8ビット機用とは? わかりやすく解説

8ビット機用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 18:20 UTC 版)

F-BASIC」の記事における「8ビット機用」の解説

F-BASIC V1.0FM-8マイクロソフト6809BASICベース開発され最初F-BASIC当時は「FUJITSU MICRO 8 BASIC」と称していた。 F-BASIC V2.0FM-88インチ/5.25インチフロッピーディスク版でのみ提供されバージョン変数内容保持したままでのプログラム連結実行のためのCHAIN文/COMMON文、配列消去するERASE文、プリンタ出力のためのLLIST文/LPRINT文/LPRINT USING文/LPOS関数PRINT USING文/LPRINT USING文での書式制御文字列の追加OPEN文でのプリンタ対すオプション指定追加、ユーザープログラムの自動スタート機能など追加された。また、文字列領域ガベージコレクション改良され文字変数1つあたり2バイト余計にメモリを必要とするようになったが、ガベージコレクション処理は大幅に高速化された。バリエーションとして128KBバブルカセットに対応したF-BASIC V2.2(128KBバブルカセットにより供給)が存在するF-BASIC V3.0FM-7/77シリーズF-BASIC V2.0を基にしたFM-7シリーズ標準BASIC。このバージョンから起動メッセージが「FUJITSU F-BASIC」となる。カラーパレット機能制御するCOLOR=文マルチページ機能制御するSCREEN文、MMLによる音楽演奏を行うPLAY文、PSG直接制御を行うSOUND文などが拡張された。バブルカセットに対するBUBINI/BUBR/BUBW文及びアナログポート対するANPORT関数削除された。バリエーションとして1MBフロッピーディスク対応したF-BASIC V3.1(3.5インチフロッピーディスクにより供給)が存在するF-BASIC V4.0 (FM-11ST/AD/EX) メモリマッピングレジスタを活用するようになり、F-BASICインタプリタ巨大化し、テキストエリア拡大された。画面編集方式今までスクリーンエディタ的な編集のほか、他メーカー同様にRETURNキー押した行が入力したのと同じ効果をもつようになった。640x400ピクセルグラフィックモード追加BREAKキーコントロールするSTOP ON/OFF文、漢字表示のためのKANJI文、外字登録のためのDEF KANJI文、式の評価ファイル出力するWRITE/WRITE#文、テキスト画面の色やアトリビュート設定するCOLOR@文、漢字グラフィック画面への拡大描画行えSYMBOL@文、グラフィック画面のハードウェアスクロールが可能なROLL文、テキスト画面上に時刻表示するCLOCK ON/OFF文、ライトペン割り込み制御PEN文/ON PEN GOSUB文、PEN ON/OFF/STOP文が追加された。また、AUTO文での注釈自動発生機能、HARDC文でのテキスト画面グラフィック画面個別ハードコピーSCREEN文での画面モード指定LINE文でのラインスタイル指定PAINT文でのタイルペイント対応、SIN/COS/TANなどの数学関数倍精度演算が行われた。このバージョンから文字列領域とスタックバッファの扱い逆になり(文字列領域メモリある限り確保、スタックバッファはCLEAR文確保される)、それに伴いCLEAR文文法変更された。基本的にBASICインタプリタフロッピーディスクからRAM領域展開されるが、ディスクドライブ標準装備ていないFM-11STでは起動時専用ROMカードからRAM領域BASICインタプリタ展開する方式となったバリエーションとして128KBバブルカセットに対応したF-BASIC V4.2、ハードディスク対応したF-BASIC V4.3が存在するF-BASIC V5.0 (FM-11AD2/AD2+) F-BASIC V4.0日本語文字列対応版。プログラムに(JISコードではなく直接日本語文字列を記述できるようになるまた、それに関連した日本語文字操作関数追加された。このバージョンからアナログポート対するANPORT関数正式に削除された。 F-BASIC V3.5FM-77、FM-77L4) FM-77400ラインカードオプション。FM-77L4は標準装備)に対応したBASIC。ほぼF-BASIC V5.0FM-77といえるもので、画面モード単色みながら日本語文字列にも対応された。FM-77ライトペン対応していないためPEN文は削除された。