オリジナルの開発・公開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/07 18:34 UTC 版)
「Tera Term」の記事における「オリジナルの開発・公開」の解説
物理学者の寺西高によるオリジナルは、1994年から1998年にかけて開発された。16ビット版のTera Termと32ビット版のTera Term Proが有り(以降では明記しない限りは16ビット版と32ビット版を明確に区別せずにTera Termと記述する)、telnetによるリモートホストへの接続と、シリアルポートでの接続を可能とし、マクロを備えているのが特徴であった。 XMODEMやZMODEMなどのバイナリ転送プロトコルもサポートしており、パソコン通信やUNIXへのログインに好く使われていた。組み込み分野ではハードウェアにシリアルポートで接続し、機器の試験のためにマクロ機能が利用されることも多かった。 また、Robert O’CallahanによるTTSSH(An SSH Extension to Teraterm)をプラグインとして組み込むことで、Tera Termに拠るSSH1接続が可能となっていた。 このTera Termの最終バージョンは2.3で、対応OSはMicrosoft Windows NTおよびMicrosoft Windows 95である。 「オリジナルの」Tera Termは、1990年代のWindows向けフリーウェアとしては、珍しくソースコードが公開されている。しかし、ソースコードを変更したバイナリを再配布するには原作者の許可が必要とされていて、Open Source Initiativeに拠るオープンソースの定義には厳密には合致しない。なお、TTSSHは当初からオープンソースライセンス(BSDライセンス)で公開されている。
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