NASAエイリアンズ(NASA高校)
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「アイシールド21の登場人物」の記事における「NASAエイリアンズ(NASA高校)」の解説
アメリカテキサス州・ヒューストン郊外にある、全米屈指のアメフト強豪校。「月刊アメフト」の企画で来日する。試合後、このままではアメリカに帰れないということで「NASAシャトルズ」に改名。選手の大半が「パワフル語」を使用することが出来る。アニメオリジナルストーリーで、モーガンのチーム、ノーザンライト・ブリザーズに14-31で惨敗し、解散することになるも泥門メンバーが説得、勝利することで復活する。アニメオリジナルストーリーのデスゲーム編でも登場し、このために来日してくれた。77-84で泥門がギリギリ位置のタッチダウンで勝利した。チームメイトはとても仲が良く、パンサーのヘアバンドを一緒に探し、試合に出させるために全員で土下座して頼みこんでいる。 パトリック・スペンサー(Patrick Spencer) 声 - 鯨井康介 ランニングバック(RB)兼セイフティ(S)。背番号20。身長179cm、体重71kg。2月20日生まれ。血液型O型。40ヤード走4秒5→4秒1 光速破り。ベンチプレス70kg。 通称「パンサー」。「無重力の脚を持つ男」と称される黒人選手。家が貧しく、ボロアパートに祖母と二人で暮らしており、プロのアメフトプレイヤーになることを夢見ている。祖母の作ったまずいオートミールを平気で食べる。性格は温厚で気弱な部分もあるものの、大切なことへは強い意志を見せ、セナとの対決を求めた際にはワットから教わった(間違った)土下座をして真剣な思いを示した(実際は出初め式のはしご登り。後にセナに正しい土下座を教えてもらった)。チームメイト達とは、仲がいい。 黒人のしなやかなバネを活かし、成人男性の膝ほどの高さまで上体を傾けた極端な前傾姿勢でのランを得意とする。ステップで(テクニックで)敵を抜き去る日本のランニングバックと違い、登場初期はただ野性的に最短ルートを突っ走るだけだったが、富士山の樹海で進清十郎にランを止められてからは斬れ味鋭いカッティングを習得し、またその平面的な(二次元的な)ランだけでなく、トップスピードで走りながら突然伸び上がってセナの頭上を越える大跳躍を決めるなどの三次元的な動きも可能になった模様。 作中で敵を抜き去る際には、まるで彼が敵の胴体を貫通して直進したかのような真っすぐな残光が描写される。 憧れの選手のアポロが監督を務めていることからエイリアンズに所属したものの、当のアポロから差別的な仕打ちを受け続けてきた。それでも耐え続けた彼は、やがて自分への憧れを知ったアポロにより晴れてポジションを与えられ、モーガンをも超える選手になることを確信したマンツーマンコーチによってアメフト技術の全てを叩き込まれる。 その成長ぶりはWC編でアメフトユースワールドカップ開催会見でアメリカ代表の2トップと評される程で、油断していたとは言え元NFLトッププレイヤーのモーガンから一瞬でボールを掠め取って見せた。 鈴音は「パンちゃん」と呼ぶ。 WC終了後は大会MVPに選ばれ、約束通りにNFLのあるチームからお呼びに掛かり晴れて念願のプロアメフト選手になった。その際、祖母のために家をプレゼントした。セナとはメル友で、「いつでも勝負しに来てね!」と言っているらしい。 ホーマー・フィッツジェラルド(Hormer Fitzgeyrald) 声 - 落合弘治 クォーターバック(QB)。背番号5。身長182cm。体重88kg。11月3日生まれ。血液型O型。40ヤード走5秒6。ベンチプレス130kg。 タックルにも負けない屈強な体と腕力を活かし、レシーバーが十分な余裕を持って捕球できるほどの超高空に投げ上げる「シャトルパス」を武器とする。しかし本人によると「強肩とコントロールは両立しない」らしく、結構なノーコンというQBとしては極めて珍しいタイプ。パンサーの推薦で、アメフトワールドカップのトライアウトを受け、アメリカ代表の控えメンバーとして出場する。