黏膜とは? わかりやすく解説

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ねん‐まく【粘膜】

読み方:ねんまく

消化管呼吸器排出器生殖器などの内壁の、常に粘液湿っている組織


粘膜

【仮名】ねんまく
原文mucosa

ある種臓器体腔(鼻、口腔、肺、胃など)の湿性内膜。粘膜内の腺が粘液ぬるぬるした濃い液体)を産生する。「mucous membrane(粘膜)」とも呼ばれる

粘膜

【仮名】ねんまく
原文mucous membrane

ある種臓器体腔(鼻、口腔、肺、胃など)の湿性内膜。粘膜内の腺が粘液ぬるぬるした濃い液体)を産生する。「mucosa(粘膜)」とも呼ばれる

粘膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/07 01:32 UTC 版)

粘膜
拡大したヒト食道中央の横切開断面図。
a. 線維性被膜、en:Fibrous covering.
b. 縦走筋 層の分割線維、Divided fibers of en:longitudinal muscular coat.
c. 環状筋線維、en:Transverse muscular fibers.
d. en:Submucous or areolar layer.
e. 粘膜筋板en:Muscularis mucosae.
f. 粘膜, 導管とリンパ節の一部を持つ、Mucous membrane, with vessels and part of a en:lymphoid nodule.
g. 重層上皮層、en:Stratified epithelial lining.
h. 粘液腺en:Mucous gland.
i. 管、en:Gland duct.
m’. 横紋筋線維の横断、en:Striated muscular fibers cut across.
概要
表記・識別
ラテン語 tunica mucosa
MeSH D009092
ドーランド
/エルゼビア
Mucous membrane
グレイ解剖学 p.1110
TA A05.4.01.015、A05.3.01.029、A05.5.01.029、A05.6.01.009、A05.6.01.010、A05.7.01.006、A05.7.01.007、A05.8.02.009、A06.1.02.017、A06.2.09.019、A06.3.01.010、A06.4.02.029、A08.1.05.011、A08.2.01.007、A08.3.01.023、A09.1.02.013、A09.1.04.011、A09.2.03.012、A09.3.05.010、A09.3.06.004、A09.4.02.015、A09.4.02.020、A09.4.02.029、A15.3.02.083
解剖学用語

粘膜(ねんまく、mucous membrane)は、上皮細胞に覆われた外胚葉由来の上皮層である。吸収と分泌に関わる。さまざまな体腔に配置し、外部環境や内部臓器に面している。鼻孔生殖器肛門などあちこちで肌とつながる。

粘膜や腺から分泌された濃い粘性の流体が粘液である。粘膜は体内において見られた場所を指し、全ての粘膜が粘液を分泌するわけではない。その表面がいつも粘液性の分泌物で濡れている柔性膜を称するときに限り、「粘膜」という呼称を用いる。位置的には中空性臓器の内腔表面に多い。粘膜上皮、粘膜固有層、粘膜筋板より構成される。

大概の呼吸器系は粘膜が特徴的である体腔に含まれる。陰茎亀頭陰茎の頭部)、陰核亀頭陰茎包皮陰核包皮は粘膜であって、皮膚ではない。

構成

粘膜上皮
粘膜表層を守る役目の上皮。そのため機械的な刺激の強い部分(口腔食道肛門など)では「重層扁平上皮」で、逆に分泌や吸収の行われる部分(など)では「単層円柱上皮」で構成される。
粘膜固有層
膠原繊維が密に構成する結合組織の層。
粘膜筋板
粘膜固有層の下に位置する平滑筋の薄い層。粘膜固有層粘膜下層を分ける。

粘膜の種類

関連イメージ

関連項目

外部リンク


粘膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 03:35 UTC 版)

小腸」の記事における「粘膜」の解説

小腸の粘膜は粘膜上皮粘膜固有層粘膜筋板構成される小腸内側粘膜は輪状ヒダを持つ。これは十二指腸上部から段々と増え空腸前部顕著に発達しており、回腸に至ると不規則かつ小さくなりながら末端見られなくなる。粘膜には高さ0.5~1.2mm程度突起である腸絨毛がある。これは1mm2あたり30本もの密集状態にあり、小腸全体では500本以上が存在する腸絨毛中には毛細リンパ管が1本通り、それを毛細血管取り囲んだ構造がある。腸絨毛表面にあるワイングラス型の杯細胞は、長さ1μm太さ0.1μm細胞1個あたり約600本の微絨毛覆われている。栄養分はこの微絨毛表面吸収されるため、小腸内壁面積輪状ヒダが3倍、腸絨毛10倍、微絨毛20倍まで広げられており、総面積は200m2と体表の100倍になる。小腸吸収される糖質タンパク質血管吸収され肝臓運ばれる脂質リンパ管取り込む腸絨毛隙間には腸腺リーベルキューン腺)が分泌を行うための小さな開口部がある。 また、粘膜上にはごま粒ほどの孤立リンパ小筋が散らばっている。これが集まり2~4cm大になりM細胞覆われ部分が特に回腸下部多く、これはパイエル板呼ばれるM細胞異物抗原抽出する作用持ち内包するマクロファージリンパ球情報与える。このリンパ球パイエル板内で増殖し形質細胞分化して抗原攻撃する免疫グロブリンA分泌する機能を持つ

※この「粘膜」の解説は、「小腸」の解説の一部です。
「粘膜」を含む「小腸」の記事については、「小腸」の概要を参照ください。

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粘膜

出典:『Wiktionary』 (2021/06/26 10:28 UTC 版)

発音(?)

ね↘んまく

名詞

ねんまく

  1. (解剖学) 消化器泌尿器などの内側覆う軟らかい組織

翻訳


「粘膜」の例文・使い方・用例・文例

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