インゲルミア諸国統合体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 22:32 UTC 版)
「白銀の意思 アルジェヴォルン」の記事における「インゲルミア諸国統合体」の解説
シュライン・リヒトフォーヘン 声 - 櫻井孝宏 インゲルミア軍のエースパイロット。階級は少尉。アルジェヴォルンとの初戦では即座に機体性能や操縦士(トキムネ)の技量を見抜いた。「余計な物は背負いたくない」という理由で、これまでに昇進の話を何度も断っている。アルジェヴォルンのことは宿敵だと考えており、倒す機会を窺っている。第14話からは機体を新型機の「シュトゥルームα」へと乗り換え、鬼神のごとく戦場を暴れ回り戦果を上げるが、「NRS」の影響から徐々に精神に異常をきたしていく。 パダー基地付近における戦闘ではトキムネと激闘を繰り広げた末に敗北するが、「自分は機体のシステムに飲み込まれたりはせず、このまま乗り続けて逆に飲み込んでやる」との意思を見せる。しかし、機体に乗らなければ平常心を保ち続けているように見えるものの、サモンジの部隊を迎え撃った最後の戦闘では錯乱状態の末期症状を露わし、吐血しながらもアルジェヴォルンを探し回るも、トキムネと戦うこともできず、サモンジが発動させた「ファシネイター」の影響で乗機が機能停止、自身も死亡するという終わりを迎えた。 アーノルド・ホルムス 声 - 斧アツシ インゲルミア軍の将校。階級は中佐。前線指揮官として部隊を率いる。アルジェヴォルンの存在を知り、その情報収集・分析を進める。インゲルミアに併合された南部ガリア王国の出身で、生粋のインゲルミア人ではない。上官であるザールのことは俗物と呼んで軽蔑している。不満を抱きつつもザールの命令に従っていたが、面会したロンタールから彼の死を知らされ、今後の行動方針をアドバイスされる。状況判断力が高く、ザヤンツェク平原の戦闘ではシュトゥルームβ部隊の危機をいち早く察知した。β部隊が敵の手に落ち、戦況が劣勢になると拠点としていた「グレート・ウォール」からの撤退を決断。死守を命じるロンタールには、「敵地侵攻についての中央の意見は後ろ向きであり、いったい誰のための戦争なのか」と皮肉を述べる。 渋々ながらロンタールや背後のウイルド・リベルドの思惑に付き合うつもりでいたが、「グレート・ウォール」奪還後も進撃を停止しないサモンジの無人機部隊を見て考えを改め、今こそ動くべき時だと決意。「我が宿願の成就(祖国の再興)のためには無人機が必要であり、死ぬつもりの者にあの部隊は必要なかろう」と話し、ロンタールを排除して無人機群を獲得するための迎撃戦を展開する。リヒトフォーヘンについては「(死期を予想しながらも)自分の信じる本懐を遂げさせてやりたかった」と吐露している。 だが、目的を成す前に停戦命令が届き、「我が野望、一度火が着いたものは消せるものではない」と呟きながらも、自軍を撤退させる。休戦後はアランダスの連絡将校としてやって来たサモンジを出迎えた。 ベルナルド・ガープ 声 - 山口太郎 インゲルミア軍の将校。階級は少佐。口周りを覆う濃い髭と大柄な体型が特徴。ホルムスの副官で腹心として付き従っている。ホルムスと同じ南部ガリア王国の出身であり、彼と共にインゲルミアに併合された祖国の再興の機会を窺っている。ホルムスの決起時には、邪魔者となったロンタールを射殺した。 エーリッヒ・ザール 声 - 梅津秀行 インゲルミア軍の将校。階級は准将。ホルムスの上官で、元トレイルクリーガー乗り。アルジェヴォルンを手に入れようと企む。古くからの名門家系で指導者のユーニオスとも同郷であった彼は、「グレート・ウォール」付近にアルジェヴォルンがあったことを事前に掴んでいた。しかし、差し向けた部隊は独立第八部隊に退けられ、アルジェヴォルンはトキムネの乗機となってしまう。 その後もアルジェヴォルンを諦めきれず、今度は一計を案じてウイルド・リベルドと手を組み、戦闘データの入手と引き換えにシュトゥルームαを手に入れ、表向きは「膠着した戦況の打破」という理由でホルムスの部隊に配備させる。だが、進軍速度を遅らせてまでアルジェヴォルンに拘り続ける彼に対してウイルド・リベルドは排除の判断を下し、手先であるロンタールにより、射殺・処分された。 