マクロ‐きのう【マクロ機能】
読み方:まくろきのう
マクロ
【英】macro
マクロとは、アプリケーションソフトでよく用いる操作手順をセットにして登録しておき、任意に呼び出して実行させることができる機能のことである。
マクロ機能を用いて複数の手順をセットで登録することにより、入力作業量を減らし、同時に誤操作を減らすことができる。ワープロソフトや表計算ソフトなどの多くがマクロ機能を備えている。
マクロを行う方法には、主にキーボードマクロを用いる方法とマクロ言語を用いる方法がある。
キーボードマクロを用いる方法では、記録開始~記録終了までの間に行ったキーボードやマウスからの入力作業を記憶させて、繰り返させることができる。キーボードマクロには、手順の登録が直感的で簡単であるというメリットがある。
また、マクロ言語を用いた方法では、プログラミングによって記述された処理手順を呼び出して実行する。プログラミング言語を扱うためキーボードマクロに比べて難易度が高いが、キーボード操作では再現できない操作も登録することができるなど、より柔軟なマクロの操作が可能となっている。
マクロ機能を持ったアプリケーションソフトには、マクロ言語の開発環境や動作環境が用意されている。作成されたプログラムは文書ファイルに他のデータと一緒に保存される。マクロ言語はアプリケーションによって異なるが、同じメーカーのアプリケーションでは、基本的な仕様が統一されている場合もある。
なお、マクロの機能を悪用して生まれたコンピューターウィルスが、マクロウイルスである。
マクロ
(マクロ機能 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 07:49 UTC 版)
マクロ(macro)
- 英語などの接頭辞・単語、およびそれに由来する日本語(外来語)。「巨大な(もの)」「巨視的」。ギリシア語のμακρός(makros、長い)が語源。
- マクロ経済学 - 経済学において、個別の経済活動を集計し、一国の経済全体を扱うもの。
- マクロビオティック - 桜沢如一が考案した長寿法・食生活法・食事療法。
- マクロブロック-線形ブロック変換に基づく画像及びビデオ圧縮形式の映像に関する処理単位。(略称:MB)
- マクロスコープ - 単眼鏡の一種。
- ナエウィウス・ストリウス・マクロ - 古代ローマの親衛隊長官。(Naevius Sutorius Macro)
- 電子回路、EDA分野の用語で、特定の機能をもった回路のブロック。
- モノポール宇宙物理学宇宙線天文台 (Monopole Astrophysics Cosmic Ray Observatory, 略称MACRO)
- ローマ現代アート美術館「マクロ」(伊: Museo di Arte contemporanea di Roma, 略称MACRO)
- Mr.Children 2005-2010 <macro>
- マクロ撮影 - 写真の撮影方法の一つ。被写体の至近距離からの撮影。 ⇒ 接写
- マクロレンズ - 上記を行うために設計された写真レンズ。 ⇒ 写真レンズ#特殊レンズ/用途・形状別による分類
- マクロモード - 上記を行うためのカメラの機能。
- マクロ (コンピュータ用語) - (1)アプリケーションの機能などのような、高水準で低い粒度の(マクロ)な処理のこと / (2)テキストマクロあるいはマクロ置換などと呼ばれる、変換システム
- マクロ言語 - 上記マクロの言語。コンピュータ言語の一種。チューリング完全な言語もあれば、完全でない言語も存在する。
マクロ(Makro)
- マクロ (ホールセールクラブ) - ホールセールクラブ。SHVホールディングス所有。
関連項目
マクロ機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 02:07 UTC 版)
FreeCADのマクロ機能は一連のGUI操作を記録してスクリプト化をする。マクロ言語としてはスクリプト言語Pythonを採用している。よく利用する機能をあらかじめテキストエディタでスクリプトに記述し、それをインタープリタにて実行することも可能である。
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