MS-DOS版
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「N88-BASIC」の記事における「MS-DOS版」の解説
PC-9800シリーズのMS-DOSへの移行に伴い、N88-日本語BASIC(86)のMS-DOS版が発売された。MS-DOSでの文字コードの扱いに合わせるため、スタンドアロン版では同時に扱うことができたPC-9800シリーズ独自のセミグラフィック文字と2バイト文字が、CONSOLE命令で切り替える排他仕様になった。MS-DOS上でDISK-BASICとファイルを交換するためのコンバータがあったが、DISK-BASICでセミグラフィック文字と2バイト文字の両方を扱ったファイルをMS-DOSへ変換すると文字化けが発生した。 MS-DOS版にはBASICコンパイラも用意されたが、全てのプログラムがコンパイル可能というわけではなかった。またいわゆるネイティブコードを吐くコンパイラではなく、外見としては実行ファイルになるものの内部的には中間表現で、実行にはその中間表現のインタプリタを含んだ200KB近いランタイムライブラリが必要であった。 MS-DOS版の最終バージョンは6.2で、6.3は発売されていない。DISK-BASICにおける6.2と6.3の違いは、(当時における)新しい規格のハードディスクへの対応であり、ディスクアクセスをMS-DOS経由で行うDOS-BASICは拡張の必要がなかったためである。
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MS-DOS版
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1987年に、神津システム設計事務所・コーズシステムプロダクツ(KSP)からBASIC/98 Fastとして発売された構造化BASICインタプリタ/コンパイラ で、その後数社を経て電脳組に権利が譲渡された。N88-BASIC(86)と高い互換性を持ち、さらに文法を拡張した処理系で、NEC PC-9800シリーズ用以外にも東芝J-3100用などがあった。 文法の拡張は、構造化プログラミング、及びモジュラープログラミングに関するものが主となっている。構造化プログラミングのサポートとしては、行分けIF文、SELECT文(C言語のswitch文に相当)などがある。モジュラープログラミングのサポートとしてはローカル変数と引数を持つサブルーチン、関数などがある。
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