Solidとは? わかりやすく解説

ソリッド

英語:solid

 「ソリッド」とは、固体堅固なさまのことを意味する表現である。

「ソリッド」とは・「ソリッド」の意味

「ソリッド」とは、固体堅固なさまなどを意味する言葉であるが、使い方によって様々な意味を持つ言葉変化するファッションにおいては硬い質感ファッション表現する時に使われたり、柄のない単一色のデザインに対して使われたりもする。音楽の分野では「ソリッドな音」と表現されることもあるが、これは「硬い音質」を表している。

「ソリッド」は、itや物流建築など様々なビジネスにおいてもよく用いられる言葉だ。梱包材として使用される内部気泡含まない合成樹脂製品を「ソリッドシート」、白や赤などの単一カラー塗装を「ソリッド塗装」などと呼ぶ。it分野においてはソフトウェア工学の用語に「SOLID(ソリッド)」という言葉がある。サッカーでは、守備堅い状態を「ソリッド」と表現される

「ソリッド」の熟語・言い回し

ソリッドなとは


「ソリッドな」とは、堅い物や状態を表す時に用いられる言葉である。例えば、堅い材質見た時に、「これはソリッドな材質だ」というように表現される

ソリッドなデザインとは


「ソリッドなデザイン」とは、ファッション業界やit分野でよく用いられる言葉である。斬新なファッション無地単色シンプルなファッションを、「ソリッドなデザイン」と表現するまた、サイズ固定されWebデザインのことを、「ソリッドなデザインもしくは「ソリッドデザイン」と呼ぶ。

アパレルソリッドとは


「アパレルソリッド」とは、アパレル業界において用いられる「ソリッド」のことである。アパレル業界では無地生地単一カラー斬新なファッションなど様々なものを「ソリッド」と表現する

メタルギアソリッドとは


メタルギアソリッド」とは、1998年発売されプレイステーション用ソフトである。コナミコンピュータエンタテイメントジャパン開発コナミ発売したゲームソフトで、メタルギアシリーズとしては3作目に当たる。プレイステーション性能存分に活かした美し映像映画のような重厚感あるシナリオ注目集め日本で約78本、世界で603本を売り上げる大ヒットとなった派生作品の「メタルギアソリッド インテグラル」や、「メタルギアソリッド ザ・ツインスネークス」も発売された。

インター ソリッドとは


インター ソリッド」とは、2022年発売され三浦透子楽曲である。テレビ東京放送されドラマ、「何かおかしい」の主題歌として採用された。CRCK/LCKSメンバーとして活躍する小田朋美が、楽曲提供サウンドプロデュース担当している。

ソリッドするとは


「ソリッドする」とは、何かを硬くしたり固形物にしたりする時に用いられる表現だ。3Dモデル制作する時、ワイヤーフレームをソリッド化する作業があるが、この工程を「ソリッドする」と呼ぶ場合もある。

ソリッドカラーとは


ソリッドカラー」とは、自動車塗装でよく使われる言葉である。自動車塗装においてはカラー種類表現するために様々な名称が使われている。メタリックベースを含むカラーを「メタリックカラー」、パールベースを含むカラーを「パールカラー」と呼ぶが、メタリックベースもパールベースも含まれていないカラーを「ソリッドカラー」と呼ぶ。

ソリッドステートとは


ソリッドステート」とは、「半導体」や「機械的な可動部のない電子機器」などを意味する言葉である。ICトランジスターダイオードなども「ソリッドステート」に分類される

ソリッド感とは


「ソリッド感」とは、硬さ堅実な印象感じる物に対して使われる言葉である。例えばあまり硬そうに感じられない車を見た時に、「この車にはソリッド感がない」というように表現される。「ソリッド」には「斬新」という意味もあるため、斬新なファッショ見た時に「このファッションはソリッド感がある」と表現するともできる

solid

読み方:ソリッド

「solid」の基本的な意味


「solid」は、「固体」を意味する名詞であり、「固体の」「硬い状態の」を意味する形容詞である。形容詞としては「立体の」、「中身詰まっている」、「(物体が)密で強固である」、「揺るぎない」、「確かな手応えがある」といった意味も持つ。solidの意味覚え方としては「固体」なので「硬い」、「固体」なので「強固である」、「固体」なのでゼリー液体違って物体そのものが「揺るぎない」「確かな手応えがある」と言った形で、「固体」がもつ様々な特徴関連付けるのが良いだろう。

