多摩テック 多摩テックの概要

多摩テック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 15:39 UTC 版)

多摩テック
Tama Tech
多摩テック正面入口
店舗概要
所在地 日本 東京都日野市程久保5丁目22-1
座標 北緯35度38分31秒 東経139度23分29秒 / 北緯35.641917度 東経139.391313度 / 35.641917; 139.391313座標: 北緯35度38分31秒 東経139度23分29秒 / 北緯35.641917度 東経139.391313度 / 35.641917; 139.391313
開業日 1961年10月1日
閉業日 2009年9月30日
施設所有者 モビリティランド
施設管理者 モビリティランド
営業時間 9時30分 - 17時30分
外部リンク http://www.tamatech.jp/index.html(閉鎖)
テンプレートを表示

本田技研工業株式会社子会社株式会社モビリティランドが経営していたが、2009年9月30日に営業終了し閉鎖された。

概要

1961年に本田技研工業系列のモータースポーツセンターとして開園する。初代所長は当時ロードレース世界選手権 (WGP) の250ccクラスで日本人として初優勝した高橋国光で、運営会社はのちに鈴鹿サーキットも運営した。

よみうりランドと同様に多摩丘陵丘陵地を開発し、中腹に位置するゆうえん地「モートピア」は所々にやや急勾配の坂があり、その斜面の勾配や高低差を軌道に生かしたライド型アトラクション(UFO・ガリオン・外輪船など)も置かれた。高台には天然温泉「クア・ガーデン」、駐車場、キャンプ場などが置かれていた。

ホンダの類似施設

多摩テックに類似したホンダの遊園地は、かつては奈良県生駒市に「生駒テック」、埼玉県朝霞市に「朝霞テック」があり、いずれも多摩テックとほぼ同時期に建設された。生駒テックは1965年3月、朝霞テックは1973年に閉鎖され、生駒テック跡地は生駒山麓公園朝霞テック跡地は本田技術研究所朝霞研究所となっている。

多摩テック開業当時は、佐賀高松広島名古屋仙台など[1]、日本全国60箇所に同様の施設の建設を計画していた[2][3]

なお、同じ「テック」という名前の施設ではあるが「与那原テック」は東陽バスの経営で、当施設とは関係がない。同施設は1986年4月1日に閉園しゴルフ場となった。

沿革

  • 1961年
    • 2月:株式会社モータースポーツランドとして東京都中央区に設立。
    • 10月1日:営業開始。
  • 1962年
    • 6月:株式会社テクニランドへ商号変更。
      • 9月:鈴鹿サーキット完成。
  • 1968年4月:株式会社ホンダランドへ商号変更。
  • 1987年6月:株式会社鈴鹿サーキットランドへ商号変更、本店所在地を三重県鈴鹿市へ移転。
  • 1997年9月:天然温泉「クア・ガーデン」、中国レストラン「楼蘭」オープン。
  • 2000年5月:本社東京事務所を三重県鈴鹿市へ移転。
  • 2006年
    • 3月:本田技研工業の完全子会社となる。
    • 6月:株式会社ツインリンクもてぎ合併し、株式会社モビリティランドとなる。
  • 2009年
    • 2月8日:9月30日付で多摩テックを閉園することを決定。
    • 9月30日:多摩テックが閉園。

注釈

  1. ^ 開園間もない1961年11月に公開された日活映画『カミナリお転婆娘』(清水まゆみ主演)に、その当時のモトクロス場が舞台として登場している。

出典

  1. ^ 日刊スポーツ、1961年10月30日付(2009年8月7日、多摩テック事務所前の掲示を閲覧)
  2. ^ 朝日新聞、1961年10月14日付(2009年8月7日、多摩テック事務所前の掲示を閲覧)。
  3. ^ 読売新聞の1961年7月11日付の記事では「全国62ヶ所」とある。
  4. ^ a b 読売新聞、1961年7月11日付。
  5. ^ 読売新聞、1962年9月17日付。
  6. ^ a b モビリティランド50年の歩み 第一章 モビリティランドウェブサイト
  7. ^ a b 【モータースポーツとともに モビリティランドの50年】(8-2) 2012.07.13 FujiSankei Business i. 18頁 文化 i文2 写有 (全1,322字)
  8. ^ 明大、聖地八幡山から移転…大学側売却検討”. サンケイスポーツ (2010年6月2日). 2010年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月18日閲覧。
  9. ^ スポーツ関連施設統合化等に係る計画推進について 明治大学公式サイト 2010年6月2日閲覧
  10. ^ 第127回東京都自然環境保全審議会議事録
  11. ^ 本学のスポーツパーク(仮称)事業計画について 明治大学公式サイト 2013年11月7日閲覧
  12. ^ 多摩テック跡地:「スポーツパーク中止」明治大、日野市に申し入れ”. 毎日新聞 (2013年11月7日). 2013年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月18日閲覧。
  13. ^ a b 明治大が「裏切り」 困り果てる日野市 - FACTA ONLINE 2015年8月号
  14. ^ 明治大に8億円支払い命令 スポーツ施設計画巡り”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社. 2019年6月19日閲覧。
  15. ^ a b 第34回市民まちづくり会議 大規模土地取引行為の届け出地の概要について(諮問第2号関係) (PDF) - 日野市(2019年)2023年6月18日閲覧。
  16. ^ バスジャパン ニューハンドブックシリーズ 27 京王電鉄 京王バス 西東京バス』pp.44-45、BJエディターズ/星雲社、1999年4月1日。ISBN 4-7952-7783-4
  17. ^ 読売新聞、1984年5月4日付夕刊。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「多摩テック」の関連用語

多摩テックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



多摩テックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの多摩テック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS