16ビット機用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 18:20 UTC 版)
F-BASIC86 V1.0 (FM-11) 16ビット化(CP/M-86上で動作)。F-BASIC V5.0の8086コード版といえるもので、CPUやOSの違いからDEF SEG文やINP関数、OUT文、SYSTEM文などが追加されているが、PLAY文・SOUND文は割愛されているほか、データレコーダのサポートが削除されている。 F-BASIC86 V2.0/V2.1 (FM16βシリーズ) CP/M-86上で動作。日本語モードへの切り替え命令がSCREEN 6文からKANJI ON/OFF文に変更されている。日本語モードでの各種メッセージが日本語化されている。ワールド座標に対応したほか、CIRCLE文のアルゴリズムが変更され従来よりきれいな円を描画することができるようになっており、LINE文、CIRCLE文の塗りつぶしを枠と別の色(タイルパターンも使用可能)で塗りつぶす機能に対応した。OPEN文の文法としてNECのN88-BASIC同様の書式が使用可能となっている。8ビット機用F-BASICフォーマットのフロッピーディスクの読み書きにも対応している。後に発売されたFM16βSDではフリーエリアの減少を最低限にとどめるため、F-BASIC86 V2.1をCPUカード上のROMに搭載しており、FM-16βFD/HDにおいても同バージョンのフロッピーディスクによる供給が行われた。 F-BASIC86 V2.1 (FM16π) FM16β用F-BASIC V2.1のサブセット仕様。ROMカートリッジにより供給される。 F-BASIC86 V3.1 (FM16βシリーズ、FMRシリーズ) MS-DOS上で動作。基本的にF-BASIC86 V2.1のMS-DOS版といった感じだが、日本語変数名への対応、BASICの文法を国語化するKOKUGO ON/OFF文、チャイルドプロセスを呼び出すCHILD文などが追加されている。8ビット機用F-BASICフォーマットのフロッピーディスクの読み書き機能は削除され、外部ツールを利用する形となった。 F-BASIC86HG (FM16βシリーズ、FMRシリーズ) MS-DOS上で動作。F-BASIC86 V3.1を大幅に拡張しサブプログラムの概念を導入したものだが、中間コードに互換性がないためF-BASIC86 V3.1のプログラムを実行するには付属のユーティリティを使用する必要がある。
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