M細胞とは? わかりやすく解説

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M細胞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/30 19:42 UTC 版)

M細胞(えむさいぼう)または小襞細胞(英:microfold cell, M cell)とは、パイエル板を覆う濾胞被蓋上皮の吸収上皮細胞間に散在する細胞である。膜状の微絨毛を有する。M細胞において細菌ウイルスの取り込みが観察されていることから、M細胞は消化管免疫に関与していると考えられている。なお、赤痢菌は、このM細胞に侵入することが知られている。

参考文献

  • 日本獣医解剖学会編集 『獣医組織学 改訂第二版』 学窓社 2003年 ISBN 4-87362-113-5

関連項目



M細胞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/05 22:15 UTC 版)

パイエル板」の記事における「M細胞」の解説

パイエル板免疫重要な働きをするのがM細胞 (microfold cell)である。M細胞は、腸管の上組織一部で、腸管内と接している。M細胞は腸管内腔側からエンドサイトーシスによって腸管内腔細菌などの抗原取り込み基底膜側で接触しているT細胞B細胞マクロファージ提示することによって、パイエル板内の免疫細胞群に抗原情報伝達するパイエル板内では種々のリンパ球などの間で複雑に情報処理が行われ、病原微生物に対してIgA分泌中心とする免疫応答による排除が、食物由来タンパク質腸内常在細菌に対してアレルギー反応などの異常な免疫反応起こらないような免疫寛容が、それぞれ誘導されていると考えられている。つまり、食物由来タンパク質激しく免疫応答起こしてしまう食物アレルギーにも、パイエル板での情報処理深く関係していることになる。 また、本来は生体防御中枢器官であるパイエル板であるが、病原生物中にはM細胞によるパイエル板への異物取り込み提示機構適応して感染成立させる能力を身につけているものもある。赤痢菌がその例として挙げられる

※この「M細胞」の解説は、「パイエル板」の解説の一部です。
「M細胞」を含む「パイエル板」の記事については、「パイエル板」の概要を参照ください。

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