biomass
「biomass」の意味・「biomass」とは
「biomass」とは、生物資源の総量を指す言葉である。具体的には、ある地域や生態系に存在する生物の体重の総和を指す。これは、微生物から大型動物まで、その地域に生息する全ての生物を含む。「biomass」の発音・読み方
「biomass」の発音はIPA表記で /ˈbaɪoʊˌmæs/ である。IPAのカタカナ読みでは「バイオーマス」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「バイオマス」が一般的である。「biomass」の定義を英語で解説
「biomass」 is defined as the total weight of all the organisms in a particular area or volume. This includes all living organisms, from microorganisms to large animals, in a specific region or ecosystem.「biomass」の類語
「biomass」の類語としては、「bioresource」や「organic matter」がある。「bioresource」は生物資源を指し、「organic matter」は有機物質を指す。これらの語は、生物由来の資源や物質を指す点で「biomass」と同じ意味合いを持つ。「biomass」に関連する用語・表現
「biomass」に関連する用語としては、「biodiversity」や「ecosystem」がある。「biodiversity」は生物多様性を指し、「ecosystem」は生態系を指す。これらの語は、生物の存在や生態系の中での役割について考える際に、「biomass」と同時に用いられることが多い。「biomass」の例文
1. The forest has a high biomass.(その森林は高いバイオマスを持っている)2. Biomass is a renewable energy source.(バイオマスは再生可能なエネルギー源である)
3. The biomass of the region is decreasing.(その地域のバイオマスは減少している)
4. Biomass fuels are derived from organic matter.(バイオマス燃料は有機物質から得られる)
5. The biomass of the ocean is vast.(海洋のバイオマスは広大である)
6. Biomass conversion technologies are evolving.(バイオマス変換技術は進化している)
7. The biomass of the forest supports a diverse ecosystem.(森林のバイオマスは多様な生態系を支えている)
8. Biomass is an important aspect of biodiversity.(バイオマスは生物多様性の重要な側面である)
9. The biomass of the region supports various species.(その地域のバイオマスは様々な種を支えている)
10. Biomass is a key indicator of the health of an ecosystem.(バイオマスは生態系の健康状態の重要な指標である)
バイオマス【biomass】
バイオマス(ばいおます)(biomass)
現在主流の化石燃料と対比する形で、植物や動物(特に、微生物)などの生物体を原料にするエネルギー資源のこと。生物資源と訳されることが多い。
石油や石炭などの化石燃料が普及する以前は、「まき」や鯨油のようなバイオマスの利用が多かった。化石燃料は、現在の埋蔵量から推定すると、数十年後の将来に底をつくと考えられていることから、バイオマスの利用に熱い視線が集まっている。
バイオマスは、そのまま燃焼させて利用する「まき」をはじめ、生ごみなどの廃棄物を発酵させてアルコールを取り出したり、熱化学変換によってガス化させたりしてエネルギー源とする。自動車メーカーの間では、穀物を発酵させて抽出したエタノールをガソリンに混ぜて自動車燃料に使用するといった高度な研究開発も進んでいる。
(2002.07.05更新)
バイオマス
もともとは生物学用語。バイオマスエネルギーという場合は、光合成によって生物が生み出した物質を原料としたエネルギーをいう。植物内の成分は、発酵作用やバクテリアの分解作用で、メタンガスやエタノールなどを生み出す原料となる。このバイオマスから生まれた燃料をバイオ燃料という。石炭、石油などの化石燃料と同じく燃やせば二酸化炭素が発生するが、もともと植物が大気中から光合成で取り込んだものなので、植物資源を再生すれば大気中の二酸化炭素濃度は上がらない。そのため地球温暖化と化石燃料の枯渇に対応したエネルギー資源として注目されている。農林水産省では、2002年12月にバイオマス・ニッポン総合戦略を策定し、バイオマスの総合的な利活用をはかることになった。
バイオマス
バイオマス
バイオマス biomass
全体 ★☆☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆
稲わらはもちろんおがくずや米ぬかなど様々な
