F-BASIC V4.0 (FM-11ST/AD/EX)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 18:20 UTC 版)
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メモリマッピングレジスタを活用するようになり、F-BASICインタプリタが巨大化し、テキストエリアも拡大された。画面編集の方式が今までのスクリーンエディタ的な編集のほか、他メーカー機同様にRETURNキーを押した行が入力したのと同じ効果をもつようになった。640x400ピクセルのグラフィックモードの追加、BREAKキーをコントロールするSTOP ON/OFF文、漢字表示のためのKANJI文、外字登録のためのDEF KANJI文、式の評価をファイルに出力するWRITE/WRITE#文、テキスト画面の色やアトリビュートを設定するCOLOR@文、漢字のグラフィック画面への拡大描画を行えるSYMBOL@文、グラフィック画面のハードウェアスクロールが可能なROLL文、テキスト画面上に時刻を表示するCLOCK ON/OFF文、ライトペン割り込み制御のPEN文/ON PEN GOSUB文、PEN ON/OFF/STOP文が追加された。また、AUTO文での注釈行自動発生機能、HARDC文でのテキスト画面・グラフィック画面個別のハードコピー、SCREEN文での画面モード指定、LINE文でのラインスタイル指定、PAINT文でのタイルペイント対応、SIN/COS/TANなどの数学関数の倍精度演算化が行われた。このバージョンから文字列領域とスタックバッファの扱いが逆になり(文字列領域はメモリがある限り確保、スタックバッファはCLEAR文で確保される)、それに伴いCLEAR文の文法も変更された。基本的にBASICインタプリタはフロッピーディスクからRAM領域に展開されるが、ディスクドライブを標準装備していないFM-11STでは起動時に専用のROMカードからRAM領域にBASICインタプリタを展開する方式となった。バリエーションとして128KBバブルカセットに対応したF-BASIC V4.2、ハードディスクに対応したF-BASIC V4.3が存在する。
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