さようなら山崎邦正/さようなら月亭方正
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「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!の企画」の記事における「さようなら山崎邦正/さようなら月亭方正」の解説
2001年から毎年3月(もしくは4月)、春の改編期前に放送される名物企画。BGMには『サライ』のオルゴール版が使用されている。 番組はミュージカル『キャッツ』の『メモリー』をアレンジしたBGMから始まり、冒頭から浜田の「番組の2回目から出演している月亭方正(2012年まで山崎邦正)君が今日をもって番組を卒業することになりました」という暗いトーンで始まる。降板理由を訊かれた山崎(方正)は、「東野幸治さんのレギュラーの数が減ったことが羨ましくなって自分も減らしたくなった」「すべての時間を子作りに専念したい」「菅さんが局次長になったからお世話をしたい」「ケンミンSHOWにインパルスさんのバーターで呼ばれた」「ジャルジャルさんが個室の楽屋なのに自分はザ・パンチなどと8組の大部屋だった」「嫁が時給850円の警備会社で受付の仕事をするため育児を自分がしなければならない」「大友さんのチルドレンになりたい」「嫁が綺麗になったから浮気をしてると思うので監視したい」「ロバート・キャンベルさんみたいな仕事の仕方をしたい」「ニコニコ動画のレギュラーが決まりそうでテレビで下手なことができない」「セミリタイアをできるほど貯金が貯まったので目黒でインポートの家具屋を嫁とやりたい」「嫁をいやらしい目で見られた」「ハゲてきたので専門医が深夜に働くなと言ってきた」「各局のAPさんと飲みに行きたい」「嫁の乳腺が張ってるのを見届けたい」などと降板には全く繋がらない意味不明な返答を繰り返す。 その後、方正が選んだ名場面集ベスト5のVTRが放映されるが一位はほぼ毎年2001年11月に放送された山崎邦正 感動の結婚式が必ずランクインする。2008年以降はVTRのナレーションには女優が起用されることが多くなった。そして菅とメンバー4人が方正にお別れの言葉をかけ、花束を贈呈する。初めの3回程は菅やメンバーの言葉も温かい物が多かったが、徐々に「番組のためには腐ったリンゴは排除しなければならない」「いらない物は麹町に捨ててこいという事で」「こいつのせいで俺は出世ができなかったのか」「親孝行じゃなくても悪い人でも笑わせてほしかった」「今後はもうテレビとは縁を切ってください」「辞めるという話が伝わって社員一同手を取り合って喜んだ」などとスピーチしレギュラー陣も「贈る言葉は何もない」「悲しいと言えば嘘になる」「戦争とあなたが嫌いです」「うち、家族全員嫌ってました。特に息子が・・・」「ありがとうございましたと言いたいですが思っていないので言えません」などと非常に冷たい言葉へエスカレートし,最近では方正への言動すらもパターン化している。2009年からは番組の女性スタッフも、山崎に対してビンタや苦情の葉書の束、モリマン対決の衣装、山崎のメイクボックス、罵詈雑言のみの寄せ書きを贈呈するなどしている。 最後に、方正が視聴者にお別れのメッセージを述べるが、ここで方正は毎年必ず「こんなにたくさんの花束に囲まれて…、誰が囲まれると思いまっか?」と支離滅裂なことを言いながら号泣する真似をしつつ、わざと台詞を噛んだり、突拍子もない顔芸をしたりする。方正はメンバー4人に見送られて退席し、4人が帰ろうとすると、突如「ちょっと待て〜い、山ちゃんは〜、ガキの使いを〜、やめへんで〜!」の絶叫ののち「今回もダウンタウンとココリコさんにお願いして史上初○回目のドッキリを敢行したんじゃー!」と方正のワンマンショーが始まる。2013年4月7日放送分では「山ちゃんは、ガキの使いをやめるで〜」と絶叫するが、これは旧芸名の山崎邦正はガキの使いをやめるが、新芸名の月亭方正はガキの使いをやめないというオチであった。 2003年以降、ショーは概ね2ステージ構成で、毎年2つのキャラクターが演じられる。まず第1ステージでは山崎が熱唱。曲のサビを「山ちゃんはガキ使やめへんで」などに替えて歌う。第2ステージでは映画のキャラクターなどを演じ、台詞の合間に「山ちゃん、やめへんで」などとお決まりのフレーズが入る。ショーにはスタッフである小柴プロデューサー(コム)が参加することが多い。 2008年4月13日の第8回では番組初のハイビジョン制作を開始、2010年4月4日の第10回ではアナログ放送においてレターボックス化、2012年4月1日の第12回ではレギュラー放送初の字幕放送を開始、2013年4月7日の第13回では秋田放送、福井放送が同時ネットを開始、2015年3月29日の第15回は22:56放送開始の最後の週であった。 この企画は第1回こそ視聴者へのドッキリとして成立していたものの、以降は予定調和で毎年ほぼ全く同じパターンで台本が仕込まれている。悪乗りした視聴者から放送後に「本当にやめろ」という葉書が大量に届くのも慣例となっている。 2001年から毎年放送されていたが、2015年を最後に2年間ほど放送されなかった。2018年2月25日の放送で3年ぶりに企画が復活し、例年の番組引退ではなく「芸能界完全引退」という体に変更されるも、この回で終了され月亭方正による企画自体は『月亭方正プレゼンツ 山-1グランプリ』に一本化させた。 山崎邦正(月亭方正)が選ぶガキの使い名場面集放送日ナレーターオープニングBGMエンディングBGM2001年3月18日 小倉久寛 Summer(久石譲) ノーサイド(松任谷由実) 2002年3月24日 近藤サト 別れの曲(ショパン) 時代(中島みゆき) 2003年3月9日 (不明) Say You, Say Me(ライオネル・リッチー) カブトムシ(aiko) 2004年3月21日 藤田淑子 Jupiter(平原綾香) 未来予想図II(DREAMS COME TRUE) 2005年3月20日 Beth(キッス) 涙そうそう(夏川りみ) 2006年3月5日 ヴァロッテ(ジュリアン・レノン) 正夢(スピッツ) 2007年3月18日 東海林のり子 春夏秋冬(スガシカオ) I believe(絢香) 2008年4月13日 向井亜紀 ヴァロッテ(ジュリアン・レノン) 君を忘れない(松山千春) 2009年4月5日 東ちづる 雨にぬれても(B・J・トーマス) 翼をください(赤い鳥) 2010年4月4日 宮迫博之(雨上がり決死隊) そのままの君で(ひまわりキッズ) 2011年3月27日 原田知世 桜の木になろう(AKB48) ありがとう(いきものがかり) 2012年4月1日 広末涼子 やさしさに包まれたなら(荒井由実) 卒業写真(荒井由実) 2013年4月7日 永作博美 雨にぬれても(B・J・トーマス) YELL(いきものがかり) 2014年4月13日 麻生久美子 さよなら 大好きな人(花*花) 2015年3月29日 満島ひかり 時代(中島みゆき) 2018年2月25日 芦田愛菜 さよなら 大好きな人(花*花)
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