粘度の測定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/19 22:18 UTC 版)
ウベローデ粘度計は、オストワルド粘度計と密接に関係している。どちらの粘度計も、一方に液溜部分(図の8)、もう一方に細管6とつながった計測用の球形部5を備えたU字型のガラス製品である。管1から液体が液溜部分に導入され、それから、管2を指などで塞いだ状態で、管3からチューブ付き注射器などで吸引し、細管および計測球形部の上部にある小球部4まで液体を満たす。その後、すべての管1,2,3を開放し、液体を自然流下させ、球形部の上下に刻印された2つの標線A, Bの間を液体が通過する時間を計測する、この時間が粘度の目安となる。ウベローデ粘度計は、細管の下端部に接続する大気開放のための第3の管2を有することが特徴である。この管があるため、測定中は細管部が液溜めの液体と切り離され、圧力水頭(pressure head)は液体の高さにのみ依存し、器具内の液体容積には影響されない仕組みとなっている。
※この「粘度の測定」の解説は、「ウベローデ粘度計」の解説の一部です。
「粘度の測定」を含む「ウベローデ粘度計」の記事については、「ウベローデ粘度計」の概要を参照ください。
- 粘度の測定のページへのリンク