1回完結・分割式のコーナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 06:07 UTC 版)
「冒冒グラフ」の記事における「1回完結・分割式のコーナー」の解説
各回ごとにオチがつき、その回だけ観てもある程度内容が把握できるコーナー。「世界の言葉」にて翌日の担当者が最後に少しだけ登場するなど、前日・翌日との関連が見られるコーナーもある。 今田の説法 楽屋で東野と板尾が雑談していると、その話題に関して、突然今田が「笑いも一緒やろ」というお決まりの一言を発し、こじつけたような笑いについての説教を始める。このコーナーは全くのアドリブで、今田がうまい例えを思い浮かばない時には、東野と板尾は延々と雑談を続けなければならなかった。「笑いも一緒やろ」の後には効果音として三味線の音が鳴り、最後に決まった際(すべる時もある)にはヴィブラスラップの音が鳴った。 世界の言葉 今田はスナフキン、板尾はインディ・ジョーンズ、東野はアフリカの民族を連想させる謎の衣装で登場。「知識は荷物になりません。あなたを守る懐刀」を合言葉に、3人が交代で毎日ひとつの国を取り上げ、皮肉をきかせた概況を説明する。最後は「そんな○○国でも、犯罪は起こります」ということで、「犯人はこいつだ!」という文の現地語を紹介する。最終回は日本。 放送最終週では、当コーナーに対して「世界各国の悪口を言っているようにしか聞こえなかった」という視聴者からの投書が紹介された。板尾は「国の現状を調べて事実を言っただけ」と反論していた。 サイコロ 3人がそれぞれサイコロ10個ずつ、合計30個を同時に投げ、全部「1」の目が出ることを目指す。1日に1投のみのミニコーナーで、初期はメンバーの1人が「もし全部1が出たら、○○する」(例:東野が他の2人に「一生お前たちを守る」)と無茶な宣言をしながら投げていた。後期は「全部1が出たら賞金○○○万円獲得(300万円からスタート、失敗すると1万円ずつ減額)」という企画になった。セットは古いアパートの一室を模したもので、3人はジャージを着用していた。「1」の出た記録は最低で1個、最高は10個だった。 1996年の『新春かくし芸大会』では、3人がこのコーナーの要領で大きなサイコロを転がし番組タイトルを完成させる演目が行われ、今田は「最近サイコロを転がす仕事ばかりしている」とコメントした。 日めくりカレンダー 3人の一言日記が書かれた日めくりカレンダーが毎日めくられていく。 実験料理 科学研究室のようなセットで、白衣を着た3人が「様々な食べ物を、ふりかけやゼリー、そばなどに加工したらおいしいのか」という実験を行う。試食品自体は完成しており、3人が試食の後コメントする形式である。セットの後ろには、試食品の調理に協力した企業からの花輪が飾られていた。 板尾の歌 あまりメジャーとはいえない演歌・歌謡曲のサビのメロディーに乗せて、板尾が熱唱する。普通に歌っておいて、最後のフレーズだけデタラメな歌詞になる。曲目は週替わりで、金曜では膨大な紙吹雪が舞い散る中での熱唱であった。 オチの例:「バカは死ななきゃアンアアンアアン医療ミス」(香田晋“雪次郎鴉”)「バカ…!馬鹿…!ホテル住まいの小学生」(森雄二とサザンクロス“意気地なし”)「馬場と猪木を寝かしつけて、鶴田と飲みたい」(尾形大作“大連の街から”)「おさるのかご屋は後ろがメスだ」(三田りょう“香水”)「メガネを替えたら子供が出来た」「殺意こらえて共同作業」(細川たかし“夢酔い人”) サウンドスナイパー 今田とテイトウワが出演。「満天握り月太郎」の後を継いで始まったコーナー。視聴者から復讐依頼のハガキを募集し、今田が毎日一枚ずつ読み上げる。今田が「いいだろう!」「やっちまえ!」などと依頼を受諾すると、テイがシンセサイザーからサウンドを流して標的を始末する。復讐と言ってもほとんどがどうでもいい内容であり、あまりにくだらない依頼の場合は依頼者が始末されることもあった。 このコーナーの始めと終りには放映時には「007のテーマ」が流れていたが、冒冒ビデオに収録時は権利の問題から、似た雰囲気のオリジナル曲に変更されていた。 依頼内容の例:同級生を始末してほしい。彼から「これやばいビデオだから」と言われ再生すると『キテレツ大百科』が流れてきた。 サウンドの例:『笑っていいとも!』のCM前の音楽が流れるが、途中から音質が乱れ、最後に銃声が鳴る。 なんでも情報 都内の不動産屋、劇団、アーティストのライブ、成人向けピンク映画館、わたりとしおダンススクールなど、本物の情報ではあるものの、ほとんどの視聴者にとっては特別有用と思えないような情報を伝える。フジテレビの社員食堂に関する情報では時差昼食を催促したり、改編期末期には「どうも終わるらしいで〜!?→もしかしたら終わってしまうかもしれへんで〜!?→もうすぐ終わるかもしれへんで〜!?→間もなく終わってしまうかも!?しれへんで〜情報」の募集告知を行った。BGMは月替わりとなっていた。 エンディング ちょっとしたネタを絡めた、自己紹介とタイトルコール。「今田耕司です」「東野幸治です」「板尾創路です」「(今田)僕たち、○○な3人がお送りする、番組をグラフ化してみる試み」「(3人)冒冒グラフ!」という形式だが、○○の部分は内輪話が多かった。その後は東野と板尾が「縦軸で観る○○な人」「横軸で観る○○な人」と今田のネタを受けたフレーズを挟み、3人で「冒冒グラフ」と唱和を繰り返す。最後は今田の一言で締める(次項も参照)。
※この「1回完結・分割式のコーナー」の解説は、「冒冒グラフ」の解説の一部です。
「1回完結・分割式のコーナー」を含む「冒冒グラフ」の記事については、「冒冒グラフ」の概要を参照ください。
- 1回完結分割式のコーナーのページへのリンク