朝鮮総督府とは? わかりやすく解説

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ちょうせん‐そうとくふ〔テウセン‐〕【朝鮮総督府】

読み方:ちょうせんそうとくふ

明治43年(1910)韓国併合により設置され日本朝鮮支配最高機関昭和20年1945解体


朝鮮総督府

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 13:32 UTC 版)

朝鮮総督府(ちょうせんそうとくふ、旧字体: 朝󠄁鮮總督府朝鮮語조선총독부朝鮮總督府)は、1910年明治43年)の韓国併合によって大日本帝国領となった朝鮮を統治するため、同年8月29日に設置された官庁である[1][2]


注釈

  1. ^ 李栄薫は、食糧を日本に搬出したのも市場を通じた商行為に基づくものであり、強奪したわけではない、と述べている[15]
  2. ^ いわゆる六三問題。宮澤俊義は、「台湾・朝鮮および樺太でも憲法は通用する。但し、ここでは法律(大正一〇法三・明治四四法三〇・明治四〇法二五)によつてゐる程度の「立法の委任」が行はれてゐる」とする[19]
  3. ^ 朴泰赫『醜い韓国人』光文社(1993)ISBN 4-334-00532-2 p218 にその記述がある。ただし同書は出典をかかげていないので、1993年にそのような記述をした出版があった以上の確認はできない。
  4. ^ 李秉喆は、米の輸出で得た多額の資金を元手に1938年(昭和13年)に大邱にて三星商会を設立し、これがのちのサムスングループに発展していった[21]
  5. ^ 完全に撤去する予定だったが、日本人でも柳宗悦など一部の文化人の反対により宮殿東側に移築された。
  6. ^ この一環として、日本語の普及を目指した「国語常用」運動があり、最終的に朝鮮語の公教育からのほぼ完全な追放へとつながった[29]
  7. ^ 朝鮮王朝の王宮、皇宮。風水思想に基づいて造営されていた。
  8. ^ 朝鮮人名士を主体とする諮問機関。単なる諮問機関であって議会ではないためその議決は拘束力を持たなかった[36]
  9. ^ 行政官庁の命により、その補助機関が発する通達。たとえば、大臣の命により次官、局長などが発する通達。直接の指示権限のない機関が、権限のある上位の命としてとして通達できることになる。

