緑釉陶器 (りょくゆうとうき)
緑釉陶器
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緑釉陶器(りょくゆうとうき)は、中国より伝わり日本では主に平安時代に生産された、鉛釉を使った施釉陶器。灰釉陶器と共に、人工的に施釉された陶器として国内最初期のものに位置づけられている。
- ^ 浜松市博物館 2014 p30
- ^ 大阪府立近つ飛鳥博物館 2006
- ^ a b “『漢緑釉銀化壺』(C-260)”. 古美術 一. 2024年6月11日閲覧。
- ^ “緑釉壺 文化遺産オンライン”. 文化庁. 2024年6月11日閲覧。
- ^ 窯跡自体は見つかっていないが、平城京左京二条二坊十五坪からはトチンや窯道具が見つかっており、奈良時代の平城京内で施釉陶器生産が行われていたことが指摘されている。なお、平城山丘陵に所在する瀬後谷瓦窯跡から緑釉瓦塔が、同丘陵に所在する杉谷瓦窯では三彩垂木先瓦の未施釉品が見つかっており、平城山丘陵でも施釉製品の生産が行われていたことがわかっている。
- ^ (財)京都市埋蔵文化財研究所・京都市考古資料館. “緑色だけではない「緑釉陶器」”. 公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所. 2024年6月11日閲覧。
- ^ 「須恵器と緑釉陶器」大阪大学考古学研究室
- ^ a b 「銅と鉛のやわらかさ-周防の国の緑釉陶器-」山口県防府市埋蔵文化財センター
- ^ 長門国・周防国が鉛・銅の生産地であったことが、緑釉陶器生産に繋がったとみられているが、窯跡は見つかっていない。
- ^ 高橋1993
- ^ 浜松市博物館2014 p16
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