8ビット版 GEOS
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「GEOS (オペレーティングシステム)」の記事における「8ビット版 GEOS」の解説
最初の GEOS は、1986年、コモドール64向けに設計された。初期の Mac OS に酷似しており、ワープロソフト(geoWrite)、ペイントプログラム(geoPaint)などを含んでいた。コモドールは、これをコモドール64の廉価版(C64C)に同梱して販売した。出荷本数だけで言えば、ピーク時には世界第三位のシェアを誇った(他は、MS-DOS と Mac OS)。 GEOS互換の各種ソフトウェアが Berkeley やサードパーティから発売された。DTPアプリケーション(geoPublish)、表計算ソフト(geoCalc)などである。geoPublish は Adobe PageMakerほどの機能はなく、geoCalc は Microsoft Excel ほどの機能はなかったが、8ビットのパーソナルコンピュータ向けとしてはそれなりの機能を有しており、Berkeley の創設者 Brian Dougherty は数年間、社内のビジネスにはコモドールの8ビットパソコン上で同社のソフトウェアを動作させて使っていると公言していた。 後に GEOS の拡張版が、コモドール128と Apple II 向けにリリースされた。他にもコモドールPlus/4向けのバージョンもあったが、あまり知られていない。 Apple II 版 GEOS は、2003年8月にフリーウェア(オープンソースではない)としてリリースされ、2004年にはコモドール64/128版もそれに続いた。
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