5代目 GT/GK系とは? わかりやすく解説

5代目 GT/GK系(2016年 - )

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 02:22 UTC 版)

スバル・インプレッサ」の記事における「5代目 GT/GK系(2016年 - )」の解説

5代目新世代プラットフォームである「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を初め採用。これにより操舵応答性操舵安定性飛躍的に向上するとともに衝突時のエネルギー吸収量を先代モデル1.4倍としたことで乗員保護性能高めボディ構造最適化高張力鋼板の適切配置により重量増加抑えながら全方位前面後面側面)においての衝突安全性も向上した併せてボディフレームワーク一新プラットフォーム上屋骨格の結合強化、リアフレームとサイドシル結合構造見直し構造用接着剤などを行いサスペンションフロントにおいてクロスメンバーの構造変更しリアにおいてはサブフレームブッシュの形状変更行ったことでボディサスペンション剛性大幅に向上。温度空間均一化静粛性の向上を実現するため空調ユニットにヒーターブロアユニット一体型採用したキャビンスペース拡大されステアリングのチルト・テレスコストロークを拡大したほか、フロントシート構造刷新している。 ボディサイズは、「インプレッサSPORT」、「インプレッサG4」ともに、先代モデルに対して全長は+40 mm全幅は+35 mmホイールベースは+15 mmそれぞれ拡大また、全高は「インプレッサSPORT」が+15 mm、「インプレッサG4」は−10 mmとなった。なお、最小回転半径先代と同様、5.3 mを維持している。 安全性能では、日本車で初採用となる「歩行者保護エアバッグ」を全車標準装備バンパー内部圧力センサーにより歩行者との衝突事故検知し瞬時フロントガラスAピラー下端エアバッグで覆うことで、歩行者頭部へのダメージ軽減を図る装備である。また、先代モデルでは一部グレードメーカー装着オプションとしていたSRSサイドエアバッグSRSカーテンエアバッグ加え前面衝突時にドライバー下肢への被害軽減を図るた運転席SRSニーエアバッグを初採用デュアルSRSエアバッグ合わせ合計7つ乗員保護エアバッグ標準装備とした。 運転支援システムEyeSight (ver.3)」は、前輪駆動車にも拡大展開し全車標準装備とした。新たに車線中央維持機能」を採用するとともにACC全車追従機能クルーズコントロール)の機能強化実施している。 また、自車の後側方から接近する車両検知しドライバー注意を促すことで安全運転サポートする「スバルリヤビークルディテクション」(後側方警戒支援システム)、ステレオカメラ先行車や対向車などの灯火検知して、ハイビームロービーム自動切り替えるハイビームアシスト」を新採用。これらは「アドバンスドセイフティパッケージ」として、全グレードメーカー装着オプションとした。 そのほかコーナー交差点で、ステアリング操作合わせてヘッドランプ光軸左右に動かす「ステアリング連動ヘッドランプ」(2.0i-S EyeSight標準装備その他のグレードメーカー装着オプション)、コーナリング時でのライントレース性を向上するアクティブ・トルク・ベクタリング」(2.0i-S EyeSight標準装備)も新採用したエンジン先代モデルから継続搭載となる、水平対向4気筒1.6 Lの「FB16」型と、同2.0 Lの「FB20」型を採用2.0 Lエンジンの「FB20」型は燃料システム直噴化し、約80%の部品設計見直とともに先代比約12 kg軽量化実現したことで、燃費実用トルク両方の向上を実現また、エンジン本体の高剛性化と固定点追加によって振動騒音低減した最高出力は、3 kW (4PS) 向上し113 kW (154PS) を発生。なお、最大トルク数値196 N・m (20.0 kgf・m) で、先代からの変更はない。 1.6 Lエンジンの「FB16」型は出力性能維持したままで環境性能の向上、振動騒音低減大幅な軽量化行い静粛性操縦安定性燃費向上実現している。最高出力最大トルク数値先代同一数値であるが、それぞれの発生回転数数値異なっている。 トランスミッションは、先代モデルの1.6 L・四輪駆動車設定されていた5MT廃止し、全グレードがリニアトロニックのみの設定となった構造全面的に改良されチェーンさらなるショートピッチ化とレシオカバレッジ(変速範囲)の拡大 (6.28 → 7.03) によって発進加速性能高速巡航時の燃費を向上させた。さらに、トルクコンバータ小型化ケース肉厚最適化により、先代モデル比約7.8 kg軽量化実現したまた、マニュアルモード先代6速から、7速に多段化している。 デザインにおいては新デザインフィロソフィーである「DYNAMIC × SOLID」をスバル量産モデル初め全面採用。「インプレッサSPORT」はサイドフロントガラス傾斜させるとともにルーフ後端下げウィンドウのショルダーラインとドア下部キャラクターライン加えて前後フェンダーから流れる「ダイナミックブレード」と呼ばれる新たなキャラクターライン採用リアはリアコンビランプを左右に大きく張り出し大型ルーフスポイラーや翼端板採用リアバンパーフィン形状にすることで空力性能高めた一方、「インプレッサG4」は、クーペの様な流麗なルーフラインとハイ&ショートデッキの組み合わせ優れた空力性能とスポーティさを備えたセダンフォルムを実現。リヤスタイルは、キックアップしたトランクリッドリヤバンパーによるシャープシルエットにより、スポーティセダンらしいデザインとした。 インテリアでは、インパネステッチ施し加飾パネルをはじめ、コンビメーターやステアリングシフトノブ、ベルトリングなどの重要なパーツ周囲金属調のパーツ囲う「ケーシングモチーフ」を採用した。 なお、本モデルより、北米仕様北米スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク (SIA) で現地生産されることとなった(※下記年表の「2016年11月2日」にて詳説)。北米仕様ではBピラーテーラーロールドブランクTRB)材が使われている。

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