「solid」のスラングとしての意味


solidは、スラングとして使用されることもある。主に褒め言葉として、「しっかりしている」「素晴らしい」といった意味合い使用されることが多い。また、硬い」から転じて歯がたたないほど難しい」「手強い」といった意味合いでsolidと表現するケースもある。

褒め言葉として使用されている例文一つ挙げると、「What a solid soccer player he is!」で「彼はなんて素晴らしサッカー選手なんだ」という意味になる。また、難しい」「手強い」という意味合い用い場合は「This exam is solid.」で「この試験難しい」、といった意味合いになる。同様に難しい」という意味を持つ「hard」よりもワンランク上難しさといったニュアンスになるだろう。

「solid」の発音・読み方


「solid」の発音としては「ソァリッドゥ」と発音することになる。語頭母音部分が「ア」と「オ」の中間の形となるのがポイントだが、「ア」または「オ」のどちらか多少寄せて通じる。アクセントについては、語頭強く以降一息発音するのがよいだろうちなみにカタカナ表記する場合は「ソリッド」となるが、カタカナ英語としての発音においても「ソ」を強調する形で発音するのが一般的である。

「solid」を含む英熟語・英語表現


以下では、「solid」を含む熟語や「solid」を使った表現について解説する

solid colorとは


solid colorは、原色混合することで作り出せる色を指す。いわゆる「べた一色」と呼ばれるもので、迷彩柄のような紋様ラメ金属見られる光沢がないものが「solid color」に該当する

solid 原則とは


solid原則とは、ソフトウェア工学における用語で、オブジェクト指向プログラミングを行うにあたって変更理解再利用容易なプログラム作る際に守るべき5つの原則総称である。「Single Responsibility Principle(単一責任の原則)」「Open-Closed Principle(開放閉鎖の原則)」「Liskov Substitution Principle(リスコフの置換原則)」「Interface Segregation Principle(インターフェイス分離原則)」「Dependency Inversion Principle(依存性逆転の原則)」のそれぞれの頭文字取って「solid原則」となる。いわゆるアクロニムであり、solidという英単語直接関連付けられる意味合いは薄い。

solid stateとは


solid stateは、元来の意味は「固体状態」という意味である。ここから転じてIT関係・電子工学関係の文脈で「機械的な可動部存在しない電子機器電子装置」、即ち「半導体用いた機器装置」といった意味で用いられる。この表現用いられる代表例としてsolid state drive、即ちSSD挙げられるが、これは磁気ヘッドという機械装置ディスクという記録装置組み合わさったハードディスクドライブ比較して半導体のみで構成され記録装置という意味が込められているのだ。

We are solidとは


We are solidとは、「自分たちの間にはなんのわだかまりもない」「我々の絆は強固である」という意味合い慣用句である。「solid」の「中身詰まっている」や「揺るぎない」という意味から転じて、「人との結束邪魔するものがない」「わだかまりがない」「絆に揺るぎがない」というニュアンスで「solid」が使用されている。

You are solidとは


You are solidとは、「あなたは素晴らしい」をスラング的に表現したのであるまた、あなたは頼りになる」「信頼できる」といった賞賛の意味でも用いられることが多い。

solidsとは


solidsは、solidの複数形である。solidは名詞として扱う場合可算名詞のため、語尾に「s」をつけて複数形とすることが可能となる。また、複数形の「solids」は、「液体の中の塊」や「固形食」という意味で用いられるケース少なくない

solidityとは


solidityは、プログラミング言語のひとつである。ブロックチェーン上で実行されるスマート・コントラクトの処理を記述するために用いられる言語で、イーサリアムなどのブロックチェーンプラットフォームで利用されている。

solidarityとは


solidarityとは、「結束「連帯」団結」を意味する名詞である。形容詞としての「solid」は「団結した」「固く結ばれた」という意味合い用いられることがあるが、これを名詞形したものが「solidarity」となる。

solidemoとは


solidemoは、2013年から2022年にかけて活動していた男性ボーカルグループである。グループ名は「solid」と「emotional(感情的)」を組み合わせた造語であり、「最高にクール女々しい」という意味を持つ。メンバー全員が高身長であるという特徴があった。

