上屋とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 建設 > 家屋 > 屋根 > 上屋の意味・解説 

うえ‐や〔うへ‐〕【上屋】

読み方:うえや

宮中で、天皇御座所近くにある女官詰め所

「ゆゆしさに—に隠れ伏しぬ」〈八一


うわ‐や〔うは‐〕【上屋/上家】

読み方:うわや

建築現場などに設けた仮屋根。素屋根(すやね)。

駅や埠頭(ふとう)などで、旅客または貨物雨露から防ぐために設けた屋根をかけただけの建物

保税上屋(ほぜいうわや)」のこと。

霊屋(たまや)」に同じ。


上屋

読み方:カミヤ(kamiya)

所在 岐阜県大垣市


上屋

読み方:カミヤ(kamiya)

所在 滋賀県野洲市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒503-0957  岐阜県大垣市上屋
〒520-2316  滋賀県野洲市上屋

貨物上屋

(上屋 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 04:37 UTC 版)

鉄道駅における貨物上屋の例(筑波鉄道上大島駅、1979年9月撮影)※撮影時は別目的で使用。

貨物上屋(かもつうわや)は、鉄道駅空港などに設置され、貨物の荷捌き、積み降ろし、保管などに使用される建物である。

単に上屋ということもある。倉庫との大きな違いは、壁が無いか一部の側にだけ設けられていて、大半の場合は開放構造になっているほか、柱と屋根だけの建物になっていることである。

鉄道駅

鉄道駅では貨物上屋は貨物ホーム上や駅の脇に設置される。貨物ホーム上家ともいう[2][3]。貨物上屋の構造は、ホーム側の側面は開放型である。反対側の側面は壁になっているが、荷物の搬入等のために壁の一部が開放されているか、あるいは扉になっているものもある。貨物上屋には様々な形態があるので、壁がない貨物上屋や、貨物上屋の一部が倉庫になっているものもある[4]

「上屋」は英語のwarehouse(倉庫)が由来であるが、アメリカ英語ではFreight house、イギリス英語ではGoods shedと呼ばれる。

空港

空港においては、滑走路駐機場の脇に設置されて、主に地上の輸送手段と航空機との間の荷捌き、取り回し作業を行うために用いられている。一般に航空コンテナは、空気抵抗を減らすなどの理由で丸く複雑な形になっている航空機の特殊な形状に合わせて機種ごとに製造され、また自重と容積を減らす要求が強いことなどから強度が低いといった問題があり、地上輸送と航空輸送の間を航空コンテナで一貫輸送するということは少ない。このことから、地上の輸送手段から航空コンテナへ、またはその逆の荷物の詰め替え作業が、倉庫または上屋において行われている。

港湾

荷さばき場(コンテナフレートステーション

港湾では、岸壁の後背地に設けられて、やはり地上の輸送手段と船舶との間の荷捌き、取り回し作業に用いられている。港湾法では港湾施設のひとつ[5]と位置付けられている。航空機とは異なり、船舶用の海上コンテナは地上の交通手段であるトラックや鉄道で一貫輸送されることが一般的である。このため、コンテナ化が進行した現代では上屋における作業が行われることはあまりなく、港には岸壁とコンテナ扱いのクレーン、コンテナの保管場ばかりが目立つということになっている。

在来型の貨物船で運ばれる貨物や、コンテナでも港において複数の荷主の貨物を1つのコンテナに詰め合わせて輸送する場合などでは上屋での作業を伴うことがある。輸送形態により、荷主から船へ貨物を直送したり、一旦港の倉庫で保管したりするため、陸上輸送や保管、船積みに関する費用や責任を誰が担当するかは様々である。そのパターンに応じて名前が付けられており、例えば「本船直背後上屋受けエプロン出し」という形態では、貨物上屋まで貨物を運び込む責任が荷主、または荷主から依頼された陸上輸送業者にあり、上屋から船積みに関する責任は船会社、または船会社から依頼された港湾荷役業者にある。上屋内部での管理責任が誰にあるかはさらに細分されている。このように上屋は海陸一貫輸送業務における責任分界点となることもある。

外国貨物を扱う貨物上屋の多くは、関税法に基づく保税地域の一種である、保税蔵置場[6]の許可を受けている。

脚注

  1. ^ 新村 2002.
  2. ^ 「うわや」の漢字表記は「上屋」と「上家」の二つがある[1]
  3. ^ 坂本 (2004, p. 19)では「貨物ホーム上家」と表記されている。
  4. ^ 河田 1974, p. 189.
  5. ^ 港湾法 - e-Gov法令検索第2条第5項第6号
  6. ^ 従前の保税上屋と保税倉庫の制度を1994年に統合したもの

参考文献

関連文献

関連項目


上屋(うわや)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 23:04 UTC 版)

駐輪場」の記事における「上屋(うわや)」の解説

最もシンプルな平面屋外駐輪場空き地砂利敷いてあるだけだが、路面コンクリート舗装して屋根のみで壁の無い建物(上屋、サイクルポート)が建っている場合がある。

※この「上屋(うわや)」の解説は、「駐輪場」の解説の一部です。
「上屋(うわや)」を含む「駐輪場」の記事については、「駐輪場」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「上屋」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「上屋」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



上屋と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「上屋」の関連用語

上屋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



上屋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日本郵政株式会社日本郵政株式会社
Copyright (C) 2025 JAPAN POST SERVICE Co.,Ltd. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの貨物上屋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの駐輪場 (改訂履歴)、倉庫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS