2代目 YD2型とは? わかりやすく解説

2代目 YD2型(2006-2013年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 19:57 UTC 版)

アキュラ・MDX」の記事における「2代目 YD2型(2006-2013年)」の解説

2006年4月ニューヨーク・モーターショーにてデザインコンセプトモデル「MD-Xコンセプト」が出展され9月生産車発表された。また、この代より日本での販売が行われていない先代比べトレッドホイールベース拡大したボディ衝撃吸収構造を持つACEAdvanced Compatibility Engineering)、コンパティビリティ対応ボディとなったニュルブルクリンクにて走行テスト繰り返し行われており、乗り心地ハンドリング特性などのチューニング役立てている。 エンジンは、初採用となるJ37A型 3.7L V型6気筒 SOHC VTECで、シーケンシャルモード付き5速ATが組み合わせられる先代エンジン比べ排気量拡大シリンダライナー鋳鉄からシリコンアルミニウム合金となったほか、インテークポートバルブ形状変更により、圧縮比は10.1から11.0に高められバルブタイミングや、吸排気系改良により、SAEの新計測法で300hpを発揮する。その他マグネシウム合金ヘッドカバー、2ピースマグネシウムダイカストのデュアルステージ・インテークマニホールドなどにより、軽量化達成している。 駆動方式も、VTM-4からレジェンドに初搭載されているSH-AWD変更された。アキュラ・RDX同様、2段増速機構が廃止され軽量仕様で、従来VTM-4比べ7%の軽量化果たしている。常時1.7%増速され、直進状態での前後輪の回転差は、左右の多板クラッチによって吸収している。継続してわずかなスリップが起こるため、クラッチ摩擦材は高耐久専用設計のものを使用している。RDX同じくクルージング時には駆動力最大90%前輪配分するインテリジェント燃費モード採用している。コーナリング時前後配分50:50抑えられている。EPA燃費評価は15/20mpgである。格納式の3列目シート持ち最大で7名が乗車できる。 「スポーツ」「テクノロジー」の2種類のパッケージオプションがあり、さらに「エンターテイメントパッケージ追加できる。「エンターテイメント」は先代ではツーリングモデルでの独立したパッケージであったが、2代目単独での選択できない。 スポーツパッケージには、アクティブダンパーシステムが搭載される。路面状況に応じて電磁石によりダンパー封入され磁性流体粘性コントロールし減衰力動的に連続変化させるBWI Group製のMagneRideシステム利用しMDX用の設計アキュラ独自のチューニングがされている。センターコンソール上のスイッチスポーツ/コンフォート切替が可能。スポーツパッケージはその他、5スポークアルミホイールやパンチングレザーシート、テクノロジーパッケージの装備含まれる。 テクノロジーパッケージはアキュラ/アルパイン製のXM NavTrafficによるリアルタイム交通情報を持つアキュラリンク対応のDVDサテライトナビゲーションシステムを搭載。410WのXM Satellite Radio付きアキュラ/ELS DTSサラウンドリアビューカメラ機能付属。 エンターテイメントパッケージにはフリップダウン9インチモニタや2つのワイアレスドルビーデジタルヘッドフォン、2列目シートヒーターセンターコンソールのシルバートリム、パワーテールゲートなどが装備される。パワーテールゲートはキーからの遠隔操作、ゲートハンドル、運転席ドアスイッチ開閉が可能。全モデルヘッドライトロービームHIDランプ装備されるカナダ仕様には、1列目だけでなく2列目もシートヒーター標準装備となる。ヘッドライトウォッシャーも特徴一つとなっている。パッケージ設定は「テクノロジー」と「エリート」の2つのみでテクノロジーパッケージはアメリカ仕様基本的に同等で、エリートパッケージははスポーツとエンターテイメントパッケージが合わさったものとなっている。ただし、アキュラリンクによるXM NavTrafficを利用したリアルタイム交通情報利用できない製造は、引き続きカナダHCMであるが、他のホンダ車と独立した品質管理検証プロセスを持つアキュラクオリティラインが設けられている(2007年モデルMDXRDXが初)。 2009年モデルではナビゲーションシステムアップグレードが行われ、ボディカラーが2色追加された。 2010年モデルではフェイスリフト受けたエクステリアフロント、リアデザインがアキュラ最新共通デザイン合わせて変更ボンネットやテールパイプも変更された。18インチホイールはデザイン変更され軽量化もされた。エンジン新型3.7L V6エンジンで、最高出力変わらないトルク特性改良されている。シリンダーブロック強化コンロッドなどの高耐久化がされ、圧縮比は11.0から11.2になり、冷却性能向上したVTECは2ロッカーアーム新タイプになり、高速カム時のリフト量が拡大したEGRシステムスパークプラグ吸気バルブスプリングオイルパンオイルポンプなどその他多くパーツ改良されている。 トランスミッション新型6速ATでアキュラ搭載となる。従来5速ATと比較し1速から5速までが大幅にローレシオ化されており、加速性能向上したロックアップ機構には多板クラッチ用いて広範囲ロックアップ作動するようになっており、ローレシオ化と合わせて燃費性能向上している。シフト制御ではコーナリング中に機能するGシフトロジックコントロール加わったコンソールのストレートゲートシフトと共にパドルシフトもあり、オートマチックモード2種類マニュアルモード選択できるエンジントランスミッション改良により、EPA燃費は16/21mpgに向上したシャシーではリアトレーリングアームのスティフナー強化し剛性静寂性向上された。 インテリアではステアリングホイールスピードメーターボタン類改良された。リアビューカメラ標準装備となり、自動減光ルームミラー搭載される。 「テクノロジーパッケージ」ではナビゲーション8インチVGA仕様アップグレードされ、マルチビューリアカメラや音声認識機能強化されている。ミラノレザーの使用域増え、1列目、2列目シートはフルグレインのミラノレザーシートとなる。 「スポーツパッケージ変わりアドバンスパッケージ新設されアルゴリズム改良されたアクティブダンパーシステムや19インチホイールが装備されるインテリアシートがパンチングミラノレザーとなる。後方死角情報表示するブラインドスポットインフォーメーションシステムやアダプティブクルーズコントロールACC)、追突軽減ブレーキCMBS)も用意される。「エンターテイメントパッケージ引き続き用意されリアエンターテイメントシステム(RES)は新しくなった。

※この「2代目 YD2型(2006-2013年)」の解説は、「アキュラ・MDX」の解説の一部です。
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