NASAの高速実験機として
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「コンベア990」の記事における「NASAの高速実験機として」の解説
アメリカ航空宇宙局のエイムズ研究センターでは3機(他に部品取り用ジャンク数機)のCV990を、緩降下で容易に音速を突破でき、水平飛行でも時速1,000kmを超えられる唯一の大型チェイス機、高速実験機として約30年間運用していた。 N711NA『ガリレオ』GD社有のCV990初号機 (ex.N5601G) を1964年に購入。各種試験装置を搭載し日食や流星観測等でも実績を挙げていたが、1973年4月12日にモフェットフィールド基地で管制官の誤指示によりアメリカ海軍のP-3Cと滑走路上の低空で衝突して失われた。詳細は「1973年マウンテンビュー空中衝突事故」を参照 N712NA『ガリレオII』N711Aの事故直後にガルーダ・インドネシア航空から中古機 (ex.PK-GJC) をスペア機と共に購入。前任機同様「空飛ぶ天文台」として活躍したが、1985年7月17日にマーチ空軍予備役基地で離陸滑走中のタイヤバーストから発火、全損喪失した。 N713NA → N710NA → N810NA1975年にアメリカン航空の中古機 (ex.N5617) をスペア機と共に購入。1989年に一度退役したが、1993年ドライデン飛行研究センターに移籍復活し、Tu-144LLに交替する1995年まで各種飛行試験に用いられた後、モハーヴェ空港でモスボール中。
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