MSDとMTCを計算する式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 05:01 UTC 版)
「火星の計時」の記事における「MSDとMTCを計算する式」の解説
火星日(MSD)はように、地球時(TT)と呼ばれるユリウス日から計算できる。 MSD =(JD TT − 2405522.0028779)/ 1.0274912517 ただし、地球時は協定世界時(UTC)ほど簡単には利用できない。TTは、最初に差TAI-UTCを加算することにより、UTCから計算する。これは、うるう秒の導入によって時折更新される正の整数秒であり(現在のうるう秒数を参照)、次に一定の差TT-TAI = 32.184 sを加算する。これにより、UTC参照のユリウス日からMSDを与える次の式が得られる。 MSD =(JD UTC +(TAI-UTC)/ 86400-2405522.0025054)/ 1.0274912517 ここで、TAI-UTCの差は秒単位。JD UTCは、エポックのユリウス日を日数のタイムスタンプに追加することにより、エポックベースのタイムスタンプ(英語版)から計算できる。たとえば、tが秒単位のUnixタイムスタンプである場合、 JD UTC = t / 86400 + 2440587.5 単純な置換によって、次のようになる。 MSD =( t +(TAI-UTC))/ 88775.244147 + 34127.2954262 MTCは、MSDの小数部分であり、時間、分、秒で表される: MTC =(MSD mod 1)×24時間 例えば、このページが最後に生成されたとき (12 4月 2022, 05:01:37 UTC) : JDTT = 2459681.71026 MSD = 52710.62628 MTC = 15:01:51
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