構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 02:13 UTC 版)
現在の後装砲のように砲尾が開閉するのではなく、砲尾上面が大きく開口しており、砲弾と発射薬を中に収めた単装式の弾倉(「装填筒」「副砲」「子砲」「小筒」などと呼ばれる)を挿入し、砲尾側面から木製のペグ(楔)を打ち込むことで砲身へ固定する。この構造から、必然的にプレッシャー(腔圧)が大きくなる大口径砲を作るのにはあまり向かず、西欧では主に小型の旋回砲として用いられている。 あらかじめ装填筒を複数用意することで、前装砲に比べて速射が可能になる利点があったが、その一方で、装填筒による密閉は完全とは言い難く(当時の技術による、工作精度上の問題が大きい)、ガス漏れで威力は低く事故も多かった。 このため、西欧では砲身一体型の鋳造砲に信頼性の点で敗れ、16世紀末には廃れてしまった形式であるが、火砲の普及が遅れたアジアではかなり遅くまで用いられた。 フランキ砲の多くは青銅鋳造の滑腔砲である(ただし、初期には鍛造錬鉄製の砲も多い)。
※この「構造と特徴」の解説は、「フランキ砲」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「フランキ砲」の記事については、「フランキ砲」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 18:33 UTC 版)
インサイドユニットと呼ばれる部分と、それを収納するケースから成る。 その形状は現代に連なる製品では長い間変化していないため、これが愛好者筋の好む要素ともなっている。ただし、その初期においては1932年の最初期の製品から1934年のモデルで1/4インチ高さが低くなっているほか、1939年には現行の主要モデルに見るような蓋上部が丸くせり出したモデルが登場している。角型モデルとも呼ばれる発売以降1941年までのものは、製品が手作業で作られていたため個体差があったほか、1936年まではヒンジ部分は外付けとなっているため、このヒンジを中付けすると元々のインサイドユニットが納まらないという構造上の違いがある。 インサイドユニットの内部に収められている綿球(レーヨンボール)にオイルを吸収させ、ウィック(芯)に毛細管現象によって吸い上げさせ揮発、気化させる。フリント(発火石)とフリントホイール(回転するやすりドラム)との摩擦から発せられる火花によって引火着火する。火はフタを閉めれば、酸欠によって即座に消える。インサイドユニットは基本的に1941年より後のレギュラーサイズのジッポーライターで共通化されている。つまりインサイドユニットは同じ機能を持つため、モデルや販売価格による着火性や動作など性能の差はない。なおレギュラー以外には、卓上型とスリム型があるが、卓上型では専用ユニットを使うモデルも過去の製品に見出される。 ケースは、インサイドユニットを収納するボトムケースとリッドと呼ばれるフタより構成され、ヒンジ(蝶番)で結合されている。リッドの内側には板が取り付けられている。この板とインサイドユニットに取り付けられたカムが接触することによりスムーズな開閉を実現すると共に、ジッポーライター独特の金属的な開閉音を響かせる。リッドを閉じた状態での気密性は、リッドとボトムケースの接触面によってのみ保たれ、パッキン等のシール材は付属しない。この箇所に変形や損傷があると、リッドが閉まっていてもオイルが揮発し続け、早期にオイル切れとなるおそれがある。 ケースの材質は真鍮が基本で、デザイン性、意匠性を高めるため表面にクロムメッキなどが施される。またケースの材質には真鍮以外に、金、銀(スターリングシルバー、一部で「スタシル」と略称される)、銅(Copper)、チタン(Solid Titanium)等が使われるモデルも存在する。また過去には、鉄、ニッケルなどで製造されたモデルも存在する。 ケースの底面には、一部のモデルを除き、1955年よりイヤーコードと呼ばれる記号が刻印されており、これにより製造年が判別できる。このイヤーコードは当初、点や線で構成されていたが、1982年より平行してアラビア数字表記のものが登場、1985年からは同じく並行してローマ数字で記載されたモデルも出ている。1986年からはA〜Lの12文字で現された製造月も刻印されている。1936年後半から1967年のモデルまではパテント番号が刻印されていたが、ジッポーのパテントが切れた同年8月1日以降の製品ではこの刻印が省かれた。ただし1980年代よりのレプリカモデルでは一部にこの古いパテント番号が記載されているものもある。
※この「構造と特徴」の解説は、「ジッポー」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「ジッポー」の記事については、「ジッポー」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 17:43 UTC 版)
