粘度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 04:40 UTC 版)
分子運動論との関係
分子運動論によれば、粘度 μ と平均自由行程 l との間には次の関係がある[2]。
ただし
- φ は気体の種類による無次元定数
- 理想気体でφ = 1/3
- 空気でφ = 0.499
- P :圧力
- T :絶対温度
- k :ボルツマン定数
- mg :気体分子の質量
である。
低圧(10気圧程度以下)の気体に対しては以下の式もある[9]が、温度T の依存性は実際とはあまりよく合わない。
- d :分子(球で近似)の直径
液体に対しては Eyring による、絶対反応速度論を用いた次の式がある[9]。
- ^ Watter_Springer 2015.
- ^ a b 高橋_日本エアロゾル学会 2003, pp. 15–16.
- ^ Amiroudine,_Battaglia._Dunod 2014.
- ^ Reynolds_Royal Society of London 1886, p. 177.
- ^ Betten_Creep Mechanics 2005.
- ^ Williams,_Landel,_Ferry._J. Amer. Chem. Soc. 1955, pp. 3701–3707.
- ^ Masuko,_Magill._日本レオロジー学会誌 1988.
- ^ a b 吉田_講談社 2014, pp. 268.
- ^ a b 林_東洋書店 2007, pp. 338–341.
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