16ビットマシンのPEEKとPOKE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 08:54 UTC 版)
「PEEKとPOKE」の記事における「16ビットマシンのPEEKとPOKE」の解説
初期のBASICが動作するほとんどのコンピュータは8ビットプロセッサを使用していたため、1つのPEEKまたはPOKEの値は0から255の間のものだった。16ビットマシンにおいて16ビットの整数値を読み書きするには、PEEKやPOKEを2回実施する必要がある。アドレスAの16ビット整数値を読み出すためには、PEEK A+256*PEEK(A+1)とする必要があり、アドレスAに16ビット整数Vを書き込むためには、POKE A,(V AND 255)に続けてPOKE (A+1),TRUNC(V/256)を実行する必要がある。 IBM PCやAmigaなどの16・32ビットマシンでは、16ビット値を一度に読み書きできるDPEEKやDPOKEのようなコマンドが公式で用意されていた。Sinclair QLでは、16・32ビット値の読み書きができるPEEK_W/PEEK_L、POKE_W/POKE_Lコマンドがあった。Atari STシリーズでは、コマンド名称は8ビットのコマンドと同様だが、読み書きするビット幅を指定することができた。また、いくつかの8ビットマシンには、16ビット幅のPEEKとPOKEを行うBASIC方言があった。例えば、東ドイツの"Kleincomputer" KC85/1(別名 Z9001)やKC87には、DEEK、DOKEコマンドがあった。
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