Visual Basic 4.0
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 10:14 UTC 版)
「Visual Basic」の記事における「Visual Basic 4.0」の解説
32 ビット版と 16 ビット版の Windows プログラムを開発できる最初のバージョンとなった。爆発的に普及が始まったWindows 95用のアプリケーション開発環境の一つとしてリリースされた。ボタンやコンボボックスのような標準コントロールに加え、サードパーティーから発売されたコントロールをマウスを使ったGUI操作で配置することでアプリケーション画面を作成することができ、プログラム生産性が高いことが特徴だった。特に、サードパーティ製の高機能なコンポーネントが多く発売され、熟練開発者でなくとも操作性の高いアプリケーションが開発でき、当時のエンドユーザー・コンピューティングに大きな影響を与えた。VB4 の言語仕様が Office 95 の VBA に切り出され、Word VBA、Excel VBA、Access VBA の仕様とも融合した。 技術面で見ると、前のバージョンまではVBXコントロールを使っていたが、このバージョンからVisual C++などを用いてCOMのコントロール(OLEコントロール、OCX、後にActiveXコントロールと呼ばれる)を開発し、これらの部品群の組み立てをVisual Basicで行うことが容易にできた。特にExcelなどのアプリケーションをOLEを通じて制御することができるため、帳票を扱うような業務アプリケーション開発の分野で使われることも多かった。
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