第1層
【英】physical layer, PHY
第1層とは、ネットワークにおけるプロトコルの機能を表したOSI参照モデルにおいて、最も物理的な接続形式を規定している通信モデルのことである、全7階層のうち第1層目に位置している。
第1層では、伝送経路上のデータ表現方式やインターフェースの形状といった、ネットワークの接続やデータ伝送に関する物理的・物質的な方式が規定されている。具体的には、コネクタのインターフェース形状や、通信回線の材質、電気信号の変換に用いる電圧レベルや光波長の変換方式、タイミング、などが第1層で規定されている。データは電波などとして扱われはするが、その意味内容については一切規定されていない。
第1層
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/17 20:24 UTC 版)
コアとなる第1層は 3GPP2 で定義された第三世代携帯電話の広帯域音声符号化コーデック VMR-WB の仕様をベースにしたもので、音声符号化の代表的なアルゴリズムである ACELP(algebraic code excited linear prediction)を使う。コア部分はサンプリング周波数 16 kHz の入力信号を 12.8 kHz に再サンプリングし、符号化処理を行う。 第1層では 20 ms のフレームに対し以下の処理により符号化を行う。 12.8 kHz にリサンプリング、ハイパスフィルタによる直流成分除去などの前処理 スペクトル分析(音声区間検出と雑音抑制用) 入力が広帯域/狭帯域かを検出 スペクトル分析結果より音声区間検出(voice activity detection) スペクトル分析結果より雑音スペクトル推定 推定された雑音スペクトルを用いて雑音抑制 ACELPのための線形予測係数の計算など 聴感重み付けされた音声信号の計算 オープンループでのピッチ周波数(音声波形の基本となる周波数)分析 背景雑音スペクトルの推定値を更新 信号フレーム内容より処理モードを選択 これらの処理を行った後、、信号フレームの内容により以下の処理モードのいずれかの処理により符号化を行う。 unvoiced coding mode(無声符号化モード) 無声音の場合の処理 voiced coding mode(有声符号化モード) 周期的な繰り返しのある有声音の場合の処理 transition coding mode(遷移符号化モード) 有声音の開始時点の処理 discontinuous transmission and comfort noise generation (DTX/CNG)(非連続送信とコンフォートノイズ生成) 無音時の無音データ(silence insertion descriptor、SID)か NO_DATA フレームの生成、 まったくの無音を避けるため、デコーダ側での適切なレベルのバックグラウンドノイズ(コンフォートノイズ)生成 generic coding mode(ジェネリック符号化モード) 上記のいずれにも分類できない場合の処理 また、G.718 はIPネットワークのようなパケットロスやパケット遅延の多い環境での利用を想定しているため、これらによるフレーム消失時の音質低下を避けるための補助情報も同時に抽出する。これらの情報は第3層に格納され、必要に応じ復号時に使用される。
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第1層
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