5代目 K14型系(欧州仕様マイクラ、2017年 -)
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「日産・マーチ」の記事における「5代目 K14型系(欧州仕様マイクラ、2017年 -)」の解説
2017年、K14型の新型マイクラが登場。欧州および南アフリカで販売されているが、日本向けについては公式のアナウンスはされておらず、未導入である。 2013年4月26日、日産は次期型マイクラをルノーの欧州域内の工場で生産すると発表。2016年に生産開始を予定しており、欧州の左ハンドル市場に供給するとした。そして2016年9月29日 - 30日にフランスで開催された「パリモーターショー2016」にて 新型「マイクラ Gen5」を初公開、5代目モデル(K14型)が先行発表された。この時点において日本市場向けマーチを含む欧州向け以外のマーチ / マイクラの次期モデルについて公式アナウンスはされていない。 2017年1月からフランスのルノー・フラン工場で生産を開始、3月に欧州で発売した。 プラットフォームは先代からのVプラットフォームを改良して使用。ボディは低く(-55mm)、長く(+174mm)、幅広く(+77mm)、ホイールベースも長く(+75mm)された。クラストップレベルの室内空間の広さを実現した、という。全幅は1,743mmと、日本の小型車枠を超えるサイズにまで拡大されている。 エンジンはダウンサイズされた。HR09DET型・0.9L 直3ガソリンターボ90PS、BR10DE型・1.0L 同自然吸気71PS、K9K型・1.5L 直4ディーゼル90PSの3機種。トランスミッションはすべて5MTのみ。なお1.0L・NAは遅れて5月の発売とされた。 2018年6月からは、南アフリカ共和国でもK14型を発売。エンジンは0.9Lガソリンターボのみを設定。なお同国では先代のK13型系と併売されている。 2019年1月28日、新開発エンジンを発表。HRA0DET型1.0L・3気筒ターボの「IG-T」100PS(トランスミッションの違いで2種)、およびHR10DDT型1.0L・3気筒ターボの「DIG-T」117PS。GT-Rに使われた「ミラーボアコーティング」技術を採用している。トランスミッションは「IG-T」には5MTに加えこれまで設定のなかったCVTが追加された。また「DIG-T」には6MTが組み合わされる。引き換えに0.9Lターボはラインナップから落とされた。この時点では1.0L NAと1.5Lディーゼルは残ったが、2020年5月時点で両者は選択できなくなっている。 2019年11月には南アフリカでも「DIG-T」を追加設定(84 kW仕様)。 2020年11月26日、欧州向けの2021年モデルを発表。グレード体系を変更し、内外をスポーティに仕立てた「N-Sport」を新設定したほか、安全装備やコネクティビティを充実させた。またエンジンはユーロ6d排出ガス基準適合の3気筒ガソリンターボ1.0 L・92 PSに絞られ、5MTまたはCVTを組み合わせる。
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