2代目 YA4型(2000-2004年)
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「アキュラ・CL」の記事における「2代目 YA4型(2000-2004年)」の解説
1999年に初代CLが生産を終了した後、2001年モデルとして2000年の3月にフルモデルチェンジが実施された。外観は先代の意匠を継承したものであるが、先に販売開始されたTLと共通のデザインイメージとなっており、さらには北米国際オートショーで発表されたCL-Xにもより近いデザインとなっている。 搭載エンジンはJ32A型の1種類で、TLのエンジンを流用しており、225PSの標準モデルに加え、スポーツモデルとして出力を向上した264PS仕様が設定されていた。 このスポーツモデルはタイプSの名で設定され、標準モデルに比べてエンジン出力が高くなっていることから、ブレーキが強化され専用の17インチのアルミホイールとスポーツサスペンションを装備していた。しかし当初のタイプSは高出力のエンジンであった割に5速ATの設定しかなく、アキュラの主な購買層に対して訴求力を欠いていた。そのため、生産最終年の2003年モデルにおいてVSAとTSCを廃し、リミテッド・スリップ・デフ(LSD)と6速MTを備えたスパルタンな仕様が設定されたが、このMT仕様はほとんど市場には出回らなかった。 2002年に、兄弟車種であるTLが2003年モデルとして外装をマイナーチェンジした際にあわせてマイナーチェンジを実施、グリルやヘッドライトデザイン等がわずかに変更された。2004年の年次更新でTLは次世代モデルへとフルモデルチェンジを果たすが、販売が芳しくなかったCLはそのまま生産を終了した。2代目CLの販売台数は約31,000台であった。 実質的な後継はアコードクーペであり、アキュラブランドでの直接の後継モデルは設定されなかった。 なお、本車にはATに関する不具合で、保障期間に対する集団訴訟を起こされたことがあった。
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