その他地球連邦軍
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「機動戦士ガンダム サイドストーリーズ」の記事における「その他地球連邦軍」の解説
グレイヴ スレイヴ・レイスに命令を下す謎の指揮官。ゲーム版では名前のみ語られる存在で人物像は不明だが、狂信的なレビル派将校らしく連邦内の反レビル勢力をスレイヴ・レイスに排除させていた。 用済みになったスレイヴ・レイスを排除しようとするが逃げ延びられてしまい、オーガスタの極秘研究施設での非人道的な実験を告発されてしまった為、自ら命を断ったことが語られている。 漫画版では中、壮年の男性である事が明かされたほか、ゲーム版とは異なりレビルの死すらも利用して成り上がりを企む、冷酷で野心的な人物として描写されている。 強襲揚陸艦フォレスタルに座乗しアンティータム級空母を率いてソロモン攻略戦に参加。しかしビグ・ザムの猛攻で量産検討機であったキャバルリーを搭載するアンティータム級を失い、フォレスタルやペイルライダーも軽微でない損傷を受けたため、ア・バオア・クーへの参戦は他の部隊より遅れてしまう。直後にレビルの主力艦隊がソーラ・レイで壊滅した事を知り、それによって発生する『空席』を獲得するためにペイルライダーを再度出撃させるが、スレイヴ・レイスとマルコシアス隊によってペイルライダーは無力化されてしまう。フォレスタルへ特攻を仕掛けてきたトラヴィスのキャバルリーを遠隔操作で鎮圧することには成功するものの、マーヴィンのガンキャノンに仕掛けられた爆弾が爆破され遠隔操作が解除、さらにトラヴィスから地球の研究施設が破壊されたことを告げられた挙句にキャバルリーのバルカン砲で全身を撃ち抜かれ、遺体もフォレスタルの爆発に巻き込まれて消滅する。 コミック『機動戦士ガンダム アグレッサー』において「グレイブ」表記でレッドライダーに関連する人物として名前が出ており、スレイヴ・レイスと同様の前科がある人物を配下にしている。 クロエ・クローチェ 声:能登麻美子 ペイルライダーのパイロットである少女。戦争により孤児となりオーガスタ研究所に引き取られ、そこでペイルライダーのパイロットとして様々な強化を受けている。 ペイルライダーのパイロットとしてスレイヴ・レイスやマルコシアス隊と幾度も交戦するが、最終的にはア・バオア・クーでマルコシアス隊による捨て身の戦法に敗北。HADESの影響で記憶障害を引き起こし、刷り込みのような形で自身を助けた(ペイルライダーのコックピットを開いた)ヴィンセントに懐いてしまう。 それから10年後の宇宙世紀0090年(25歳)、クロエは未だネオ・ジオン兵としてヴィンセントと一緒に戦い続けており、ペイルライダーも改修されてトーリスリッターへと生まれ変わっていた。しかし、HADESの負荷はじわじわと彼女をむしばみ続け、彼女の肉体は限界を迎えようとしていた。また、クロエはヴィンセントから殺意を向けられている事を自覚しており、死ぬときは彼の手で殺されたいと願っていた。最終的にトーリスリッターのほうが先に限界を迎え自壊、脱出ポッドはヴィンセントに確保されて生還し、共にトラヴィスのもとに身を寄せる。ラストカットでは、ヴィンセントとの間に子供をもうけているのが確認できる。 漫画版ではブリティッシュ作戦によって天涯孤独の身となったところをグレイヴに保護され、彼のもとでペイルライダーのパイロットとしての強化を受けたという過去が描かれている。しかしグレイヴにとって彼女はHADES運用の為の捨て駒に過ぎず、戦争終結後には解剖という形で処分される予定であった。 マルコシアス隊との戦いでシャノンのガンキャノンIIが撃墜された事で彼女が死んだと誤解し、暴走の末にリベリオとギーを一瞬にして葬り去る。直後に割って入ったトラヴィスのキャバルリーを相手に激戦を繰り広げるも敗北し、生きていたシャノンによって保護される。その後はトラヴィスの提案でジオン軍に身を寄せる事になり、シャノンと別れてヴィンセントたちと共に撤退する。本作では記憶障害を起こしている描写は無いが、ヴィンセントの優しさに触れた為か、ア・バオア・クー撤退時には既に彼に懐いている様子が伺える。 翌年、投薬の影響で衰弱した肉体を治療するためにヴィンセントらと共に地球へ降下、HADESの旧研究施設で手術を受けることになる。