16ビット版とは? わかりやすく解説

16ビット版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 04:26 UTC 版)

CP/M」の記事における「16ビット版」の解説

16ビットCPU用のCP/M存在した最初の16ビット版であるCP/M-86Intel 8086版で、続けてモトローラ68000版のCP/M-68Kがリリースされた。1982年リリースされオリジナル版のCP/M-68KはPascal/MT+68k英語版)で開発され、後にC言語移植された。混乱避けるため、オリジナル8ビット版CP/MはCP/M-80と呼ばれるようになった19821983年頃にオリベッティM20英語版)用としてZ8000動作するCP/M-8000C言語開発された。 CP/M-86IBM PC標準OSとなることが期待されていたが、デジタルリサーチIBM開発契約の話をまとめることができなかった。IBMマイクロソフト白羽の矢立てマイクロソフト86-DOSをもとにPC DOS開発して提供したデジタルリサーチIBMに対して提訴する脅しCP/M-86IBM PC利用できるようになったが、マイクロソフト超えることはできなかった。IBM設定価格PC DOSが$40だったのに対してCP/M-86は$240で、その大きな差に顧客驚かされた。 DECIBM対抗馬として発売したRainbow 100英語版)は、Z80使ったCP/M-80と、8088使ったCP/M-86及びMS-DOS付属しCP/M-86とCP/M-80を同時に使用できた。Z808088並列動作したRainbowでは8ビット版CP/M大量ソフトウェア資産続けて利用しながら、16ビットMS-DOS移行することが可能だったモトローラEXORmacs(英語版)で既に動作していたCP/M-68KはAtari ST搭載され出荷されるはずだったが、アタリはGEMDOSという新しDOSを使うことに決めた。CP/M-68KはSORDのM68とM68MXでも使われた。 16ビット版CP/Mアプリケーションは新CPU向けに再コンパイルが必要で、もしアプリケーションアセンブラ記述されている場合は、ゲイリー・キルドール1981年開発したトランスレーターのXLT86を使い8080用のASMファイル8086用のA86ファイル変換した8080レジスタどのように使われているのかを分析し関数呼び出し正しく理解して、CP/M-80やMP/M-80用に書かれアプリケーション自動的にCP/M-86MP/M-86アプリケーションコード最適化しつつ変換することができた。XLAT86はそれ自身がPL/I-80で記述されており、CP/M-80だけでなくDEC VMS (VAX 11/750用と11/780用)でも動作したアーキテクチャの種類ごとに各々トランジェントコマンド拡張子異なっており(CP/M-80:.COMCP/M-86:.CMD、CP/M-68K:.68Kなど)、同一ファイルシステム内で複数アーキテクチャ用のCP/M混在させることが出来た実際の製品としては、PC-9800シリーズ用SPARKシリーズがあり、実行指示されコマンド拡張子によって区別し8086動作するコマンドと、Z80動作するコマンド混用することが出来た

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16ビット版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 08:23 UTC 版)

ファイルマネージャー (Windows)」の記事における「16ビット版」の解説

オリジナルの16ビット版ファイルマネージャ8.3形式ファイル名表示するWindows95含まれているファイルマネージャにおいても、ロングファイルネームまたは空白文字含まれていた場合前述8.3形式ファイル名形式従いファイル名のうち最初の6文字と、その後チルダ(~)と数字組み合わせ(1, 2, 3...)により表示するWindows 3.1Windows for Workgroups 3.1xに含まれていたファイルマネージャは、2000年問題対応しておらず、ファイル名日付部がセミコロン置き換わるバグ存在したマイクロソフトはこの問題対しすべてのWindows 3.1x OS環境下に修正したモジュール配布した[いつ?]。

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