史跡とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 建設 > 施設 > 史跡 > 史跡の意味・解説 

し‐せき【史跡/史×蹟】


史跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 17:33 UTC 版)

史跡(しせき、非常用漢字史蹟)とは、貝塚、集落跡、城跡古墳などの遺跡のうち歴史学術上価値の高いものを指し、自治体によって指定されるものである。この語は一般には遺跡全般と同義で現在においてもその意味で使用される場合も多いが、日本においては1919年大正8年)の史蹟名勝天然紀念物保存法以降、特に法律で指定保護されている遺跡を指すようになり、現在では狭義の「史跡」は文化財の種別の一つとして文化財保護法第109条第1項に規定されている[1]


注釈

  1. ^ 単に「史跡」と称した場合は、日本国指定の史跡を指しており、官報でも「史跡」と表記される。しばしば「国指定史跡」と称されるが、これは、都道府県指定史跡や市区町村指定史跡と区別した便宜的な用語である。
  2. ^ 指定基準については複数の基準にまたがるものがある。たとえば、大安寺旧境内附石橋瓦窯跡(奈良県)は、「3 社寺の跡又は旧境内その他祭祀信仰に関する遺跡」と「6 交通・通信施設、治山・治水施設、生産施設その他経済・生産活動に関する遺跡」の2つの基準により史跡に指定されている。
  3. ^ 「特別史跡」を含み、名勝天然記念物と重複指定されている件数を含む。
  4. ^ 史蹟名勝天然紀念物調査会、朝鮮総督府宝物古蹟名勝天然記念物保存会のほか、古社寺保存会、国宝保存会などの委員を務めた。
  5. ^ 2008年2月22日、宮内庁が管理する神功皇后陵(五社神古墳)に日本考古学協会など16学会の研究者代表らが墳丘に立ち入り調査をした。「陵墓」に学会側の立入が認められたのは初めて。(2008年2月23日「朝日新聞」)

出典

  1. ^ 史跡 とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2014年5月30日閲覧。
  2. ^ 「近代の遺跡の保護について」『月刊文化財』1995年4月号、38頁。
  3. ^ 森(1996)。
  4. ^ 文化庁 文化庁月報 連載 「文化財行政の現代的な課題 」- 史跡の現地保存,凍結保存,及び復元について


「史跡」の続きの解説一覧

史跡(国指定)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 01:20 UTC 版)

羅漢寺 (大田市)」の記事における「史跡(国指定)」の解説

羅漢寺五百羅漢(「石見銀山遺跡」のうち) 国の史跡「石見銀山遺跡」の一部として、2005年追加指定された。石造五百羅漢坐像群、石反橋3基、宝篋印塔を含む。

※この「史跡(国指定)」の解説は、「羅漢寺 (大田市)」の解説の一部です。
「史跡(国指定)」を含む「羅漢寺 (大田市)」の記事については、「羅漢寺 (大田市)」の概要を参照ください。


史跡(国指定)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 23:43 UTC 版)

大國魂神社」の記事における「史跡(国指定)」の解説

指定名称:武蔵国府跡 - 2009年平成21年7月23日指定

※この「史跡(国指定)」の解説は、「大國魂神社」の解説の一部です。
「史跡(国指定)」を含む「大國魂神社」の記事については、「大國魂神社」の概要を参照ください。


史跡(国指定)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:47 UTC 版)

泉岳寺」の記事における「史跡(国指定)」の解説

浅野長矩墓および赤穂義士墓 元禄14年3月14日江戸城中で吉良義央上野介)に対し刃傷沙汰に及び、即日切腹となった赤穂藩浅野長矩内匠頭)の墓、及び、元禄15年12月14日江戸本所吉良屋敷押し入って吉良首級上げ翌年2月4日切腹となったいわゆる赤穂浪士泉岳寺では「赤穂義士」と呼んでいる)の墓である。 一般に赤穂浪士は「四十七士」と呼ばれるが、泉岳寺赤穂義士墓地には討入り以前自害した萱野重実三平)の供養墓含め48基の墓塔がある。48基のうち、この萱野三平と、遺骸遺族引き取ったため泉岳寺には埋葬されていない間光風新六)、そして討入り参加した浪士の中で唯一人切腹をまぬがれた寺坂信行(吉右衛門)の墓塔は、遺骸埋葬伴わない供養塔である。なお寺以外の浪士戒名はすべて最初文字が「刃」となっている。

※この「史跡(国指定)」の解説は、「泉岳寺」の解説の一部です。
「史跡(国指定)」を含む「泉岳寺」の記事については、「泉岳寺」の概要を参照ください。


史跡(国指定)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 14:26 UTC 版)

北畠神社」の記事における「史跡(国指定)」の解説

北畠氏館跡(「多気北畠氏城館跡」のうち) 2017年平成29年4月6日北畠氏館が続日本100名城153番)に選定された。

※この「史跡(国指定)」の解説は、「北畠神社」の解説の一部です。
「史跡(国指定)」を含む「北畠神社」の記事については、「北畠神社」の概要を参照ください。


史跡(国指定)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 00:29 UTC 版)

白水阿弥陀堂」の記事における「史跡(国指定)」の解説

白水阿弥陀堂境域 発掘調査によって、国宝阿弥陀堂大きな池の中に設けられ中島建てられ浄土庭園典型的な構成示していることが判明した1966年昭和41年9月12日周辺山林農地民家敷地含めた243,669平方メートルにわたる広大なエリアが国の史跡に指定された。

※この「史跡(国指定)」の解説は、「白水阿弥陀堂」の解説の一部です。
「史跡(国指定)」を含む「白水阿弥陀堂」の記事については、「白水阿弥陀堂」の概要を参照ください。


史跡(国指定)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:54 UTC 版)

慈恩寺 (寒河江市)」の記事における「史跡(国指定)」の解説

慈恩寺旧境内 2014年10月6日指定指定範囲には昭和27年1952年4月1日付で山形県の史跡に指定されていた区域含み指定面積合計は約446千平メートル大きく3つのエリア分かれる本堂中心とする「本堂境内地」「院坊屋敷地」と後背の「中世城館群」、西の結界八面大荒神(はちめんだいこうじん)」、および「慈恩寺修験行場跡(山業)」である。

※この「史跡(国指定)」の解説は、「慈恩寺 (寒河江市)」の解説の一部です。
「史跡(国指定)」を含む「慈恩寺 (寒河江市)」の記事については、「慈恩寺 (寒河江市)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「史跡」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

史跡

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 05:20 UTC 版)

別表記

名詞

しせき史蹟」の「同音の漢字による書きかえ」)

  1. 歴史上事件建造物のあった場所

発音(?)

し↗せき

「史跡」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



史跡と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「史跡」の関連用語

史跡のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



史跡のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
国土交通省国土地理院国土交通省国土地理院
Copyright. Geographical Survey Institute. ALL RIGHTS RESERVED.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの史跡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの羅漢寺 (大田市) (改訂履歴)、大國魂神社 (改訂履歴)、泉岳寺 (改訂履歴)、北畠神社 (改訂履歴)、白水阿弥陀堂 (改訂履歴)、慈恩寺 (寒河江市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの史跡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS