2013年大会開催までの主な出来事
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「2013 ワールド・ベースボール・クラシック」の記事における「2013年大会開催までの主な出来事」の解説
2009年 3月25日 - 第2回大会が終了した後、WBCが五輪種目から外れた野球に遺産を提供しなければならないとの見解を示した。またバド・セリグMLBコミッショナーは、2013年に開催される大会は24か国を出場国とし、開催時期に関しては今までどおりの3月に開催することを明言、大会のためにMLBのシーズンを中断することや、ワールドシリーズ後の11月に開催することを考慮していないとし、「タイミングが悪いと言われていることは理解しているが、大会を開催できる本当に唯一の時期。」と語った。さらにこの時点では正式な発表ではないものの、決勝戦に進出した日本と韓国の予選が免除となる見通しであると報道された。 2010年 1月14日 - IBAFのリカルド・フラッカリ会長が、IBAFワールドカップをWBCの予選として開催したい意向を表明。この大会を創設したメジャーリーグ側と話し合いたいと語った。 10月5日 - 運営委員会が参加チームを28か国とし、本大会に先立つ2011年秋に、前回大会で勝利のなかった4か国(カナダ、チャイニーズタイペイ、パナマ、南アフリカ)に新しく参加する12か国を加えた16か国で予選を行う方針を打ち出した。 2011年 5月18日 - アメリカ・ニューヨークでWBC運営委員会を開き、第1ラウンドと第2ラウンドの1位決定戦を廃止して大会期間短縮を図る方針を確認。 6月1日 - 第3回ワールド・ベースボール・クラシックの運営会社(WBCI)は、出場国・地域を前回大会の16か国・地域から28か国・地域に増やすとともに、新たに予選ラウンドを実施すると正式発表した。 7月22日 - 日本プロ野球選手会は臨時大会で、各国・地域に対する不平等な参加条件が改善されない限り不参加する決議を行った。WBCの収益は66%をMLBと選手会が受け日本の利益配分は13%でありながら、スポンサー権やライセンシング権の各国所有を認めず主催会社のWBCインクが独占しており、優勝賞金を得なければ遠征費や強化費などの出費を賄えないという状態を問題視した(なお、複数のメディアがWBCの収益の66%を「アメリカ」が受けると報道したが誤りである)。選手会は、IBAF主催大会やサッカーの国際大会のように参加各国が公平な立場を得られなければ、出場はできないと発表した。 10月14日 - プロ野球オーナー会議の議長を務める島田亨・楽天オーナーが渡米、ニューヨークにてWBC主催者と参加交渉。 10月20日 - 渡米交渉の内容報告。NPBと12球団オーナー会がWBC参加の方針で固まる。代表常設化により長期スポンサー契約を結び、WBCロゴ使用期間のスポンサー料をWBCIに支払うことで基本的に合意したとみられる。12月のNPB選手会総会での了承により、正式に参加決定。 12月1日 - プロ野球オーナー会議にて、正式にWBC参加表明。 12月2日 - 第26回IBAF会議出席者に向けたMLBによるWBCプレゼン会を開催。2013WBCから正式な世界一決定戦になることや、2012年1月中に予選組み合わせを発表することが明らかになる。 12月3日 - アメリカ・ダラスでの第26回IBAF会議において、WBCが世界一を決める世界選手権になることを承認。これに伴い従来から行われた世界選手権であるIBAFワールドカップ、IBAFインターコンチネンタルカップは廃止される。 12月?日(2日以降) - MLBアジア副社長ジム・スモールは、MLB.jpのインタビューで、約1年前、WBCでNPB選手はMLB選手より(賞金その他を含まないギャランティーとして)40%も多くもらっていることをNPB選手会のリーダーたちに話したら驚いていたことや、またこの情報を9月に公にすると、それを知った選手たちがNPB選手会に「信じていいのか」と言い、出場したいので話をまとめてほしい、というやりとりがあったことを明かす。そしてNPB選手会のリーダーたちの貪欲さと理解不足に驚いたと語る。 12月8日 - NPB選手会定期大会においてWBC参加問題を協議するも結論は出ず、2012年2月の春季キャンプで意見を集約して決める方針を確認。 12月14日 - MLBアジア副社長ジム・スモールは、NPB選手会がまだ参加合意に達していないことに対し、現在、日本の代替チームやアジアラウンドの別会場を確保する段階にあり、その手続きは30日以内に終了し、以後、日本は不参加になると語る。MLB副会長ポール・アーチーも、NPB選手会に進展がみられないことに失望を表明。 2012年 2月14日 - ドイツの報道によれば、2012年9月20日から24日、ドイツ・レーゲンスブルクにおいてWBC予選が開催される予定であり、現在は正式発表を待つのみであることが明らかとなった。ドイツ以外の出場国は不明。 2月16日 - 台湾の報道によれば、台湾で行われるWBC予選は、チィニーズタイペイ、ニュージーランド、フィリピン、タイの4か国・地域により、2012年11月8日から11日にかけて開催される予定である。また台湾は本選第1ラウンドの開催地に立候補し、開催地残り1枠を争う。