金田探偵事務所および金田少年探偵団
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「超電動ロボ 鉄人28号FX」の記事における「金田探偵事務所および金田少年探偵団」の解説
金田探偵事務所は、旧鉄人の操縦者で私立探偵の金田正太郎がこれから起こるであろう数々のハイテク犯罪の発生を予期し、自らの後継者を育てるために設立した私的組織。妻・陽子の実家である榊財団(榊電子とも)の後援と協力を得て旧鉄人の保存と運用をして来たが、榊財団が中心となって新時代の新しい人のために働くロボットの開発(新・鉄人計画)が始まり、やがてその計画は子供達の未来を護るために少年少女の操縦者を育成する必要が発生したために、嘗ての経験と記憶を生かして正太郎は新・鉄人計画の中核を成し、新しい鉄人を動かす操縦者を育成する機関として、私的組織として探偵事務所を発足させる。だがそれには、犯罪組織ネオ・ブラック団と金田夫妻との積年の戦いが端を発している。 当初は実子の正人が誘拐されており行方不明だったために、鉄人FXの正式操縦者としては三郎が決定していたが、第一話の最中、三郎の危機に正人が突然帰還し、それ以後は正人が正式操縦者として鉄人操縦者の主戦を張る事となる。 ネオ・ブラック団壊滅後、事務所は解散し、少年探偵団は国際刑事警察機構の中に組み込まれ、元一と詩織は海外に異動となり、正人たちは遊撃隊として活動するようになった。 金田 正人(かねだ まさと) 声 - 沼田祐介(タイトルコール及び次回予告ナレーションも兼任) 本作の主人公。正太郎と陽子の息子。鉄人28号FXのパイロットを務める。せっかちでお調子者だが、正義感と行動力を備えており、ヒーローであることに誇りを持っている。 1年前の飛行機事故で消息を絶つが、実はネオ・ブラック団に拉致誘拐され、戦闘員として訓練を施されていた。脱走後、日本に帰国し、FXのパイロットとなり、ネオ・ブラック団との戦いを開始した。当初は軽い気分でヒーローをやっていたが、幾多の事件を通じて真のヒーローに成長していった。 第2部ではインターポールの遊撃隊で活動するようになる。 7月30日生まれのAB型。 金田 正太郎(かねだ しょうたろう) 声 - 田中秀幸(前半のオープニングナレーションも兼任)、折笠愛(少年時代) 金田探偵事務所の所長にして正人の実父。旧鉄人の操縦者として少年時代から数々の実績と功績を挙げている。正人の性格の大半は父親譲りだが、正太郎は大人なだけにヒーローの心得を誰よりも知っており、正人たち次世代を導いている。 第2部ではインターポール長官に就任。 3月25日生まれのA型。 金田 陽子(かねだ ようこ) 声 - 折笠愛 旧姓は榊(さかき)。とある事件に絡んで正太郎と共に事件を解決し、それが縁で正太郎と結ばれ、後に長男・正人を授かる。実家の榊財団(会長は彼女の父)が正太郎の資金的・人材的バックボーンとなっている。榊陽子時代から世界的な電子工学・ロボット工学博士として名を馳せている。 良妻賢母を絵に描いたような女性だが、ギャンブルに強いという一面もある。 第2部ではインターポール遊撃隊の一員になる。 12月19日生まれのB型。 夏樹 三郎(なつき さぶろう) 声 - 草尾毅 もう1人の鉄人パイロット。不良気質ながらも正義感は強く、格闘技に関しては大人顔負けの実力を持つ少年。正人が帰国するまではFXのパイロットに任命されていたので、正人とはFXのパイロットの座を巡るライバルとなり、しばしばぶつかり合うが、幾多の事件を通じて互いに友情が芽生えていき、良き相棒になっていった。フランケン亡き後はブラックオックスの2代目パイロットになる。 父・夏樹ユウサク(声 - 岸野幸正)は有名建築家で、母・皆川ミドリ(声 - 玉川紗己子)も大女優だが、両親は仕事のストレスなどで2年前に離婚し、三郎は父親に引き取られたが、新生活に馴染めなかった為、独立するようになった。両親は離婚後も三郎のことを心配しており、探偵をやめるように説得するも、命を救われたことから、彼のことを認めるようになった。 双葉から「サブちゃん」と呼ばれており、彼女を子供扱いすることも多いが、第31話では彼女のバニーガール姿に異様な執着を示した。 第2部ではインターポール遊撃隊の一員になる。 1990年11月19日生まれ。身長160cm、体重49kg。血液型はB型。 司 元一(つかさ げんいち) 声 - 立木文彦 エアロトレッカーのメイン操縦者。青年と見間違えるような体格の少年で縁の下の力持ち的存在。メカ関連に強く、鉄人メンテナンスのメインクルーも務めている。フランソワーズに好意を持っている。 第2部ではインターポールの海外支部(メキシコ)に異動し、鉄人13号アステカのパイロットになる。第2部での登場は第29話のみとなった。 10月7日生まれのA型。 仁科 詩織(にしな しおり) 声 - 平松晶子 作戦担当にして営業担当。観察力と洞察力に優れ、頭脳明晰なことから、陽子の助手も務め、元一程ではないが、メカに強いところもある。大人びた雰囲気を持ち、子供っぽい双葉とは正反対の性格の為、双葉のストッパー役もしている。相思相愛となったフランを改心させるも、彼が亡くなったことで悲恋に終わってしまう。 第2部では元一と共にインターポールの海外支部(オセアニア)に異動となり、鉄人27号サキガケ(インターポール正式採用機)のパイロットになる。第2部では第28話・第40話・第46話で再登場し、憧れの女優にして暗殺者だったマルガリータことスカーレットとの因縁が描かれた。 2月15日生まれのO型。 光瀬 双葉(みつせ ふたば) 声 - 小桜エツ子 マスコット的存在。大きな丸い眼鏡が特徴的な小柄な少女。性格に幼児性が多々見られ、その口調も年相応「以下」の幼さを有しているが、直感力と洞察力は時々大人を凌駕する。その上、背の低さと体格の小ささ(ただしバストは77cmと年齢のわりに大きめ)で大人が入れない所に入り込んでいくほどの行動力も持つ。 幼い頃に両親をロボット事故で亡くし、天涯孤独の身の上となり、テレビの中のヒーローに支えられながら生きていたが、亡き両親の友人である金田夫妻に引き取られた。自身もヒーローになることを夢見ており、自分のような境遇の人たちの力になりたいと思っている。 第2部ではインターポール遊撃隊の一員となり、エアロトレッカーを操縦してサポートするようになった。陽子から鉄人30号ミラクル・ビーを与えられたことで、探偵団出身の少年少女たち全員が鉄人パイロットになった。 9月8日生まれのO型。
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