エネルギーなどとして利用することができる,生物に由来する資源
- 特定の地域に生息する生物の全体量を指す,生態学の専門用語として,従来用いられてきたが,環境問題への対応の中から新しい使われ方が生まれ,広まりつつある。
- 1990年代後半から,循環型社会の実現に向け,農林・水産・畜産業において,従来は廃棄され利用されていなかった家畜の排せつ物や生ごみ,木くず,もみがらなどを,資源として重視する考え方が広まり始めた。
- 生物から生み出されたこのような再生可能な資源を「バイオマス」と言う。2002年に閣議決定された「バイオマス・ニッポン総合戦略」により,多方面で「バイオマス」の普及が図られている。
- 環境を保全しながらエネルギーを確保することのできる新しい資源である「バイオマス」は,石油などへの依存を脱していくことが望まれている現代社会にとって,重要性を増すと考えられる。その普及のためにも,言い換えや説明付与の必要性は高い。
- 「バイオマス」は,動物よりも植物に由来する資源であることが一般的で,この点に着眼して,「植物由来資源」という語を用いることも考えられる。例えば,「バイオマスプラスチック」は植物由来のバイオマスによって作られるプラスチックである。
- 「生物に由来する資源」などと説明的な語句を用いることも考えられる。
バイオマス
(biomass から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 19:25 UTC 版)
バイオマス(英: biomass)とは、生態学で、特定の時点においてある空間に存在する生物(バイオ)の量を、物質(マス)の量として表現したものである。通常、質量あるいはエネルギー量で数値化する。日本語では生物体量や生物量の語が用いられる。植物生態学などの場合には現存量[1]の語が使われることも多い。転じて生物由来の資源を指すこともある。 バイオマスの利用法には燃料とするものがあり、その場合バイオ燃料(Biofuel)またはエコ燃料[2]、木質燃料といった言葉が使われる。 またバイオマスを燃焼させて発電することをバイオマス発電という。
- ^ 英: standing crop
- ^ 英: ecofuel
- ^ 「バイオマス・ニッポン総合戦略」本文 1ページ - ウェイバックマシン(2018年5月4日アーカイブ分) - 農林水産省
- ^ a b バイオマスとは? 廃棄物工学研究所
- ^ NEDO海外レポート No.994、2007年2月7日
- ^ Technobahn、2008/1/15 05:18の記事
- ^ “サミット半田パワー株式会社”. サミット半田パワー株式会社ホームページ. 2022年1月15日閲覧。
- ^ バイオマス情報ヘッドクォーター
- ^ 資源エネルギー庁が木質バイオマス混焼発電を推進(新エネルギー財団)
- ^ “政府バイオマス関連事業、8割以上効果なし 総務省”. 日本経済新聞. 2011年2月15日閲覧。
- ^ a b バイオマスの利活用に関する政策評価<評価結果及び勧告>、総務省、2011年3月
- ^ バイオマスってなに?-生きた資源「バイオマス」|市原グリーン電力株式会社
- ^ バイオマスって何だろう?:中国四国農政局
- ^ http://www.civil.miyazaki-u.ac.jp/~dyken/ronbun/ronbun/01baba.pdf
- ^ バイオ燃料用作物、無秩序栽培は生態系破壊…国連報告書 読売新聞、2008年(平成20年)5月4日。
- ^ レスター ブラウン「フード・セキュリティー―だれが世界を養うのか」、ワールドウォッチジャパン、2005年4月、ISBN 978-4948754225。
- ^ 三菱総合研究所、バイオ燃料とライフサイクルアセスメント〜良いバイオ燃料、悪いバイオ燃料の選別〜、2007.12.25
- ^ " WiredVision、2006年2月8日の記事
- ^ セルロースを分解しディーゼル、アルコール等を作る新しい微生物
- ^ 正念場を迎えた米国の第二世代バイオエタノール(2)
- ^ 食料と競合しないバイオ燃料
- ^ シロアリによるバイオエタノール製造に弾み
- ^ シロアリがエタノール生産の救世主に? 代替燃料技術の現在
- ^ シロアリの腸からバイオ燃料生産効率を高める新酵素を発見
- ^ 国エネルギー省(DOE: Department of Energy)の共同ゲノム研究所
- ^ “廃材をバイオ燃料に”. 沖縄タイムス (沖縄: 沖縄タイムス): pp. 1面. (2008年7月3日)
- ^ シロアリの新しい利用法
- ^ シロアリ腸内共生系の高効率木質バイオマス糖化酵素を網羅的に解析
- ^ バイオエネルギー生産のためのシロアリ共生系高度利用技術の基盤的研究
- ^ 三菱総合研究所、バイオ燃料とライフサイクルアセスメント ~良いバイオ燃料、悪いバイオ燃料の選別(2)~、2008.3.7
- ^ 福知山市・パーム油発電所が廃止に 騒音・悪臭で近隣住民が健康被害訴え公害調停申し立て | 京都民報Web — Mozilla Firefox
- ^ 両丹日日新聞:住民から苦情出たバイオマス発電所を廃止 地元自治会に通知 | ニュース — Mozilla Firefox
- 1 バイオマスとは
- 2 バイオマスの概要
- 3 生態学におけるバイオマス
- 4 脚注
- biomassのページへのリンク