もうさいかん‐げんしょう〔モウサイクワンゲンシヤウ〕【毛細管現象】
毛細管現象
毛管現象
【英】: capillary phenomena
同義語: 毛細管現象
互いに溶け合わない二つの流体が固体の表面で接触すると、両者の固体表面を濡{ぬ}らそうとする性質(ぬれ特性)の差から、両者の間に圧力差(毛管圧力〈毛細管圧力〉、capillarypressure)が生じる。この現象は二つの流体を入れた容器に毛管を立てたとき、この圧力差だけ界面が移動することから毛管現象(毛細管現象)と呼ばれる。 水と油の場合、界面は上昇し、水銀と空気では低下して図のようになる。油層発見時の油層内における各流体の飽和率は毛管圧力と流体密度差の平衡によって定まっているが、これは油層岩の孔隙{こうげき}が多くの異なる径の毛管からできており、孔隙内部の水・油などの流体の間に孔げきの径と接触角で定まる毛管圧力が働いているためと考えるとわかりやすい。 |
毛細管現象 (もうさいかんげんしょう)
毛細管現象
毛細管現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 03:53 UTC 版)
液体が寸法の小さな管の中に入っている場合、表面張力の効果が重要となり、毛細管現象によりメニスカスを形成する。この毛細管現象は生物学系においては難解な効果をもたらし、植物の木部に水を流す2つの仕組みのうちのひとつ、蒸散引力 (Transpirational pull) に関連している。
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「毛細管現象」の例文・使い方・用例・文例
- 毛細管現象という物理現象
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