バーナー部のリングには二重のものや三重のものなどがある(火口となる円孔の輪の数によって、一重、二重、三重、四重のものがある)。通常は点火すると円形に並んだ火口から真上に炎が出るが、点火すると中央部に向かって炎が出るように羽根と呼ばれる部品を取り付けて調整してあるものもある。 都市ガス用とプロパンガス用があり兼用できるものもある。本体のホースエンドにガス管のホースを接続して用いる。 火力が強いのが特徴。また、比較的シンプルな構造で堅牢で安価なことから一般飲食店等で多く使用されている。
※この「構造と特徴」の解説は、「鋳物コンロ」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「鋳物コンロ」の記事については、「鋳物コンロ」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 04:48 UTC 版)
ハンドパンは、ドーム状に加工された二枚の金属板を上下に貼り合わせた形状をしている。上面には通常7つ以上のトーンフィールドをもち、下部には中央にサウンドホールとなる開口部をもつ。多くは、直径45~60cm、高さ20~40cm程度のサイズである。素材は低炭素鋼、ステンレスなどの鉄化合物が用いられる。形状は進化を続けており、2016年末には、音数は15、音域はA2~G5まで開発、2017年8月には、音数を両面に合わせて22、音域は低音がG#2、2019年には音域が低音にE2まで広がり、それに合わせた拡張アタッチメントが設計されるなど、年々技術の進歩や多くの試行が見られる。既に完成したハンドパンのスケールを変更(チューニング)する事は難しく、原則、一台ごとにスケールは決まっている。西洋音楽のスケールのみならず中東~極東音楽のスケールも多く作られている。高熱による表面への窒化処理を行うメーカーが多く、これにより硬質化による寿命の延長やチューニングのしやすさ、耐錆性を持つことに成功している。コストや音質への影響から、あえて窒化処理を行わないメーカーもある。表面の色合いがメーカーにより異なるのは、素材のみならず熱処理の過程も大きく影響している。 また、金属製のドーム型スリットドラム(商品名:ハピドラム、RAVdrum、ガンクドラムなど)を、その形状から『ハンドパン』の一群に含ませる見方もあるが、構造自体は全く似て非なるものである。
※この「構造と特徴」の解説は、「ハンドパン」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「ハンドパン」の記事については、「ハンドパン」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 21:04 UTC 版)
「フレキシブルコンテナバッグ」の記事における「構造と特徴」の解説
製品・用途によって異なるが、大別して本体、投入口、排出口、吊り部などによって構成されているものが多い。 本体 PEやPPなどの丈夫な化学繊維で織られており、継ぎ目のないものと、複数の素材をつなぎ合わせたものがあるほか、バッグ内にビニール状の袋が存在するものもある。 投入口 上部の開口部。スリットか筒状である。充填はここで行い、マチ部分によって開口部を閉じることが可能である。 排出口 底部が開くタイプの開閉可能な開口部。内容物を排出する。 吊り部 ロープやベルトなどをつなげ、コンテナを吊り上げる支点となる部分。本体側面および本体下面に取り付けられる。
※この「構造と特徴」の解説は、「フレキシブルコンテナバッグ」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「フレキシブルコンテナバッグ」の記事については、「フレキシブルコンテナバッグ」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 14:30 UTC 版)
他のアルカリ金属の水素化物と同じく固体はイオン結合性が強く、結晶構造は塩化ナトリウム型構造である。結晶格子中で Na + {\displaystyle {\ce {Na^+}}} は6個の H − {\displaystyle {\ce {H^-}}} に囲まれた八面体型の構造をとっている。NaH 中の H − {\displaystyle {\ce {H^-}}} のイオン半径は146pm と見積もられている。これは F − {\displaystyle {\ce {F^-}}} のイオン半径 133pm に近い。 多くの試薬会社から、60% のオイルディスパージョン(鉱油混合物)の形で販売されている。このようなディスパージョンは純粋な固体よりも取り扱いが安全である。ヘキサンなどで鉱油を洗い流してから使用することもある。
※この「構造と特徴」の解説は、「水素化ナトリウム」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「水素化ナトリウム」の記事については、「水素化ナトリウム」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 02:47 UTC 版)
