算術命令とは? わかりやすく解説

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さんじゅつ‐めいれい【算術命令】

読み方:さんじゅつめいれい

コンピュータープログラミング言語で、四則演算を行うための命令


算術命令

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 02:01 UTC 版)

データゼネラルNova」の記事における「算術命令」の解説

すべての算術命令はアキュムレータ間で動作する2つオペランドを必要とする演算では、1つはソース・アキュムレータから、もう1つはディスティネーション・アキュムレータから取り出され結果はディスティネーション・アキュムレータに格納された。 単一オペランド演算では、オペランドはソース・レジスタから取り出され結果はデスティネーション・レジスタに置き換わった。 すべての単一オペランド演算では、ソース・アキュムレータとディスティネーション・アキュムレータが同じであることは許容され演算期待どおり機能したすべての算術命令には「ノーロード(no-load)」ビット含まれており、これがセットされると、結果がディスティネーション・レジスタに転送されるのを抑制した。これは、ディスティネーション・レジスタの既存内容を失うことなくテスト実行するために、テストオプションと組み合わせて使用された。 アセンブリ言語では、オペコードに '#' を追加すると、ノーロード・ビットが設定されるCPUには、キャリービット呼ばれる1ビットレジスタがあり、このレジスタは、算術演算の後に最上位ビットキャリーアウト(桁あふれ)を格納するキャリービットは、命令内の2ビットフィールド使用して演算実行する前に必要な値に設定することができる。 ビットは、命令実行する前にセットクリア、または補完することができる。 アセンブリ言語では、これらのオプションは、オペコードに文字追加することによって指定される。 'O' - キャリービットセット、'Z' - キャリービットクリア、'C' - キャリービット補完、何もなし - キャリービットそのままにする。 ノーロード・ビットも指定され場合指定したキャリー値が計算使用されるが、実際のキャリーレジスタは変更されないすべての算術命令には、シフトオプションを指定するために使用できる2ビットフィールド含まれており、これは結果がディスティネーション・レジスタにロードされる前に適用される1ビットの左または右シフト指定したり、結果2バイト入れ替えたりすることができる。 シフト17ビット循環で、キャリービット最上位ビットの「左側」にある。 言い換えれば、左シフト実行されると、結果最上位ビットキャリービットシフトされ、キャリービット以前内容結果最下位ビットシフトされる。 バイトスワップはキャリービット影響与えないアセンブリ言語では、これらのオプションは、オペコードに文字追加することによって指定された。 'L' - 左シフト、 'R' - 右シフト、 'S' - バイトスワップ、何もなし - シフトまたはスワップ実行しないすべての算術命令には、演算結果適用されるテスト指定できる3ビットフィールド含まれていた。 テストが真と評価され場合次の命令スキップされる。 アセンブリ言語では、テストオプションは命令第3オペランドとして指定される利用可能テスト次のとおりである: SZR - 結果ゼロ場合スキップ SNR - 非ゼロ結果スキップ SZC - ゼロキャリーでスキップ SNC - ゼロ以外のキャリースキップ SBN - キャリー結果両方ゼロ以外の場合スキップ SEZ - キャリーまたは結果どちらか、または両方ゼロ場合スキップ SKP - 常にスキップ 何もなし - 決しスキップしない 実際の算術命令は次のようなものである: MOV - ソース・アキュムレータの内容をディスティネーション・アキュムレータに移動 COM - ソース・アキュムレータのビット単位補数をディスティネーション・アキュムレータに移動 ADD - ソース・アキュムレータをディスティネーション・アキュムレータに加算 ADC - ソース・アキュムレータのビット単位補数取り、デスティネーション・アキュムレータに加算 NEG - ソース・アキュムレータの負値をディスティネーション・アキュムレータに移動 SUB - デスティネーション・アキュムレータからコンテンツ・ソース・アキュムレータを減算 INC - ソース・アキュムレータの内容に1を加算し、デスティネーション・アキュムレータに移動 AND - 2つアキュムレータビットごとのANDを実行し結果をディスティネーション・アキュムレータに配置 すべてのオプション利用した算術命令の例は次のとおり: ADDZR# 0,2,SNC これは次のようにデコードされている。キャリービットクリアし、 AC2(アキュムレータ2)の内容をAC0 に追加し結果1ビット右に循環シフトし結果テストしてキャリービット設定されているかどうか確認し設定されている場合次の命令スキップするテスト実行した後、結果破棄する実際には、これは2つ数値加算し結果奇数偶数かをテストする

※この「算術命令」の解説は、「データゼネラルNova」の解説の一部です。
「算術命令」を含む「データゼネラルNova」の記事については、「データゼネラルNova」の概要を参照ください。

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