コンラッド・ダニエルズ 声 - 三宅健太 インゲルミア軍の将校。階級は少佐。リヒトフォーヘンとは士官学校時代からの仲。最近昇進し、警備担当としてゾング基地へ配属されるが、基地がアランダス軍の襲撃を受け、司令官戦死により指揮を引き継ぐ。ロデリック少尉に撤退の指揮を執るよう命令し、時間を稼ぐためガンバスに乗り込んでアルジェヴォルンと相対する。トキムネを追い詰めるが、止めを刺そうと振り下ろしたナイフを逆に自機のコクピットへと突き立てられ、戦死した。 リーズ・ロデリック 声 - 新井里美 ダニエルズの部下の女性。階級は少尉。ゾング基地へのアランダス軍襲撃の際、ダニエルズから撤退の指揮を任されたため、生き残りの兵たちと脱出する。その後はリヒトフォーヘンの補佐を務めている。しかし、「ユーリンクシステム」の影響による彼の変貌にも特に気にした素振りは見せず、あくまで冷徹に接し、「アルジェヴォルンを倒してから死んで下さい」とまで言い放っている。最終決戦では「あなたの最期を見届ける」とリヒトフォーヘンを送り出したが、彼の死には「馬鹿な男」と呟いていた。休戦後はアランダスの連絡将校となったサモンジを案内している。 ロンタール 声 - 浅沼晋太郎 インゲルミア軍の将校。階級は少佐。情報部に所属し、ホルムスからアルジェヴォルンのデータを情報部扱いとして持ち帰る。ザールからは目を掛けられていたが、彼を処分するためにシュトゥルームαの出所の調査と言う建前で部屋を訪れ、「戦争でも政治の世界でも力を持つのは情報を操る者だ」と告げ、ザールを射殺する。その後、ホルムス達と会いザールが不幸な事故で死んだこと、ホルムスらは今まで通りに行動してかまわないことを伝える。また、アランダス側の内通者からペルフェヴォルンについての情報を得て、ホルムス達へそれを提供している。 裏の顔はウイルド・リベルドの手駒であり、彼らの意向を受けて行動していた(そのため、シュトゥルームβが鹵獲される可能性も事前に分かっていた)。ホルムス達の自走戦闘要塞に同乗していたが、本来はそこで止まるはずだったサモンジの部隊が、「グレート・ウォール」を越えてまで進軍してくる姿を見て「話が違う」と驚愕し、さらにホルムスの言葉を聞き「ウイルド・リベルドに逆らうのか」と銃を抜くも、その場でガープに射殺された。 ジュリアス・ユーニオス 声 - 速水奨(ナレーションも兼任) インゲルミア諸国統合体の指導者。49歳。能力主義者で、国力の拡大を図る急進派。軍の関係者からは「ユーニオス閣下」と呼ばれる。かつてクーデターを起こしてインゲルミア自治領の実権を握り、周囲の国家へ軍事侵攻・併合して「インゲルミア諸国統合体」成立の切っ掛けを作ったスアルク・ユーニオスの息子で、父が受けていたウイルド・リベルドの支援を継承している。
※この「インゲルミア諸国統合体」の解説は、「白銀の意思 アルジェヴォルン」の解説の一部です。
「インゲルミア諸国統合体」を含む「白銀の意思 アルジェヴォルン」の記事については、「白銀の意思 アルジェヴォルン」の概要を参照ください。
インゲルミア諸国統合体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 22:32 UTC 版)
「白銀の意思 アルジェヴォルン」の記事における「インゲルミア諸国統合体」の解説
アランダスの隣国である大国。アランダスの持つ資源を狙い「(腐敗した政治から国民の)解放戦争」と称してアランダスに対し宣戦を布告する。現在の指導者はジュリアス・ユーニオス。
※この「インゲルミア諸国統合体」の解説は、「白銀の意思 アルジェヴォルン」の解説の一部です。
「インゲルミア諸国統合体」を含む「白銀の意思 アルジェヴォルン」の記事については、「白銀の意思 アルジェヴォルン」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書からインゲルミア諸国統合体を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- インゲルミア諸国統合体のページへのリンク