松重閘門は名古屋市建築課の藤井信武の設計による幅9.1m、全長90.9mの閘門であった。最大通行可能船舶重量は60t、通行に要する時間は約20分であった。 松重閘門の象徴ともいえる高さ21m、2対4本の尖塔の材質は鉄筋コンクリートの人造石塗り洗出しで、その一部に花崗岩が張られている。これらの尖塔は閘門を区切る鉄扉を動かす錘(おもり)を上下させるためのものである。扉式の閘門が多い日本では尖塔を設けて水位調整を行う方式は珍しい。これについては「松重閘門の建設当時には名古屋市の他の河川も中川のように運河とする計画があり、その計画が実現した際には松重閘門はこれら運河の交差点となるため、どこからも目立つようにしたのではないか」とする見解もある。 名古屋港から堀川方面に水上輸送を行う場合、堀川を直接溯上するより中川運河から松重閘門経由で輸送した方が多くの場合時間の短縮となった(堀川経由の場合と比較して3分の2から3分の1の所要時間で輸送できたとされている)ことから、1935年(昭和10年)時点で名古屋港から堀川方面に輸送を行う船舶44000隻のうち18000隻が松重閘門を経由したとされている。堀川の直接溯上に時間がかかったのは、堀川河口から新堀川合流地点までの間は木材が筏の形で水中に多数貯木されていたため水路が狭かったためとされている。
※この「構造と特徴」の解説は、「松重閘門」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「松重閘門」の記事については、「松重閘門」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 15:18 UTC 版)
一般に本体には熱伝導率が低い陶製が用いられ、その本体内部に蚊取線香を収める形状となっており、渦巻型の蚊取り線香の中心部分をY字型の線香立(金属製)などに固定した上で蚊遣器の内部に横向きにセットした状態で用いる製品が多い。 線香は火気であるため、蚊遣器の本体には不燃性・難燃性・耐火性をもつ陶器などが用いられる。また、線香の燃焼部位が比熱容量が大きい陶器や熱伝導性が高い金属と接触してしまうと、燃焼維持に必要な熱がそれらに拡散して火が消えてしまうことがあるため、線香の安定した燃焼を確保しつつ十分な酸素を供給できる状態を維持する必要がある。そのため、線香を蚊遣器に装着する際には、Y字型の線香立に蚊取線香の一端(通常は渦巻型の線香の渦の中心部分)を固定し、線香の他の部位が蚊遣器筐体に接触しないように保持する。 なお、蚊取り線香を縦方向にセットした状態で用いる半円形あるいは三日月型のような形状の蚊遣器もあり、このような製品では蚊取り線香の中心部分を横方向から支持する構造となっている。
※この「構造と特徴」の解説は、「蚊遣器」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「蚊遣器」の記事については、「蚊遣器」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 00:31 UTC 版)
一般的なドラム缶には、円筒部の中間に輪帯(りんたい、ビード)と呼ばれる2本の出っ張りがある(上の画像のドラム缶では色の塗り分けの境界部分)。これは構造上の補強の役割を持つと同時に、転がして運搬する際には車輪(出っ張りの部分だけが接地面となる)の役割を果たし、容易に転がせる作用がある。輪帯は、鋼板を筒状に曲げて、つないだ後に、内側から一気に打ち出すように力を加えて成形される。 蓋部 ドラム缶には上下に円形で平面の部分があり、上になる方がバンドで締め付けられており、これを外すと大きく開けられるオープンドラム(ペール缶)と、巻き締めてあり切り取らないと開かないタイトヘッドドラムの2種類がある。オープンドラムの蓋は天蓋と称する。また、タイトヘッドドラムには別途螺子付きの注入口や空気穴にセットする小さな蓋が付いていることも多く、これはプラグと称している。プラグは鉄製のプレス成型のものが一般的で、日本では亜鉛ダイカストのものもあったが、2007年に製造中止となった。ほかに、天然樹脂を入れるタイトヘッドドラムには、製品検査に使う丸い穴を天蓋に開け、さらに蓋を取り付けたドラムも存在する。 サイズ 日本ではJIS規格により大きさや寸法が定められている。大きさは5種類。一般にガソリンスタンドなどで見かけるドラム缶は、その中で最も一般的なもの。容量は200リットル、直径が約0.6m、高さが約0.9mである。業界では18リットル以上200リットル未満のものは中小型缶とよび、200リットル以上のものの呼称であるドラム缶と区別している。海外では200リットルに相当する44ガロン缶の他、220リットルなど別のサイズのものもある。海外では規格も様々であるうえにドラム缶を専門の製缶業者から買わずに、自社で製造して使用する企業もあるため、種類・サイズも多様となりやすい。200リットルドラムは、20フィートの海上コンテナに通常、40本×二段積みの80本積載可能である。
※この「構造と特徴」の解説は、「ドラム缶」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「ドラム缶」の記事については、「ドラム缶」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/21 04:08 UTC 版)