これは3月末に決められ、4月に発表される。そして、本選第1ラウンドは第1回の総当り戦が復活する模様である。 3月8日 - カナダの報道によれば、主催者は2012年9月にバンクーバーで予選開催を望んでいたが、財政や天候の問題があり、別の案として、フロリダのセント・ピーターズバーグでの開催や、ドイツラウンドにカナダを配置することが議論されている。 3月19日 - ドイツ・レーゲンスブルクにおいてWBC予選の記者会見が行われ、ドイツラウンドは、ドイツ、チェコ、イギリス、カナダの4か国により、2012年9月20日から24日にかけて開催されることが発表された。 3月22日 - WBC予選の全ての開催地がWBCIより発表された。 4月1日 - 台湾の報道によれば、第1ラウンド会場発表は5月10日に延期されることになった。台湾が開催を狙う残り1会場は入札により選定される。また、日本は第2ラウンドの開催要求を提出した模様である。MLBでは3週間後にMLB選手のWBCへの参加意思調査表を回収する予定である。 6月16日 - WBC概要が7月10日のMLBオールスターをめどに発表されることになり、日本は暫定出場国として扱われることになった。NPB選手会は7月20日に予定される臨時大会で最終議論となる見通し。 7月18日 - 第1、第2ラウンドが日本で開催されることが明らかとなったと日本国内のスポーツ紙が報じた。報道によると、第1ラウンドは総当り戦、第2ラウンドはダブルエリミネーションとなる。WBCI副社長によれば、大会概要は近く公式に発表される。日本の第1ラウンド組み合わせは、キューバ、中国、予選勝者が有力。 7月20日 - 日本プロ野球選手会が、日本代表のスポンサー権などの譲渡が認められなかったとして大会不参加を決議。これに対しNPBは急遽8月1日に選手会と再協議することになった。 7月26日 - アメリカの開催地が発表された。準決勝、決勝はサンフランシスコのAT&Tパーク、第2ラウンドはマイアミのマーリンズ・パーク、第1ラウンドはアリゾナのチェイス・フィールドおよびソルト・リバー・フィールズで開催される。その他の開催地や組み合わせは後日発表される。 9月3日 - NPB12球団は都内で実行委員会を行い、NPB内に常設代表「侍ジャパン」の事業部局を設置することを決めた。NPB選手会は、要求していた「NPBにお金が集まる仕組みをつくること」が認められたことや、WBCスポンサー権に替る財源確保(4年40億円)が見込まれることから、4日にも不参加決議を撤回することが濃厚である。 9月4日 - 日本プロ野球選手会は、「MLB、WBCIとの関係において、選手会が要望してきたことが概ね実現していると判断できる状況が整ったこと」、「NPBとの関係において、NPBが確立した権利を最大限に活かすための体制作りを確約した事」、以上を理由にWBC不出場決議の撤回をNPBに通知、WBCに参加することが正式に決定した。 9月19日 - WBC予選1組(ジュピターラウンド)開幕。 9月20日 - WBC予選2組(レーゲンスブルクラウンド)開幕。 9月23日 - WBC予選1組は、スペインがイスラエルを破り、本選進出。 9月24日 - WBC予選2組は、カナダがドイツを破り、本選進出。 9月26日 - WBCIよりアメリカ以外の本選会場と日程が発表された。 10月10日 - 日本代表「侍ジャパン」監督コーチ就任会見が行われ、監督に山本浩二氏の就任が発表された。11月16日の国際親善試合キューバ戦より指揮を執る。 11月15日 - WBC予選4組(台北ラウンド)開幕。 11月15日 - WBC予選3組(パナマシティラウンド)開幕。 11月18日 - WBC予選4組、チャイニーズタイペイがニュージーランドを破り、本選進出。 11月19日 - WBC予選3組、ブラジルがパナマを破り、本選進出。 11月29日 - 今月30日を締切としていた代表予備登録メンバーの提出期限が、来年1月16日まで延期されることがWBCIより各国に通知された。いくつかの国から提出が間に合わないという問い合わせがあったため。 12月4日 -WBCIより予選組のプール配置と詳細な日程、ならびに各国代表に招集される予定の著名な選手を各国2名ずつ発表した。 12月19日 - ブランドUSAとデルタ航空が2013WBCのグローバルパートナーになったことがWBCIより発表された。ブランドUSAはアメリカが設立した旅行マーケティング団体で、WBCを通してキャンペーン活動を、またブランドUSAの活動を通してWBCを宣伝する。デルタ航空は本大会における選手やスタッフの移動用に14便のチャーター便を提供する。 2013年 1月17日 - 各国・地域代表の予備登録メンバーが発表された。 1月29日 - コナミが2013WBCのグローバルパートナーおよび福岡ラウンドと東京ラウンドの特別協賛になったことがWBCIより発表された。 2月14日 - メットライフが2013WBCのグローバルパートナーになったことが発表された。 2月21日 - 各国・地域代表の最終登録メンバーが発表された。 3月2日 - 2013WBC開幕。
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