未成年でありながら、飲酒をしている。 初戦は体ではなく腕にタックルを仕掛けることでシャトルパスは止められたが、後に「タックルを食らっても投げられるほどに腕力を鍛える」という斜め上すぎる解決方法でこの弱点を克服している。 ジェレミー・ワット(Jeremy Watt) 声 斎藤恭央→下崎紘史 ワイドレシーバー(WR)。背番号81。身長174cm。体重61kg。8月10日生まれ。血液型A型。40ヤード走4秒8。ベンチプレス55kg。 シャトルパスを受け取る「管制センター」。メガネとそばかすが特徴。日本通であるが間違った解釈をしている。筧がフェニックス中に留学中時対戦した経験あり。 ニーサン・ゴンザレス 声 - 金成公信 ガード(G)兼ディフェンシブタックル(DT)。背番号50(昔は20)。身長195cm。体重131kg。4月4日生まれ。血液型A型。40ヤード走5秒8。ベンチプレス150kg。 ゴンザレス兄弟の兄。大柄でパワーがあるラインマン。彼を含むNASA高のラインマンを総称して「マッスル・ブラザーズ」と呼ばれる。 「Big Useful=大きくて役に立つ男」と漢字で刺青をしようとした際、ずれた日本通であるワットの勘違いにより「大きくて=大、役に立つ男=便(便利)」という字を選ばれ、「大便」と彫ってしまった。マシンガン真田に「取り返しのつかない男・大便男・大型宇宙船」などと呼ばれているが本人は気づいていない。 オットー・ゴンザレス 声 - 関暁夫 ラインバッカー(LB)。背番号70。身長159cm。体重69kg。10月28日生まれ。血液型B型。40ヤード走5秒1。ベンチプレス80kg。 ゴンザレス兄弟の弟。兄と違い小柄だがスピードがある。「Small Useful=小さくても役に立つ男」と刺青をしようとし、ワットのせいで兄と同じく「小さくて=小、役に立つ男=便」と字を選ばれて「小便」と彫ってしまった。当然、この言葉の本当の意味には気づいていない。マシンガン真田に「小型宇宙船」と呼ばれている。 レオナルド・アポロ 声 - 堀内賢雄 監督。 かつては「他人の3倍練習する男」としてアメフトに情熱を燃やしていたサンアントニオ・アルマジロズのプロ選手であったが、チームに移籍してきた大物黒人選手モーガンにおされる形で契約を打ち切られた。以後は酒におぼれる転落人生を歩み、「白人だけの最強チームを結成する」ことによって黒人への復讐を果たそうと画策。典型的な白人至上主義者となり、黒人だけに留まらず黄色人種も見下す性格になってしまっていた。なお、この設定はアニメ版では人種差別に関する問題など諸々の理由で、「スター選手への劣等感の反動から極端な組織力重視の指導方針をとるようになった」とほぼ全てが修正された(パンサーへの冷遇も、試合中のミスを口実にレギュラーから落としたというものに変更)。 日米試合が6月、即ち梅雨の季節に行われることを理由に、一度は試合をキャンセルするが、報復の動画で散々ヒル魔にコケにされたことでその1か月後に試合の開催を決定。その際にマスコミに「10点差以上で圧勝できなければ、NASAエイリアンズは二度とアメリカに帰らない」とタカを括った宣言したのが、チーム名改定の原因となっている(「エイリアンズは」帰らない、と言ったため、「シャトルズ」と改名すれば問題はないという言い訳)。 選手たちからパンサーが自分を慕って今までの仕打ちに耐えていたことを知り、最終的にはNASAシャトルズのRBの座を与えた。そして、パンサーがアメリカ代表に選抜されてからは、彼がモーガンをも超える逸材になることを確信し、自らのアメフト技術の全てを彼に教えた。 ヒラリー 声 - 鮭延未可 アポロの猫。アニメオリジナルキャラクター。ピンク色の猫で、練習試合中に逃げ出してしまったため、セナと一緒に追うことになる。トラックに乗って手を振ったり、セナ達が追ってきて驚いていることから知能は高い。
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