RNAアーゼAは124残基、13.7kDa以下と比較的小さいタンパク質である。2層のα+βからなり、タコスのように2つに折り畳まれて、中央の溝がRNA結合部位になる。N末端側の1番目の層は3つのαヘリックスからなり、C末端側の2番目の層は2つのβシート中に2つのβヘアピンが配置した構造からなっている。 RNAアーゼAは、Cys26-Cys84、Cys58-110、Cys40-95、Cys65-72という4つのジスルフィド結合を持つ。最初の2つはフォールディングに必須で、それぞれが第1層のαヘリックスと第2層のβシートを結合して疎水中心を作っている。後の2つはフォールディングには必須ではなく、どちらかを欠いても構造は変わらない。これらはループをつなげて溶媒に露出させる。興味深いことに、最後のジスルフィド結合はループのエントロピーに比べて結合を非常に形成しやすい。これはこの部分のβヘアピンの形成しやすさを反映していると考えられる。 RNAアーゼAは等電点が約8.63の塩基性のタンパク質であり、多数の陽電荷がRNAとの結合に関与する。さらに一般的に言うと、RNAアーゼは非常に極性が大きく、疎水性基が少ない。このため、構造の安定化のために4つものジスルフィド結合が必要となる。
※この「構造と特徴」の解説は、「リボヌクレアーゼA」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「リボヌクレアーゼA」の記事については、「リボヌクレアーゼA」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 08:24 UTC 版)
ピオベルジンはペプチド鎖の配列によりタイプ(siderotype)が異なり、これまで100以上のタイプが発見されている。そのすべてが共通の性質を有している。ピオベルジンの構造は3つの部位に分けられ、ジヒドロキシキノリンの核、菌株間で異なる6-14個のアミノ酸から成るペプチド、および側鎖である。側鎖は通常、クエン酸回路で合成された4-5個の炭素のα-ケト酸である。ピオベルジンの黄色の発色と蛍光はその核に由来する。
※この「構造と特徴」の解説は、「ピオベルジン」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「ピオベルジン」の記事については、「ピオベルジン」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 07:16 UTC 版)
石井閘門は開き戸型の単純合掌戸の門扉を有し、船の入る閘室は長さ50.6m、幅8.1mである。門扉は最初は木製だったが、1966年に鋼製になり、高さ5.9m、幅3.7mとなっている。 従来の日本の閘門は木造ないし石造で、角材で川を堰き止める「角落とし式」と呼ばれる方式だけであった。また幅も3m以下であったのに対し、石井閘門は約2倍の5.9mであり、初の西洋式・合掌扉の閘門であった。現在、日本国内で稼動するレンガないし石造の閘門は4ヶ所しかなく、その中で石井閘門は最も古い。野蒜築港など周辺施設とともに土木学会選奨土木遺産に選ばれている。
※この「構造と特徴」の解説は、「石井閘門」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「石井閘門」の記事については、「石井閘門」の概要を参照ください。
構造と特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:41 UTC 版)
葉は光合成のための器官である。薄く広くできているのは、太陽の光を効率よく吸収し、ガス交換することができるための適応と見られる。 葉は茎から出て、平らに広がった部分で、通常はそこから芽が出たりすることはない部分である。一定の寿命があって、時間が来ると根本から切り放され、放棄される。つまり、枯れたり落葉したりする。 種や機能によって様々な形状がある。多くの場合、扁平で、光を受けやすくなるように水平に広がる。枝とのつなぎの部分は、葉全体を支えるためにやや太くなり、葉本体、枝と区別がつく場合には、葉柄とよばれる。葉本体を葉身とよぶ。葉身は様々な形をしているが、楕円形、あるいはそれに類するものがもっとも普通である。様々な形、特徴のものがあり、種ごとの特徴になっている。 葉の付け根にある付属体を托葉という。これは小さな葉のようなものであることが多いが、例外的に大きなものや、刺や巻きひげに変化していることもある。托葉が存在しなかったり、存在していてもすぐに脱落することも多い。 単子葉植物では、細長い葉の形のものが多い。特にイネ科の植物は、やや硬く、立ち上がった細長い葉をもつものが多く、草原での生活に適応しているといわれる。光が根本まで入りやすく、植物体全体で光合成ができる形である。 マツなど裸子植物では、針のように細い形の葉をもったものが多く、まとめて針葉樹と呼ばれる。それに対して、被子植物では広い葉のものが多く、そのような樹木は広葉樹という。
※この「構造と特徴」の解説は、「葉」の解説の一部です。
「構造と特徴」を含む「葉」の記事については、「葉」の概要を参照ください。
- 構造と特徴のページへのリンク