新幹線955形電車
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運用実績
1996年(平成8年)7月26日未明、東海道新幹線米原駅 - 京都駅間で日本国内最速記録(超電導リニアを除く)443.0km/hを記録している[7][8](速度試験当時、東京方955-6形ラウンドウェッジ型が先頭だった)。その後廃車予定だったが、700系やN700系関連の技術開発、デジタルATCの試験などに使用され2002年(平成14年)1月に運用を終了し、同年2月1日付で廃車となった。
スラブ軌道の走行試験を行うため、山陽新幹線に乗り入れたことがある。また分岐器通過時の評価試験を主目的として、新横浜 - 東京間の往復運行や、営業時間中に静岡駅で折り返す特殊な運用を実施したこともあった。
保存状況
中間車はすべて解体され現存しないが、先頭車2両が以下で静態保存されている。
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鉄道総合技術研究所に静態保存されているカスプ型先頭車
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リニア・鉄道館に静態保存されているラウンドウェッジ型先頭車
脚注
参考文献
- 専門記事
- ^ “地球環境保全への貢献”. 東海旅客鉄道. 2023年11月29日閲覧。
- ^ a b c d e f 『レイルマガジン』通巻138号、p.46
- ^ 三菱電機『三菱電機技報』1996年1月号トピックス「新幹線電車用電機品」 (PDF) 」p.16。
- ^ 東芝「東芝レビュー」 1995年3月号「新幹線用主回路システム」p.230。主変換装置、主変圧器、主電動機を製作した。
- ^ 富士電機「富士時報」1995年1月号「東海旅客鉄道(株)300X系新幹線試験車両用電気機器」 (PDF) 」p.42。
- ^ 『レイルマガジン』通巻138号、p.47
- ^ a b c 300X試験車両 (PDF) 三菱重工技報 第32巻第4号(1995年)、三菱重工業
- ^ “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日)
- ^ “JR東海300X 国内最高速再び更新”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1996年7月29日)
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、188頁。ISBN 4-88283-124-4。
固有名詞の分類
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