと抜け駆けするが逆撃にあって死亡。それでも、あとから来るウェポンスキーのためにスレイに重傷を負わせた。 ウェポンスキー タイラーの精子から作られた「TTB」の一人。身長207センチ、体重180キロ。それでいて常人以上に敏捷。ヨナタンと組んで仕事をすることが多く、周囲から凸凹コンビとみなされている。名前に反して肉弾戦を得意とする。スレイ抹殺に際し、ヨナタンによって得たアドバンテージで優位に立つが、最後にはスレイに崖の上から投げ落とされた。 レダ タイラーの精子から作られた「TTB」の一人。脳改造によって、顔を自由に変える能力を得た。その能力をもって美女になり続けるが、素顔はチヒロ以上のブス。スレイ抹殺のために暗躍するも、ランスロットによって心の闇をあばかれ戦意喪失。同時にスレイへの恋心も再燃し、後からやってきたチヒロからスレイを守って死亡。 チヒロ タイラーの精子から作られた「TTB」の一人。これ以上ないほどの醜女のうえ着飾る努力も捨てたため、遺伝子を除き女のカテゴリーから外れている。仲良しだったレダが改造によって美貌を手に入れた焦りから脳改造を受け、超能力に近い能力を手に入れた。その能力でスレイを窮地に陥れるものの、レダがスレイをかばったことで自我が崩壊し、レダの遺体を抱いたまま燃え盛る小屋からの避難を拒否し死亡した。 ランディ タイラーの精子から作られた「TTB」の一人。極端に存在感が薄いことから「影のランディ」と呼ばれる。スレイに強い憧れをもち、身なりやクセを真似るうちにスレイと瓜二つになるが、その代償として自分らしさや存在感を失ってしまった。しかしその「目の前に立っていても声をかけられない限り気付かない」存在の薄さを利用して暗殺やテロを高い確率で成功させる。 スレイとの戦いでは存在感の薄さを利用して優位に立つが、ランスロットによって心の闇を暴かれる。その時、「スレイのその後の人生」を賭けてスレイと勝負し、逸らしたはずのスレイの銃弾の前に飛び出して死亡。 セルジオ タイラーの精子から作られた「TTB」の一人。ラテンの血を引いており、底抜けに明るい。通称「修羅場のセルジオ」。実はTTB 生き残りの中では一番弱く、スレイには一撃で倒された。これは「自分の限界を知って静かに生きてほしい」というスレイのメッセージだったが、「今の力量ではいずれ誰かの踏み台にされ殺される」と分かっているゴドーの「慈悲」によって殺された。 ホン・ガークイ カンパニーの惑星イサーン支部長、若頭。小柄で華僑系の顔立ちであるが髪は金髪であり、オリエンタルな雰囲気とあいまって20代にも60代にも見える。打倒スレイのためにイサーンを訪れたサリバッシュに臨時の部下兼監視役を与えた。 ティーサップ イサーンにてサリバッシュの臨時部下となった3人組のリーダー格。3人の中では一番背が低い、無能。スレイへの殺意(憎悪)をなくしたサリバッシュにかわってスレイを殺そうとするが、スレイが隠し持っていたマシンガンによって蜂の巣にされた。 コーンケン イサーンにてサリバッシュの臨時部下となった3人組の一人。3人の中では一番背が高く、約2メートルある。無能。スレイへの殺意(憎悪)をなくしたサリバッシュにかわってスレイを殺そうとするが失敗、裏切り者サリバッシュを刺すもののサリバッシュに殺された。 タノム イサーンにてサリバッシュの臨時部下となった3人組の一人。3人の中で一番若く筋肉質。無能。スレイへの殺意(憎悪)をなくしたサリバッシュにかわってスレイを殺そうとするが失敗、サリバッシュに殺された。 アレクサンドル・リジンスキー カンパニー内の表向きの幹部の一人。ドラッグ売買を嫌うスレイを疎んでおり、カンパニー6代目就任披露宴を口実にスレイを消そうとしたが逆撃にあい刺客は全滅。調達した最新式の銃をスレイに奪われ、その銃床で殴られ死亡した。 グレゴール・ウォン カンパニー内の表向きの幹部の一人。惑星連合宇宙軍上層部と通じており、正式採用されたばかりの武器すら入手可能。それゆえに仲間内からは「武器商人」の異名をとる。ドラッグ売買を嫌うスレイを疎んでおり、カンパニー6代目就任披露宴を口実にスレイを消そうとしたが逆撃にあって死亡した。 チェ・ジョンヨル カンパニー内の表向きの幹部の一人、リジンスキーの兄弟分。ドラッグ売買を嫌うスレイを疎んでおり、カンパニー6代目就任披露宴を口実にスレイを消そうとしたが逆撃にあって死亡した。一時期、プラティープを部下にしていたことがあるが、あまり評価していなかった。 フリオ・チェーザレ カンパニー内の表向きの幹部の一人。ドラッグ売買を嫌うスレイを疎んでおり、カンパニー6代目就任披露宴を口実にスレイを消そうとしたが逆撃にあって死亡した。 カンパニー5代目総長 本名不詳、表向きのカンパニー支配者。スレイをことのほか気に入っており、彼の抑制によってドラッグ流通が少なくすんでいた。現在は寝たきりになっており、甥に跡目を譲った。 カンパニー6代目総長 本名不詳、表向きのカンパニー新支配者。先代の甥。気の弱いボンクラヤクザで、自分を推挙したリジンスキーらの進言には逆らえず、また自身の就任に最後まで反対したスレイを快く思っていないため、就任披露宴でのスレイ抹殺を了解した。しかし刺客が全員返り討ちにあい、取り乱したあげく6代目には就任しないと宣言してしまった。
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