「solidworks(ソフトウェア)」とは


solidworksは、Dassault Systèmes SolidWorks開発・販売している3DCADソフトウェアである。低価格帯で提供されるCADソフト先駆者として知られている。基本的に機械設計向き作りとなっているが、操作性がよく使いやすいことからデザイン用途使用するユーザー少なくない有料ソフトウェアではあるが、オンライントライアルという体験目的無料版存在しWebブラウザ上で動作するsolidworks無料最大120分利用することができる。

「solid」を含むその他の用語の解説


solid edge(ソフトウェア)とは


solid edgeは、SIEMENS PLM Softwareによって開発されている3DCADソフトウェアである。Windows完全準拠であることに加えてヒストリCADとノンヒストリ系CAD長所併せ持っているという特徴持っている

solid(Tシャツ)とは


Tシャツにおける「solid」は、「無地」であることを指す言葉である。素材加工色味などで個性付けを行う工夫がされていることが多く無地であるがゆえに着こなし方のバリエーション豊富なことが長所として挙げられる

ソリッドキューブ(企業名)とは


株式会社ソリッドキューブは、モーションキャプチャー中心とした事業展開する企業である。映像制作会社株式会社スタイルキューブの子会社であり、ダンスやキャラクターモーションの実績に関して業界でもトップクラス誇っている。

ソリッド【solid】

読み方:そりっど

[名・形動

固体また、固体状であるさま。「—にした整髪料

堅固なさま。硬質であるさま。また、うつろでなく中まで密であるさま。「シンセサイザー多用した—なサウンド」「プラスチックの—モデル

「ソリッド」に似た言葉

ソリッドディスク

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ソリッド

【英】:solid

中空のない、または、単板の、という意味。

エレクトリックギターにおける「ソリッド」は、ソリッドボディ中空のないボディ)を指すことが多いが、アコースティックギターにおける「ソリッド」は、単板意味することが多い。

SOLID

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 01:57 UTC 版)

SOLID(ソリッド)は、ソフトウェア工学の用語であり、特にオブジェクト指向で用いられる五つの原則の頭字語である。ソフトウェア設計をより平易かつ柔軟にして保守しやすくすることを目的にしている。その特徴はインターフェースを仲介にしての機能の使用と、インターフェースによる機能の注入である。

この五つの原則は、アメリカのソフトウェア技術者ロバート・C・マーティン英語版が提唱していた数々の設計原則の中からチョイスされたものである。マーティンが提唱していた原則は、例えば2000年に発表されたレポート『Design Principles and Design Patterns』[1]の中で紹介されている[2][3][4]。そのうち五原則をSOLIDという語呂合わせの頭字語にして普及させたのは、ソフトウェア技術者マイケル・フェザーズであり、2004年以降に広く知られるようになった[5]。SOLIDはオブジェクト指向設計由来であるが、アジャイルソフトウェア開発適応的ソフトウェア開発英語版といった方法論の哲学にもなっている。

五つの原則

SOLIDは、次の5つの原則からなる。

単一責任の原則 (single-responsibility principle)

There should never be more than one reason for a class to change.[6](→変更するための理由が、一つのクラスに対して一つ以上あってはならない)

これは、every class should have only one responsibility.(→各クラスはそれぞれ一つだけの責務を持つべきである)とも言い換えられる。ここでの責務とは提供機能と同義である。この原則は、clientに特定の機能を提供する役割(role)役者(actor)としてのserviceのクラスに焦点を当てている。

この原則下のserviceは、それぞれ一つの機能または一つの役割しか持てない。この原則下のclientは、機能別に担当serviceを変更することになる。

開放閉鎖の原則(open/closed principle)

software entities (classes, modules, functions, etc.) should be open for extension, but closed for modification.[7](→ソフトウェアの実体(クラス、モジュール、関数など)は、拡張に対して開かれているべきであり、修正に対して閉じていなければならない)

この原則下のinterfaceはその構成が不変になり、serviceは構成の変化が許される。serviceの構成変化は、継承によるサブクラス定義でなされるのが普通である。

リスコフの置換原則(Liskov substitution principle)

Functions that use pointers or references to base classes must be able to use objects of derived classes without knowing it.[8](→ある基底クラスへのポインタないし参照を扱っている関数群は、その派生クラスのオブジェクトの詳細を知らなくても扱えるようにしなければならない)

この原則下のclientは、一つのinterfaceを通して、様々なserviceクラスを利用することになる。

インターフェース分離の原則 (Interface segregation principle)