そこでヴィンセントからコロニー落としに関与した罪を告白されると共に決別を言い渡されるが、彼への思慕が消える事は無かった。最終的にアッガイでヴィンセントの下に駆け付け、自爆したペイルライダーを水中から引き上げて救出。再び彼と和解する。 サラ・シャノン 漫画版に登場。グレイヴが率いる艦隊に属する女性パイロットで、クロエの監視役(というより世話係)。階級は曹長。スレイヴ・レイスと同様なグレイヴの囚人部隊所属で、マーヴィンとは顔なじみ。 グレイヴによって無茶な実験や投薬を受けさせられ続けるクロエを常に心配しており、機体が損壊した時にはクロエのことを真に案じるなど、もはや母親に近い存在である。 ア・バオア・クー戦ではクロエとともに出撃、マルコシアス隊の連携攻撃からクロエをかばって撃墜されるも、マーヴィンに救助される。そして、グレイヴの手を逃れるためヴィンセントとともにジオンに潜伏することになったクロエと涙の別れを遂げる。 その後、クロエを救う為にスレイヴ・レイスのグレイヴ暗殺作戦に協力。コア・ブースターに搭乗するマーヴィンを連れてフォレスタルへ帰投し、彼の艦内への侵入・爆弾設置を援護する。一年戦争後の動向は不明。 ブルーワー 漫画版に登場。シャノンの所属する囚人部隊の隊長で、階級は大尉。ソロモン戦ではスペース・ランチに搭乗してフォレスタルからアンティータム補助空母へ移乗する予定だった。しかし、スレイヴ・レイスの策謀に巻き込まれて着艦できず、その間にアンティータムがビグ・ザムの攻撃を受けて爆沈、余波でスペース・ランチも破壊されてしまう。かろうじてジムに救出されて「フォレスタル」に帰還するも、グレイヴにペイルライダー・キャバルリー奪取の責を押し付けられ、八つ当たりのような形で射殺される。 フィル・デール 漫画版に登場。クロエと同時期にペイルライダー計画の被験体となる。階級は曹長。 クロエ同様に家族をブリティッシュ作戦で失っており、気が短く逆上しやすい性格のためにペイルライダーの正規パイロットから漏れる。 一年戦争終結後、仲間の被験体は次々と死んでゆき、(クロエを除いて)ただ一人の生き残りとなる。偶然にも地球へ降下するペイルライダーと出会ったことからHADESの奪還を目論む研究者とともに、ペイルライダー・デュラハンに搭乗し追撃する。 同じ境遇のクロエに対しては「俺たちは励まし合って生きてきた」と語り掛けてペイルライダーとともに投降を促すが、実際には「彼女はどうせ死ぬ」と考えており、利用することしか企んでいない。 マリアナ諸島でヴィンセントの搭乗するペイルライダーと一騎討ちになるが、パイロットの技量やHADESの性能の前に圧倒される。最期は湖底でペイルライダーに組み敷かれ、ヴィンセントから自身がブリティッシュ作戦の参加者であることを明かされて逆上した挙句、ブースターの過剰噴射で暴走したバックパックの自爆に巻き込まれて戦死。
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「機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ」の記事における「その他地球連邦軍」の解説
以下の人物は「機動戦士ガンダムUC#登場人物」を参照。 ゼフテラ ディエス・ロビン ビア・キャトリエム ロック・ホーカー ナイトロ・システム開発の統括責任者。階級は大佐。 目的のためには手段を選ばない冷血漢で、失言や失態を犯した部下に対しては容赦なく平手打ちを食らわせる。 『ラスト・サン』ではユニコーンガンダム3号機「フェネクス」を手中におさめ、それによりアームド・アーマーXCを完成させ、アルベルト・ビストにデータを提供する。また同じ頃、コロニー「インダストリアル7」でユニコーンガンダム1号機が実戦参加し、凍結されていたナイトロシステムは、ユニコーンおよび同型機のパイロットとなる強化人間の安定供給を図るという目的で再び日の目を見る(本作のラストにも同様のシーンがある)。決戦の際にはナイトロ隊を率いてザナドゥのナイトロ・ユニットに搭乗するが、ブレイアのデルタカイにより撃破される。
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