窯跡とは? わかりやすく解説

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かま‐あと【窯跡】

読み方:かまあと

陶磁器焼いた窯の跡。窯址(ようし)。


窯跡

読み方:カマアト(kamaato)

埴輪土器陶磁器・瓦塼などを焼成した生産遺跡


窯跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/21 22:29 UTC 版)

窯跡(かまあと/ようせき)とは、陶磁器を焼くために用いられた遺構である。特に古い時代に作られたものは「古窯跡」(こようせき)や「窯址」(ようし)とも言う。群在する場合が多く、窯跡群(かまあとぐん/ようせきぐん)と呼ばれる遺跡群を形成する[1]




「窯跡」の続きの解説一覧

窯跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 08:29 UTC 版)

「窯」の記事における「窯跡」の解説

過去の古い時期構築された窯が、操業終え遺棄されたものを窯跡と呼ぶ。窯跡は考古学でいう遺跡遺構)の一種であり、発掘調査行って体構造陶磁器片を分析することにより、窯業史・陶磁史をはじめとする歴史研究役立てることができるため、重要な考古資料となっている。

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窯跡(A地点)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 05:50 UTC 版)

日の出山瓦窯跡」の記事における「窯跡(A地点)」の解説

日の出山創建多賀城使用されているのと同じ型の瓦が出土することは古くから知られ、すでに1954年には内藤政恒が「多賀城瓦草年代考」という論考発表している。1969年土地所有者開墾のためにブルドーザー入れて掘削したところ、大量の瓦が出土したため、工事中止し宮城県教育委員会緊急に調査行ったのである遺跡範囲東西1.5キロ南北1キロに及び、窯跡は6地点存在することがわかっている(A地点 - F地点称す)。このうちA地点とC地点については発掘調査実施され。F地点については磁器探査試掘が行われている。他の3地点については開墾により原型損なっているとみられ、本格的調査実施されていない上述の、1969年調査が行われたのはA地点で、国の史跡指定されたのはA地点のみである。 A地点遺跡東側で、丘陵南西斜面に7基の地下窖窯あながま)が築かれている。うち北西端1号窯で、以下、3号から8号までの番号付されている(2号欠番)。なお、調査時点2号窯とされていたものは、凹地黒色土と瓦片が堆積したもので、窯跡ではないことがわかった。 各窯は積石などの工作をせずに地山素掘りして焚口燃焼室焼成室、煙道造ったのである燃焼室平坦で、焼成室は緩斜面となるが、両者の間には明確な段差設けず焼成室内にも階段はない。8号窯のみ規模小さいが、他の6基は、全長が5メートル強、幅が1メートル内外規模である。1号窯と4号窯は前庭部排水溝設ける。3号窯は窯としての役目終えた後、貯蔵場所として使用され内部平瓦貯蔵されていた。8号窯全長2.6メートル小さく、この窯のみ、もっぱら須恵器焼成していた(他の6基は瓦を主として一部須恵器焼成)。

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窯跡(C・F地点)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 05:50 UTC 版)

日の出山瓦窯跡」の記事における「窯跡(C・F地点)」の解説

A地点以外で調査済みの窯跡の概要以下のとおりである。 C地点遺跡中央部西寄り丘陵南麓位置し、窯跡7、竪穴建物跡14確認されている。窯跡は1基が半地下式であるほかは地下式である。 F地点遺跡中央部寄り位置する。東斜面に4、西斜面に3の窯跡があり、すべて地下式である。また西斜面には竪穴建物跡5が確認されている。C・F地点確認され竪穴建物跡は、工房等の瓦製造関連施設とみられる

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窯跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 01:09 UTC 版)

七尾瓦窯跡」の記事における「窯跡」の解説

1979年調査により、7基の窯跡が確認された。南西から北東へと伸びる丘陵北側斜面には6基の窯跡があり、いずれも登窯である(東から西1号 - 6号窯)。さらに1号窯の東南25メートル丘陵東端には上記6つの窯とは構造異な平窯7号窯がある。このうち1979年調査全容判明したのは第2・3・7窯である。 第2号窯は有階有段登窯で、一部平されていたが、現存部の全長4.5メートル焼成部の幅は2メートル床面傾斜平均40度である。階段蹴込部分大型の塼を並べ上面丸瓦半截平瓦敷きつめている。 第3号窯は有階有段登窯で7段に築造され、天井部を含め存する全長5.4メートル最大幅は1.75メートル床面傾斜第2号窯よりゆるやかで平均17度である。階段蹴込部分大型の塼を並べ上面丸瓦平瓦敷きつめている。窯体の構築にも大型の塼を用いている。この窯跡からは、窯詰めしたときの状態のままで未焼成の瓦群が検出されている。何らかの事情で、焼成行わないまま使用中止したとみられ、稀有な事例である。 第7号窯は平面長方形床面傾斜のない平窯である。後世に削平を受けていて、遺存状況よくない第2号窯が急傾斜で、段差高く焼成部が地下式であるなど古い形式を示すのに対し第3号窯は傾斜がゆるやかで段差小さく平窯に近づいた形式となっている。このように異なった形式の窯が併存するのが七尾瓦窯特色である。 第1・4・56号窯については、1979年調査ではトレンチ存在確認するとどまったが、このうち、第4・56号窯については、1990年史跡環境整備事業にともなう調査によって、部分的にではあるが実態明らかになっている(第1号窯は未調査)。1990年調査排水施設工事擁壁及びフェンス設置工事にともない遺構影響与えないために行ったもので、遺構保全のため、窯体の上面の検出とどめている。 この調査で、第4・56号窯の規模次のとおりであることがわかった第4号窯 - 全長6.3メートル焼成最大幅2.2メートル 第5号窯 - 全長5.5メートル焼成最大幅1.2メートル 第6号窯 - 全長5.8メートル焼成最大幅1.4メートル 第4号窯は平面船形で、隣の第3号窯と似た構造であるとみられる。第5・6号窯は前庭部共有しており、同時に操業していたことが明らかである。第1号窯は未調査であるが、七尾瓦窯の6基の登窯は、第1・2号第34号、第5・6号それぞれ2基1単位構築されたとみられ、互いに構造異な3種類の窯が2基ずつ構築されとみられる。 窯跡の北側史跡指定地には、瓦製作の工房があったとみられる1983年当該地にある倉庫建て替えにともない部分的な調査が行われ、人工的な溝が存在することが確認された。1984年から1985年にかけてあらため本格的な調査が行われ、平均幅3メートル深さメートルの「コ」の字形屈曲する溝の存在確認された。この溝は90度の角度屈曲していることから、人工的に掘られたものであることは明らかである。また、多量の瓦の投棄確認されている。この調査遺構展開状況確認することが目的であり、明確な建物遺構検出されなかったが、調査地には広範にわたって工房存在したことは確実視されている。

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