F-BASIC V3.3L30 (FM77AVシリーズ)、V3.4L20〜21 (FM77AV40シリーズ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 18:20 UTC 版)
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F-BASIC V3.4L10をベースに開発されたF-BASIC。日本語モードでの漢字表示が従来比約2倍に高速化され、FM77AV20EX/40EXでのMMR使用時のクロックダウンが抑制されるほか、FM77AV40/20EX/40EXではフロッピーディスクアクセスにDMAコントローラを利用するようになり、音楽演奏中のディスクアクセスによるテンポ遅れが解消された。また、リセットせずに使用ドライブ/ファイル数を切り替えられるNEW ON文が追加された。FM77AV40/40EXでRAMディスクを使用している場合、V3.4L10ではリセットごとに内容が初期化されていたが、V3.4L20では内容が保持されるようになった。なお、このバージョンからデータレコーダのサポートが削除された。この2つのバージョンは起動プロセス、起動メッセージおよびバージョンスタンプ情報を除き、極力コードの統一化が図られた。バリエーションとして、レベルアップサービスによって提供された400ラインモードおよび262,144色モード用サブシステムコードを含むFM77AV40専用版のF-BASIC V3.4L20、FM77AV40SXに付属したF-BASIC V3.4L21が存在した。F-BASIC V3.4L21はF-BASIC V3.4L20のバグ修正版にして8ビット機F-BASICの最終バージョン。F-BASICインタプリタ内部のエントリアドレスが一部異なるため、F-BASIC V3.4L20の拡張BASICが使えない場合が存在した。
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