400ラインセット付属の192KB RAMカード装着した場合には、RAMディスク使用できるF-BASIC V3.3L10〜L12FM77AVシリーズF-BASIC V3.5ベース開発されFM77AV専用F-BASICでAudio/Visual機能強化されており、320x200ピクセル4,096色モードスーパーインポーズ機能、ビデオディジタイズ機能など使えるようになり、PLAY文/SOUND文のFM音源MIDIへの対応などが行われた。画面編集方式F-BASIC V3.0までと同様のものに戻ったほか、日本語文字列にも対応していないため、F-BASIC V5.0/V3.5に存在したKANJI/ROLL/CLOCK文および日本語文字操作関数などは削除された。FM-77+拡張RAMカードでも起動できたが、FM77AV独自機能使用出来ないよう制限かけられていた。 F-BASIC V3.3L20FM77AVシリーズF-BASIC V3.3L10に2DDフロッピーディスクサポート、日本語文字対応機能、内蔵RS-232Cインタフェースボーレート制御機能などを追加したバージョン日本語モード切り換えのためのKANJI ON/OFF文、RS-232Cインタフェースボーレート制御のためのBAUD文が追加された。日本語モード対応に伴いF-BASIC V3.3L10で削除され日本語文字操作関数およびSYMBOL@文が復活したF-BASIC V3.4L10 (FM77AV40) F-BASIC V3.3L20に640x400ピクセル8色モード、320x200ピクセル262,144モード追加したバージョン。このバージョンから日本語モードでの各種メッセージ日本語化されるようになるオプション拡張RAMカード-256搭載したうえでセットアップユーティリティにより所定設定を行うと、RAMディスク使用できるF-BASIC V3.3L30 (FM77AVシリーズ)、V3.4L20〜21 (FM77AV40シリーズF-BASIC V3.4L10ベース開発されF-BASIC日本語モードでの漢字表示従来比約2倍に高速化され、FM77AV20EX/40EXでのMMR使用時のクロックダウンが抑制されるほか、FM77AV40/20EX/40EXではフロッピーディスクアクセスにDMAコントローラ利用するようになり、音楽演奏中のディスクアクセスによるテンポ遅れが解消された。また、リセットせずに使用ドライブ/ファイル数を切り替えられるNEW ON文が追加された。FM77AV40/40EXでRAMディスク使用している場合、V3.4L10ではリセットごとに内容初期化されていたが、V3.4L20では内容保持されるようになった。なお、このバージョンからデータレコーダサポート削除された。この2つバージョン起動プロセス起動メッセージおよびバージョンスタンプ情報除き極力コード統一化図られた。バリエーションとして、レベルアップサービスによって提供され400ラインモードおよび262,144モード用サブシステムコードを含むFM77AV40専用版のF-BASIC V3.4L20、FM77AV40SXに付属したF-BASIC V3.4L21が存在したF-BASIC V3.4L21はF-BASIC V3.4L20のバグ修正版にして8ビットF-BASIC最終バージョンF-BASICインタプリタ内部のエントリアドレスが一部異なるため、F-BASIC V3.4L20の拡張BASIC使えない場合存在した当時としては画像音声を扱う機能が豊富であった共通点として、コマンド画面では行ごとにRETURNキーを押さなくても画面上の変更行が更新されたため、比較スクリーンエディタ風の編集出来たF-BASIC V1.0/V3.0では、本体内蔵ROM BASICにはフロッピーディスク用の命令等が含まれておらず、ディスク使用時には別売DISK-BASIC購入して起動時読み込ませる必要があった。このディスク拡張部分は本体RAMの上アドレス部分(ROM領域直前)に展開されROM BASIC命令同じよう使用することができた。F-BASIC V2.0以降拡張された命令同様の仕組み実装されている。 後にこの部分仕様解析されると、ユーザ独自に新たな命令定義してBASIC拡張することが可能であることが判明したため、『I/O』(工学社)や『Oh!FM』(日本ソフトバンク)等の専門誌ではユーザライターらが開発した拡張命令等がほぼ毎月のように掲載されるようになった

※この「8ビット機用」の解説は、「F-BASIC」の解説の一部です。
「8ビット機用」を含む「F-BASIC」の記事については、「F-BASIC」の概要を参照ください。

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