まる‐がわら〔‐がはら〕【丸瓦】
丸瓦(まる がわら)
また和型の袖瓦と桟瓦をつなぐのに使う瓦は、紐丸瓦と呼ばれている。この紐丸瓦と区別するために素丸ともいう。しかし一般に丸瓦というと素丸を指している。
丸瓦は胴と玉縁(たまぶち)とから構成される。玉縁側が水上に置かれ、この部分が胴の部分を重ねて葺く。丸瓦の寸法は胴の長さで呼ぶ。
丸瓦(まるがわら)
丸瓦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:06 UTC 版)
丸瓦は円筒状の木型に、型離れを良くするための麻布を巻き、これに粘土板(もしくは粘土紐)を巻いて叩き板で成形したのちにヘラで入念に叩き目を調整して整えて、半分に割って成形する方法。木型は稀に桶状のこともあり、この場合は凹面に枠板痕が残る。成形方法に変化や特徴の少ない丸瓦であるが、玉縁部の成形方法は時代によって移り変わりがあり、古い方から、丸瓦部を木型で成形したのちに玉縁部を粘土紐で付け加えて回転させながら成形する方法、木型に玉縁部があり玉縁部・丸瓦部の順で別の粘土板を巻いていく方法、木型に玉縁部があり一枚の粘土板で成形したのちに玉縁部の肩を粘土紐から成形する方法、に変遷すると考えられている。
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