Many client-specific interfaces are better than one general-purpose interface.[9](→汎用なインターフェースが一つあるよりも、各クライアントに特化したインターフェースがたくさんあった方がよい)

この原則下のinterfaceは、様々に機能分化されて細かな用途ごとに定義されることになる。

依存性逆転の原則(dependency inversion principle)

High-level modules should not import anything from low-level modules. Both should depend on abstractions (e.g., interfaces), [not] concretions.[10](→上位モジュールはいかなるものも下位モジュールから持ち込んではならない。双方とも具象ではなく、抽象(インターフェースなど)に依存するべきである)

この原則は、Mix-inをモチーフにして依存性の注入などのベースになっている。

この原則下のclientは、専門機能が分離されたモジュールにされる。その下位モジュールは専門機能の扱い方を変えたものにされる。専門機能とは、clientがinterfaceを通して利用するserviceであり、上位clientと下位clientは共に、専門機能interfaceに依存することになる。ここでのclientは具象であり、interfaceは抽象である。

関連項目

出典

  1. ^ Robert C. Martin (2000年). “Design Principles and Design Patterns”. objectmentor.com. 2015年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年1月14日閲覧。
  2. ^ Robert C. Martin. “Principles Of OOD”. butunclebob.com. 2014年7月17日閲覧。
  3. ^ Robert C. Martin. “Getting a SOLID start”. objectmentor.com. 2013年8月19日閲覧。
  4. ^ Sandi Metz (2009年5月). “SOLID Object-Oriented Design”. 2019年8月13日閲覧。 Talk given at the 2009 Gotham Ruby Conference.
  5. ^ Fenton, Steve (2017). Pro TypeScript: Application-Scale JavaScript Development. p. 108. ISBN 9781484232491. https://books.google.co.uk/books?id=ZEtADwAAQBAJ&pg=PA108 
  6. ^ Single Responsibility Principle”. objectmentor.com. 2015年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月5日閲覧。
  7. ^ Open/Closed Principle”. objectmentor.com. 2015年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月5日閲覧。
  8. ^ Liskov Substitution Principle”. objectmentor.com. 2015年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月5日閲覧。
  9. ^ Interface Segregation Principle”. objectmentor.com (1996年). 2015年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月5日閲覧。
  10. ^ Dependency Inversion Principle”. objectmentor.com. 2015年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月5日閲覧。

固体

(Solid から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/18 04:22 UTC 版)

固体こたい: solid)は、物質の状態の一つ。固体内の原子は互いに強く結合しており、規則的な幾何学的格子状に並ぶ場合(金属や通常のなどの結晶)と、不規則に並ぶ場合(ガラスなどのアモルファス)がある。


  1. ^ Mortimer, Charles E. (1975). Chemistry: A Conceptual Approach (3rd ed.). New York:: D. Van Nostrad Company 
  2. ^ Buffat, Ph.; Burrel, J.-P. (1976). “Size effect on the melting temperature of gold particles”. Physical Review A 13 (6): 2287. doi:10.1103/PhysRevA.13.2287. 
  3. ^ Walter H. Kohl (1995). Handbook of materials and techniques for vacuum devices. Springer. pp. 164–167. ISBN 1563963876. https://books.google.co.jp/books?id=-Ll6qjWB-RUC&pg=PA164&redir_esc=y&hl=ja 
  4. ^ Shpak, Anatoly P; Kotrechko, Sergiy O; Mazilova, Tatjana I; Mikhailovskij, Igor M (2009). “Inherent tensile strength of molybdenum nanocrystals” (free-download pdf). Science and Technology of Advanced Materials 10: 045004. doi:10.1088/1468-6996/10/4/045004. 
  5. ^ Lin, A.; Meyers, M.A. (2005). “Growth and structure in abalone shell”. Materials Science and Engineering A 390: 27. doi:10.1016/j.msea.2004.06.072. 
  6. ^ Mayer, G. (2005). “Rigid biological systems as models for synthetic composites”. Science 310 (5751): 1144. doi:10.1126/science.1116994. PMID 16293751. 


「固体」の続きの解説一覧



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「Solid」に関係したコラム

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Solid」の関連用語

Solidのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Solidのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
楽器探そう!デジマート楽器探そう!デジマート
Copyright(c)2024 Rittor Music Inc., a company of Impress Group. All right reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのSOLID (改訂履歴)、固体 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS