BASIC/98とは? わかりやすく解説

BASIC/98

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 07:52 UTC 版)

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BASIC/98
開発元 電脳組
初版 1987年
最新版
Ver. 5.1
対応OS

Win95, 98, 98SE, ME, NT 4.0 SP6a以上, 2000, XP

Vista, 7, 8, 8.1, 10 ※1・※2

※1:Vista, 7, 8, 8.1, 10にはVer.5.1のみ対応 平成19年12月以前に出荷された、Ver.5では一部の機能に制限

※2:64ビット版Vista, 7, 8, 8.1, 10の各OS上では32ビットアプリケーションとして動作
公式サイト https://www.dennougumi.co.jp/products/basic98/ver5/index.html
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BASIC/98(ベーシック キューハチ)は、有限会社 電脳組が販売するBASIC言語の処理系である。

MS-DOS版

1987年に、神津システム設計事務所・コーズシステムプロダクツ(KSP)からBASIC/98 Fastとして発売された構造化BASICインタプリタ/コンパイラ で、その後数社を経て電脳組に権利が譲渡された。N88-BASIC(86)と高い互換性を持ち、さらに文法を拡張した処理系で、NEC PC-9800シリーズ用以外にも東芝J-3100用などがあった。

文法の拡張は、構造化プログラミング、及びモジュラープログラミングに関するものが主となっている。構造化プログラミングのサポートとしては、行分けIF文、SELECT文(C言語switch文に相当)などがある。モジュラープログラミングのサポートとしてはローカル変数引数を持つサブルーチン関数などがある。

MS-Windows版

MS-DOS版の機能の内、機械語ルーチンの呼び出しなどを除く、ほとんどの機能を実装している。2015年現在の最新版はV5.1で、インタプリタのみである。

N88-BASICと互換性を保つため、画面サイズは640×400ドットまたは640×480ドットのいずれかしか選べない。文法互換といってもわずかな違いはある上、文法拡張に伴う予約語の増加などの関係で、移植の際には多少の手入れが必要になることが多い。しかし、プログラム入力時に行単位で文法をチェックする機能があるので、ほとんどの場合修正は容易である。

動作は安定しているので十分実用になるが、実行速度は必ずしも速いとはいえない。プログラムの内容にもよるが、フリーウェアのBASICインタプリタの中に、これよりはるかに速く動作し、画面サイズが任意に変えられる実用性の高い処理系も存在する。





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