16ビットアーキテクチャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 02:04 UTC 版)
「16ビット」の記事における「16ビットアーキテクチャ」の解説
有名な16ビットプロセッサとしては、PDP-11, Intel 8086, Intel 80286 と WDC 65C816 がある。Intel 8088 は Intel 8086 とプログラム互換であり、16ビット長のレジスタと算術命令を持っていたので、外部バスは 8ビット長であるが、16ビットプロセッサと呼ぶことができる。 16ビット整数は216 (=65,536) 種類の値を保存することができる。符号なしの表現では、0 から 65535 までの整数値となる。2の補数の表現では、-32768 から 32767 までとなる。したがって、16ビットメモリアドレスを使用するプロセッサは、64キビバイトのバイトアドレスメモリを直接アクセスできる(アドレス空間が64キビバイトである)。 16ビットプロセッサ全盛時代にパーソナルコンピュータで使われた主要なオペレーティングシステムには、PC DOS およびMS-DOS、OS/2 1.x などがある(Microsoft Windows 3.0 は正確にはオペレーティング環境と呼ばれた)。 16ビットプロセッサはパーソナルコンピュータの分野ではほとんど使われなくなったが、多くの組み込みシステムでは使用されている。例えば、16ビット XAPプロセッサが多くのASICで使われている。
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