出典

  1. ^ 大日本帝国法令『朝鮮総督府設置ニ関スル件 (勅令第319号)』国立印刷局明治43年8月29日官報号外6頁。国立国会図書館デジタルコレクション -(注)閲覧のコマ番号“14”をプルダウンから選択必要。
  2. ^ 国立公文書館デジタルアーカイブ朝鮮総督府設置ニ関スル件・御署名原本・明治四十三年・勅令第三百十九号」(PDF)『大日本帝国』1910年8月29日、国立公文書館、2022年8月16日閲覧 
  3. ^ 大日本帝国法令『朝鮮總督府官制 (勅令第354号)』国立印刷局明治43年9月30日官報号外1頁。国立国会図書館デジタルコレクション -(注)閲覧のコマ番号“14”をプルダウンから選択必要。
  4. ^ 国立公文書館デジタルアーカイブ御署名原本・明治四十三年・勅令第三百五十四号・朝鮮総督府官制」(PDF)『大日本帝国』1910年9月29日、国立公文書館、2021年5月9日閲覧 
  5. ^ 朝鮮総督府 国立公文書館アジア歴史資料センター
  6. ^ a b 相賀徹夫著・編『日本大百科全書 15』1987年 小学館
  7. ^ フランク・B・ギブニー著『ブリタニカ国際大百科事典 13』1974年 TBS-Britannica
  8. ^ 山口県文書館 韓国と中国
  9. ^ 建物は朝鮮総督府としてより、大韓民国の中央庁として利用された期間の方が長かった。
  10. ^ Cumings Bruce (1984a), "The Legacy of Japanese Colonialism in Korea" in Myers, Ramon H. and Mark R. Peattie (Editors) The Japanese Colonial Empire, 1895-1945, Princeton:Princeton University Press
  11. ^ 朝鮮総督府『統計年報』
  12. ^ 黄文雄『歪められた朝鮮総督府』光文社
  13. ^ 「日本の植民地支配 肯定・賛美論を検証する」pp. 34-37
  14. ^ 日帝下朝鮮経済の発展と朝鮮人経済
  15. ^ ソウル大学、李栄薫教授
  16. ^ a b c 宮田節子「日本の朝鮮統治」『大日本百科事典』
  17. ^ a b 馬渕貞利「朝鮮総督府」『世界大百科事典』日立デジタル平凡社、1998年。
  18. ^ 『日本史B用語集』山川出版社2000年。
  19. ^ 宮澤俊義『憲法講義案』(昭和11年4月17日発行)、p.16
  20. ^ 山本有造『日本植民地経済史研究』名古屋大学出版会
  21. ^ KBS WORLD
  22. ^ 『東洋史辞典』東京創元社、1980年 p.577「朝鮮土地調査事業」の項。
  23. ^ ソウル大教授、日本による土地収奪論は神話朝鮮日報、2004年11月20日
  24. ^ 日本統治時代の韓国人の平均身長 2006年2月18日朝鮮日報
  25. ^ 姜在彦『日本による朝鮮支配の40年』朝日文庫
  26. ^ 姜在彦『朝鮮の歴史と文化』明石書店
  27. ^ 崔基鎬『韓国 堕落の2000年史』祥伝社
  28. ^ a b 田中禎彦「20世紀前半の朝鮮総督府による朝鮮の歴史的建造物の調査保存事業について」『日本建築学会計画系論文集』594号 日本建築学会 2005年(平成17年)8月 p.207-214 ISSN 1340-4210
  29. ^ a b c 熊谷明泰賞罰表象を用いた朝鮮総督府の「国語常用」運動」(PDF)『関西大学視聴覚教育』29号2006年(平成18年)3月31日 p.55-77。ISSN 1343-1099
  30. ^ 水田直昌監修『統監府時代の財政』122頁
  31. ^ 김기철 (2010年7月14日). “일제시대 휩쓴 베스트셀러 '딱지본'을 아십니까” (朝鮮語). 朝鮮日報. http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2010/07/13/2010071302149.html 2016年10月20日閲覧。 同記事日本語訳の前半:金基哲 (2010年7月18日). “日本統治時代のベストセラー「タクチ本」(上)” (日本語). 朝鮮日報日本語版. オリジナルの2010年7月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100720045043/http://www.chosunonline.com/news/20100718000004 2016年10月20日閲覧。 
  32. ^ 『国史大辞典』第5巻、吉川弘文館 1984年(昭和59年) P.42 上沼八郎「京城大学」の項。
  33. ^ 杉本幹夫『「植民地朝鮮」の研究』
  34. ^ a b 岩井長三郎「総督府新庁舎の計画及実施について」『朝鮮』朝鮮雑誌社 1926年(大正15年)4月p.10-26。復刻、皓星社 1998年。
  35. ^ 구 조선총독부 건물 첨탑 철거 - KBS NEWS(韓国放送公社(韓国語)(KBSニュース9、1995年8月15日)
  36. ^ 『国史大辞典』第9巻、吉川弘文館 1983年 P.619 水野直樹「朝鮮総督府」の項。
  37. ^ 朝鮮総督府官制施行により、統監は自然廃官のため統監を免じる辞令はでていない。<
  38. ^ 『官報』第8080号、明治43年5月31日。
  39. ^ 『官報』第8186号、明治43年10月3日。
  40. ^ 『官報』第1265号、大正5年10月18日。
  41. ^ 依願免本官 朝鮮総督 阿部信行
  42. ^ 『国史大辞典』第3巻、吉川弘文館 1984年(昭和59年) P.813 臼井勝美「韓国併合」の項。





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