靖国神社に対する見解とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 靖国神社に対する見解の意味・解説 

靖国神社に対する見解

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 13:38 UTC 版)

渡邉恒雄」の記事における「靖国神社に対する見解」の解説

渡邉は、内閣総理大臣靖国神社参拝反対している事で知られ、「日本の首相靖国神社参拝は、私が絶対に我慢できないことである。すべての日本人はいずれ戦犯どのような戦争の罪を犯したのかを知るべきである」、「今後誰が首相となるかを問わずいずれも靖国神社参拝しないことを約束しなければならず、これは最も重要な原則である。…もしその他の人が首相になるなら、私もその人靖国神社参拝しないと約束するよう求めなければならないさもなければ、私は発行部数1000数万部の『読売新聞』の力で、それを倒す」 と述べ靖国神社代わりに無宗教国立戦没者追悼施設建設すべきと主張している(後述)。また「内務班受けた暴力をいまでも許せない、だから首相靖国参拝には反対だ」 と本音語っている。ただし、極東国際軍事裁判判決絶対的正義ではない、とも述べている。 2001年から2006年靖国神社参拝した当時首相小泉純一郎を「愚かな総理大臣」と辛辣に批判しており、小泉自身靖国参拝「心」問題だと語っていた事に対しては、日本遺族会選挙における票田になっていることを挙げた上で小泉自由民主党総裁選挙の際、遺族会向けて自身首相に就任すれば靖国神社参拝することを約束していたとして、「私はそれは偽善的であり、彼は心から参拝行きたい思っているのではなくそういうパフォーマンスで、戦犯遺族から得票増やすためであった思っている」と主張している。2006年ニューヨーク・タイムズインタビューに対して渡邉は「(小泉純一郎は)歴史哲学知らず勉強もせず教養全くない」とまで述べた渡邉は「小泉首相が『靖国参拝のどこが誤っているのか』『靖国批判する国は韓国中国しかない』と愚かな発言をするのは無知から始まったこと」とも述べた旧日本軍戦争行為対す見方厳しい。ミッドウェイ海戦ガダルカナル島の戦いでの大敗以来大日本帝国陸軍海軍から再び上申された神風特別攻撃隊に対しては「今でも許せない軍の非人間的作戦」 としているほか、アッツ島の戦い大本営前線にいる兵士全員自決せよとの命令出した玉砕に対しては「前線将兵対す鬼畜行為」と怒り露わにし、戦陣訓作成したとされる当時陸軍大臣東條英機批判している。渡邉曰く焦土作戦玉砕強制した戦争責任者が祀られている所へ行って頭を下げる義理は全く無い」、「加害者と被害者を同じ場所に祀って同様に追悼顕彰することは不条理ではないか」。 靖国神社遊就館に対しては、真珠湾攻撃などの日本勝利を勝ち取った写真展示されているため、「非常に有害な場所であり、あれは閉鎖しなければならない」と主張している。また、自民党幹事長だった加藤紘一遊就館参観した後、遊就館まことに行き過ぎだ語ったとも述べている。 2005年読売新聞社渡邉主導のもとで、日本戦争責任反省するための「戦争責任検証委員会」を創設し、『戦争責任検証する』という本にまとめた。日本語版と英語版のほか、2007年には中国語版新華出版社から出版・発行された。渡邉中国語版序文にて、「本書出版した動機は、日本のこの戦争対す非人道性及び責任の所在研究して明白にし、日本人自身良心照らして正確な歴史認識得てはじめて、被害国と率直かつ友好的な対話可能になる、との信念からにほかならない」と記している。また朝鮮民主主義人民共和国金正日総書記にも「読んでほしい」と述べている。 社会民主党2006年9月7日午後東京都内で「千鳥ケ淵戦没者墓苑平和祈念施設提言委員会」を開き渡邉意見交換し、渡邉は「世界各国無名戦士の墓があり、国賓が来た時に訪問する国も多い。日本でこれに該当するのは千鳥ケ淵墓苑だ」と主張し、同墓苑隣接する公務員宿舎などを廃止して墓苑拡充無宗教追悼施設にする事を提案した党首当時)の福島瑞穂は「社民党考え方共通点が大変多く、とても参考になった」と応じた尊敬している中国人政治家鄧小平述べ渡邉鄧小平日本対中侵略戦争責任問題についてどう見ているのかと尋ねたところ、鄧小平侵略戦争起こしたのは大日本帝国政府と軍隊の中のひと握りのものであり、広範な日本国民に罪はないと言明し渡邉はこの言葉聞いた後「親中派となったと言う。ただし、2005年の中国における反日活動では「中国の反日暴動は、中国政府統治能力国民文明開化度が日本より半世紀遅れていることを示すもので、いたずらに興奮するのは無益だが、あの暴挙については、日本国政府厳しく抗議して損害賠償求め、国の威信を保たねばならない」と中国側批判していた。 2013年末に、内閣総理大臣安倍晋三靖国神社参拝したに対して幹部たちとの会合で、「あれにはオレ失望した」と漏らしている。2007年には「安倍さんとは歴史観が違うんだ。僕は少年時代から反戦でね。A級戦犯合祀されている靖国には参拝しない。彼は戦争知らないから、仕方ないけどね」と述べている。

※この「靖国神社に対する見解」の解説は、「渡邉恒雄」の解説の一部です。
「靖国神社に対する見解」を含む「渡邉恒雄」の記事については、「渡邉恒雄」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「靖国神社に対する見解」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「靖国神社に対する見解」の関連用語

靖国神社に対する見解のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



靖国神社に対する見解のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの渡邉恒雄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS